スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

エレファントカシマシ  「WE!」4月号  NO.2

2008年04月10日 00時21分39秒 | Weblog
-今だからこそ歌える歌や言葉というのはありますか?-


「例えばカバーの曲って、今まで僕ら一度もやったことなかったんですよ。でも今回アルバムに入れた『翳りゆく部屋』(荒井由実)はもともとすごく大好きで。ユーミンの世界特有の、恋愛をテーマにしてるんだけどもっと深い哲学みたいな何かっていうかさ、そういうものを感じてたし。
それを今までは自分でカバーするところでとどまってたものが、改めてメンバーでちゃんとレコーディングして、しかもアルバムに入れるっていうのも、何かそういう歌を大事にしていこうっていうことに繋がっているのかもしれないね。ファーストアルバムの時は、カバーの曲を入れるなんて思いつきもしなかった。

実は今回も最初は考えてなかったんだけど、ライヴでやったらすごく評判がよくて、レコード会社の人とかもみんな乗ってくれてですね。だったらレコーディングしちゃおうかなって。最初は別にそんな…って思ってだけど(笑)、結果的に入って良かったですよね」


-『桜の花~』は、リリース前からライヴでは披露済みだそうで。-


「ライヴの中においてはひとつのクライマックスというか、一番印象的なところに置いています。『俺たちの明日』『笑顔の未来へ』('08年1月)と合わせて僕らの中では<三部作>と呼んでいますが、この曲はひとつの到達点だし大事な曲なんで、ずいぶん完成まで時間がかかっちゃって。

桜って四季折々に表情があって明るい印象があるし、日本を象徴する非常に分かりやすいキーワードだと思うんですよ。春に咲いて、初夏の花が散っちゃった後んp青葉の桜もすごくキレイだし、枯れちゃってもまた春がやってきて咲く…みたいなのが、すごい人生観と重なるっていうかさ。僕らも輝きを求め生きてて、落ち込んじゃうんだけどまた一歩一歩踏みしめてくっていう…そういう意味で、なかなか分かりやすくていいキーワードだなって。

<例えりゃ人生は花さ/思い出は散りゆき/ああ 俺が再び咲かせよう>っていう歌詞そのままに。なんか。そういうことかなあって思いました」



-今回のツアーでも、さらに歌い込まれて曲が育っていくんでしょうね-



「はい、おっしゃるとおり。曲っていうのはお客さんと一緒にそうやって磨いていくことで強くなって、ホントいろんな表情をライヴごとに見せるんだよねぇ。同じ曲でもさぁ。
『悲しみの果て』なんて何回歌ったか分からないけどさ、毎回違うんですよ。そこがすごいところだと思います。もともと、そういうものなんだろうしね。

札幌は、単独ではすごく久しぶりのライヴになるんですよね。いつもやってる素敵なライヴハウスで、今回のアルバムの曲が中心なんだけど、力強く歌いたいって思います」



以上 WE!4月号よりテキスト抜粋~インタビュアー YUKARI SANAMIさん(WE!)~