スクリーンに恋をして&ライヴレポ

エレカシファンです。しばらく更新できず、すみません。

エレファントカシマシ  「WE!」4月号  NO.1 

2008年04月06日 01時40分05秒 | Weblog
札幌のイベンター「WESS」発行のフリーペーパー「WE!」4月号に

エレファントカシマシ宮本さんのインタビューが掲載されていますので

インタビュー記事を抜粋させていただきます。


インタビュアーはWE!の(YUKARI SANAMI)さんです。


-さまざまな節目が重なった昨年、あらためてバンドを顧みたりされましたか?-

宮本「ああ、そうですね。移籍して最初に『俺たちの明日』('07年11月)っていうシングルを出したんですけども、それはもともとCDになる前にライヴで発表しておりまして。そういった形でこれまでもライヴの中でアルバムに入っている新曲をみんなに聞いてもらってはいたんですけど、この『俺たちの明日』って曲には、何かこうスタートを感じさせる…現在の立ち位置から過去を振り返りながら、それで俺たちの明日に行く、っていうそういう思いが。バンドも4人同い年で、おっしゃるとおり20年以上続けていまして、そんないろいろな思いをこの曲でちゃんと形にできたのがすごくいいスタートになったかなって気がしてます。そこから『STARTING OVER』に繋がっていったっていうか」


-アルバムにはストレートな強さと優しさを同時に感じましたが、コンセプトは?

宮本「すごく大事にしたのは、メロディと自分の声とか。今まで決しておろそかにしてきたわけじゃないんですけど、意識的に自分の声質や歌詞にあったメロディ、<自分の歌>みたいなものをすごく意識して、丁寧に一曲一曲レコーディングしてったっていうところがありますね。特に僕ら、若い時はホントに<ロックバンド>として世に出てすごく…こう情念みたいな、感情的なものをガーッて歌にブチまけるっていう部分を強調されてたりとか。その後20代から30代前半を経て、『今宵の月のように』('97年7月)ではすごく爽やかさみたいなものも出て来るんですよ。で、40になるとさ、今度はやっぱりすごく自分たちのホントの部分、丁寧に歌うみたいなところも含めての表現っていうことをすごく意識してやったというか。そういった、何しろ丁寧に歌うってことでございました。」


-確かにデビューから現在まで、その時代時代ごとでイメージがハッキリ分かれている印象が強いですよね。


宮本「ねえ。でもみんなそうなんだよ、きっと。俺たちはたまたまレコードって形で記録が残ってるけど、10代の時ってやっぱりきっと、不安と夢とロマンとね、いろんなものがこう混ざって。それから段々、現実の自分っていうものに直面して…僕も若い時は、40歳の自分はもっともっと立派なものだって思ってたかもしれないし。でも今、すごく一生懸命歌を歌ってるっていうことに気づいた自分がいる…って言ったら変なんですけど(笑)」


~VO.2へ続きます~