乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『絵本太功記~尼ヶ崎閑居』幸四郎丈 扇雀(現・坂田藤十郎) 三世河原崎権十郎 1985年 歌舞伎座

2014-01-29 | TVで 歌舞伎・能楽
  (2014年 若草山 山焼き)



  『絵本太功記~尼ヶ崎閑居』



 すごいお顔ぶれ!とため息が出る舞台。
 今月二度目で前回感激したので、録画しておいた。
 
 幸四郎丈と扇雀(現・坂田藤十郎)丈に見入る^^
 三世河原崎権十郎さんにも見とれ、ため息が出る。

 福助(現・梅玉)さんの
「もぅ~、目がみ~ぇえ~んぅ…
の台詞は多くある「もう、目が見えん」の中でも絶品。
 器用な役者さんだ。

 涙無くしては観られない『絵本太功記~尼ヶ崎閑居』

 こんな舞台が観たい!
 昔は普通に楽しんでいた重厚な歌舞伎の一舞台。
 今や、名舞台。
 

 みなさま
 拙ブログにお付き合い下さいまして、ありがとうございます



出演:松本幸四郎 初世尾上辰之助 中村福助(現・梅玉) 中村松江(現・魁春) 中村扇雀(現・坂田藤十郎) 中村勘九郎(十八世勘三郎) 三世河原崎権十郎
1985年
83分
カラー
明智光秀の謀反を題材とした時代物で、反逆者光秀の家の悲劇を描く。今回は、懐かしい昭和60年4月歌舞伎座の舞台から幸四郎の光秀、初世辰之助の真柴久吉、福助(現・梅玉)の十次郎、松江(現・魁春)の初菊、扇雀(現・坂田藤十郎)の操、勘九郎(十八世勘三郎)の佐藤正清、そして三世権十郎の皐月という大変豪華な顔ぶれでお届けする。 前半、討死する覚悟の十次郎とそれを止めようとする彼のいいなずけ初菊との初々しくも悲しい恋模様が描かれる。後半は反逆者光秀とその家族の悲劇。凄味と大きさを、低い義太夫節の語りに合わせて無言劇で見せる光秀の<出>が一番のみどころとなっている。(1985年/昭和60年4月・歌舞伎座)






コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ぴぃいぃ~ | トップ | 花組芝居 水下きよし さん ... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明智光秀さんを題材の… (SiSiです。)
2014-01-29 10:54:43
 『絵本太功記~尼ヶ崎閑居』って、明智光秀さんの家の悲劇を物語りとしたのですね。歌舞伎の世界は知らないことばかりで勉強になります。
 奇しくも当方、最近光秀さんと竜馬さんが親戚筋という逸話が本物であったと確信を深めたところです。
名門明智家の家紋は梗紋の「水色桔梗紋紋」、それで竜馬の坂本家がおなじく梗紋の「組み合わせ角に桔梗紋」です。光秀さんの弟(明智左馬助)は、坂本城の守備をしていましたが、滅ぼされた後、弟の末裔が土佐の才谷村に落ち延び、そこで光秀さんが築いた坂本城の坂本をとって、坂本家と名を代え酒屋を営んだとか。家紋を桔梗紋のなかにお酒の升をデザインし、本家より少し変えたとか。竜馬さんの生家にはそんな伝承が伝わっているみたいですね。
 でも、竜馬さん、お父さんもお母さんも坂本家に養子ではいっておられるみたいですから、その息子の竜馬さんは実際には血縁関係は無かったのではないか、というところまで調べがついております。余談でした。
 光秀さんが謀反をおこした後、桔梗紋は縁起が悪いという風評もあってか、同じ桔梗紋の名家が他の家紋にとっ替えたって情報も入手しております。桔梗紋を家紋にされている方々で、光秀さんはじめ、室町時代後期の武将太田道灌や家康に暗殺されたとの噂のある加藤清正や長州藩として明治維新で活躍し暗殺された大村益次郎など、多くの方々がなぜか最期は劇的な亡くなられ方をされているって、これって考え過ぎでしょうか。
これまた余談ですが、私の家紋は「丸に三つ松皮菱」で、大変珍しい形をしています。ルーツはなぞですが、菱の形からして、清和源氏、武田氏?あたりの緒流の一派かもしれません。いづれかの機会に父の本籍の菩提寺があったあたりを訪ねてみたいと思っているところです。
あっ!時間が無い。これからお客様訪問です。長文失礼しました。
返信する
こんにちは (小父さん)
2014-01-29 13:04:26
独りだけで楽しんでいいですね~。

知っている顔ぶれは、松本幸四郎に中村勘九郎(十八世勘三郎) くらいかな~。

でも華やかでしょうね。
十八世勘三郎のアドリブもないでしょうに(笑)
彼のアドリブはニューヨークの平成中村座で英語まじりで
たくさん飛ばしていましたが、その場では許せても
日本ではしつこく聴こえました。

話は飛びますが『やじきた道中 てれすこ』という映画は
いの一番に駈けつけて楽しみましたが、
今思うに、ちょっと、しつこいところもある気がします。

いや彼も魅せてくれます。
松本幸四郎と違った角度からの歌舞伎への導入なのかも知れません。
遊びも入っているのかな?
返信する
こんばんはです。^±^ノ (てくっぺ)
2014-01-29 20:33:21
これは華やかでしょうね。^±^ノ
これだけ豪華絢爛な役者がそろったならば。
力強い舞台になりそうですね。
見たいなあ。^±^ノ
返信する
ありがとうございます^^ (SiSiさんへ)
2014-01-30 09:39:27
SiSiさん、こんにちは
うれしいコメントをありがとうございます。
十次郎(息子)も皐月(母)持ても…
光秀も操(妻)も初菊(十次郎の相手)も皆並みだなくして観る事はできませんでした。
歌舞伎ですから史実とは全く違った世界を作り上げている事も多いので、芝居の筋書きを信じてはいません場合が多いのですが、作品(舞台)として楽しんでいます。

 流石!
 そんな難しい事をお調べになられていたのですか!
 名門明智家の家紋は梗紋の「水色桔梗紋紋」、それで竜馬の坂本家がおなじく梗紋の「組み合わせ角に桔梗紋」ナノですか?
 そして、sisiさんの御家紋は「丸に三つ松皮菱」 清和源氏、武田氏…何か、たぐれそうですね。何かありますよ!!!「丸に三つ松皮菱」を見てみました。珍しいですね☆

 家紋はちょうど昨日、京大文学部の図書館で気になって見ていました。
 ずらりと書棚を使いならんだ家紋の本や家系の本に注目していたところ。(書庫ではなく、入ってカウンターの左方向です。)
 図書館は知人に付き添って入り込んでました^^楽しかったです。京大文学部の図書館は落ち着きのある居心地の良い空間でした。

 法然上人や絵巻物の確認と疑問消化をする為に黒谷を一人で歩いていました。
 法然上人とは外れますが、黒谷には当たり前に会津の墓がありました。sisiさんみたいに歴史に詳しいともっと面白いだろうなと悔しい思いをしましたよ^^会津も一応読んでいったのに、何やら現地では思考が飛んでしまいました。
 たった一人でしたので…墓が…墓が怖かった!
 黒谷も滋賀が本家だとか色々書かれているのですが、漠然としていてつかめません。sisiさん、ご指導お願いします


返信する
ありがとうございます^^ (小父さんへ)
2014-01-30 09:58:52
小父さん
うれしいコメントをありがとうございます。

はい、この日は家族が仕事でしたので、一人で観ました^^
正解です十八世勘三郎のアドリブ、無かったですよ(笑)
お~~☆小父さんはニューヨークの平成中村座で英語まじりもご存知なのですね^^え??もしかして?ニューヨークで
たくさん飛ばされますねぇ^^
彼とぶたいに上がられる役者さん達は楽しそうな顔で演じられるのは、不思議です。良い意味で緊張感がほどけ、観客もほんわか見ておられうことも多いです。十八代が亡くなった時、歌舞伎役者さん達が演技ではなくに悲しみまれました。

『やじきた道中 てれすこ』これまたテレビで見ました^^あはは、娯楽映画ですね^^ご子息の『真夜中の弥次さん喜多さん』 も面白かったです。

遊び☆役者さんも、そうでしょうね。
歌舞伎の十八番十八番などはどれを見ても演目そのものに遊び心が入ってますものね

小父さん、コメントをありがとうございます。
返信する
ありがとうございます^^ (てくっぺさんへ)
2014-01-30 10:07:41
てくっぺさん、こんにちは
いつも心温まるコメントをありがとうございます。

はぁい^^華やかで私にとってはうれしい舞台でした☆

力強い舞台でした。
なんだかとってもうれしいコメントをありがとうございます^^

昨日はとても温かな一日でしたが、今日は朝から雨が降っています。
乾燥気味だったので、少しうれしい雨となりました。
(人によっては迷惑な雨かも知れませんね^^)
インフルエンザが流行しかけているようですが、この雨で少し落ち着く方向に進むといいですね☆

てくっぺさん、季節がら風邪をひかれませんように☆
返信する

コメントを投稿

TVで 歌舞伎・能楽」カテゴリの最新記事