乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

45; 『歌舞伎十八番集 』から 「助六」 日本古典文学大系 98  岩波書店

2011-03-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 2011年度 45





            『歌舞伎十八番集 』から 「助六」 





『歌舞伎十八番集 』から 「助六」

 日本古典文学大系 98

 P、59~139

 岩波書店

 昭和40年 (P,502)





『歌舞伎十八番集 』「勧進帳」は三度も読んでいるのに、「助六」は 初めて読んだよ。
 
 今回は、

【助六;仁左衛門、白玉;芝雀、白酒売新兵衛;藤十郎、おせん:竹三郎、くわんぺら門兵衛;松緑

 揚巻と髭の意休はここでかなりの遊びを入れて、芝翫と幸四郎】で、楽しんでみた。

 本で読むのなら、思いのまま。役者は随時自由自在。







 ふぐの横飛め= 太ってみにくい様
         ふぐもあり鰐口もある鮫ヶ橋(川柳)  64




 墨染桜、西行桜=「深草の野辺の桜し心あらば今年ばかりは墨染に咲け」 65
          謡曲「墨染桜」
          常磐津「関の扉」
          謡曲「西行桜」



 昔駿州三保の浦に、白龍という漁夫、天人と夫婦になり……  70
          謡曲「羽衣」



 梅        82
          色よりも 香こそあはれと おもほゆれ たが袖ふれし 宿の梅ぞも 
                                 (古今 春 上)
          梅の花誰が袖ふれしにほひぞと 春や昔の月にとはばや 
                          (新古今和歌集  春上 源通具)
          
         

「うぬが鷲なら、おらぁ熊鷹だぁ」  100
          謡曲「熊坂」



「曽我殿原が難儀となつたる友切丸」130




「かく見あらわされしうえは何をか包まん。……」  130
          「見あらわし」=時代物の幕切れ直前に多く置かれる、本性をあらわすと言うパターンで、
                  詰め寄り、名のり、見得の順で行われ、衣装画変わるのが定型。
                  ここでは世話的場から時代物に変わる。
 








 最後までおつきあい下さいまして、ありがとうございました。

 今回も記録のみにて失礼いたします。






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