乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

 近世文芸叢書 :小説第三  「角田川物語」明暦丙申歳十一月日 山田市郎兵衛版   出版者:国書刊行会 非売品  (子供の頃の懐かしい昔話を思い出す)

2018-11-15 | 読書全般(古典など以外の一般書)
 写真は、初めっから、カカァ天下

 

 

 うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば  大伴家持
                           万葉集 巻19 4292

 春うららそえし鴛鴦羽(は)を隠し 流れに添ふる 朧吾が身は   駄鳥乱鳥


  
 佐保川にて




 


 近世文芸叢書  小説第三

  近世文芸叢書 第3

  各巻書名 小説 上巻
  出版者 国書刊行会
  1910年00月
  その他 【サイズ】23cm 【ページ数】527p
 【価格】\0 【刊行形態】全集

 
 事実上貸し出し禁止のため、近隣の図書館で楽しませていただく。




 前日に読んだ『近世文芸叢書  小説第三』「角田川物語」をもう一度読む。

「角田川物語」は明暦丙申歳十一月日 山田市郎兵衛版のものを、明治四十三年九月廿五日印刷のもので、明治四十三年九月三十日に発行された非売品。

 茶色のわら半紙に上下二段に文章が印刷された本書は、昔私が幼かったこと、父親の膝の上で読んでもらった本書の二倍程度の厚みのある昭和に作られた日本昔ばなしを思い出す。

 毎晩二話を必ず膝の上で読んでもらっていたが、物心がついたことには、話の好みがはっきりとしていた。

 父は膝をゆすりばがら私をワクワクさせ、昔話に極端な抑揚をつけて喜ばせてくれた。

 家にあったとても分厚い昔話は二冊。私はその本たちが愛おしかった。

 思えば私の本好きは、その頃からだったように思う。

『近世文芸叢書  小説第三』は明治時代の3〜4センチばかりの薄い厚みの本ではあるが、まさに昔の懐かしい香りがする本であった。

 
 

 近世文芸叢書 :小説第三「角田川物語」明暦丙申歳十一月日 山田市郎兵衛版 出版者:国書刊行会 非売品(歌舞伎『双生隅田川』との違い)

 

 

 



1 小説 上巻
ショウセツ 1
2 伽婢子
オトギボウコ 浅井 了意/著
アサイ,リョウイ
3 恨之介
ウラミノスケ
4 七人比丘尼
シチニン ビクニ
5 二人比丘尼
ニニン ビクニ 鈴木 正三/著
スズキ,ショウサン
6 四人比丘尼
ヨニン ビクニ
7 角田川物語
スミダガワ モノガタリ

8 一本菊
ヒトモトギク
9 貧人太平記
ヒンジン タイヘイキ
10 水鳥記
ミズドリキ 地黄坊 樽次/著
ジオウボウ,タルツグ
11 あだ物語
アダ モノガタリ 三浦 為春/著
ミウラ,タメハル
12 薄雪物語
ウスユキ モノガタリ
13 薄雲物語
ウスグモ モノガタリ
14 他我身の上
タガミノウエ 山岡 元隣/著
ヤマオカ,ゲンリン





 ご覧くださいましてありがとうございます。



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