乱鳥の書きなぐり

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鳴川渓谷で見た、切れた『道切り』  奈良県平群町 『鳴川石仏』すぐ側 写真4枚

2009-09-07 | 民俗考・伝承・講演

     鳴川渓谷で見た、切れた『道切り』 



    (川向こう)
 

  ↓ (川の向こうからこちらに続くなわ)

 

  ↓ (川をはさんで)

 

  ↓ (石仏群のあり切り立つ岩の上)

 



    

            




 

 上の写真は『鳴川石仏』を見上げたところです。

 滝は今は人工的にトタン?のようなもので水を落とされていました。



 その左を見て下さい。

 ほとんど岩の苔の糸と同化した色彩の切れた縄です。

 保護色でわかりにくいかも知れませんが、この縄は正しく『道切り』の切れた一部分だと考えられます。



 以前にも矢田出らの近くまで『道切り』を探しにいった私です。

 私の興奮度は最高値でした。

 振り回される娘。

 相づちをうつ娘。

 そして、苦笑する娘。


 
 川を挟んでのもう一方は 一体どうなっているのでしょうか。

 私ははしゃいで反対の方向に走りました。



 反対の方向にもありました。

 風景にとけ込んでしまったような縄が垂れ下がっています。

 そして川の端で、縄の余った部分はまとめられていました。



 ただでさえ私にとっては珍しい宝のような『道切り』のある景色です。

 それが過酷な自然によって、切れているのです。

 何か考えさせられるものがあります。



 村の人々は ‘災い去れ!’の『道切り』が切れてしまって、どのような気持ちを持たれたのでしょうか?

 私たちには計り知れない思いで、縄をまとめられたのではと、案じております。




                奈良県平群町 鳴川渓谷『鳴川石仏』すぐ側

                2009、09、06






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2 コメント

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Unknown (やまと)
2009-09-07 16:22:01
ふしぎです。奈良は広いです。
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奈良 (やまと さま ★^^★)
2009-09-07 19:23:04
やまと さま
ありがとうございます。

奈良は楽しむほどにいいところだとつくづく思います。
私の知らないものが一杯で、玉手箱のような奈良です。
返信する

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