乱鳥の書きなぐり

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『祇園祭礼信仰記~金閣寺』雀右衛門 幸四郎 我當 信二郎(現・錦之助) 時蔵 田之助 菊五郎 2003年

2014-07-11 | TVで 歌舞伎・能楽
   (イラン ケルマンシャーで  なるくラクダ)



 『祇園祭礼信仰記~金閣寺』


 中村雀右衛門さん 松本幸四郎さん 片岡我當さん 中村信二郎(現・錦之助)さん 中村時蔵さん 澤村田之助さん 尾上菊五郎さんといったわたくしの好きな役者さんばかりが出演されておられる、平成15年10月・歌舞伎座の『祇園祭礼信仰記~金閣寺』を見た。
 この舞台もテレビで何度も見てはうっとりとして、歌舞伎っていいなぁ~と感じている名舞台の一つ。
 松本幸四郎さんの衣装と鬘と見得がきれいすぎて、思わず「きゃぁ~」って言ってしまう大人げない私

 遠くから見ていても、幸四郎さん
 アップを見ても、幸四郎さん
 蔭だけでも、幸四郎さん
 こういう存在感の大きな役者さんって、歌舞伎役者の中には結構多くいらっしゃるのですが、幸四郎さんもそのお一人です。

 幸四郎さんと我當さんの見得の切り方は全く違います。
 そして我當さんの見得もカッコいいのです。
 我當さんの決めでも、思わず「きゃぁ~」って言ってしまう大人げない私です。

 時蔵さんが立ち役です。素敵です。
 端正なお顔立ちでで品のある背の高い時蔵さんは立ち役もカッコいいのです。

 菊五郎さんも2003年頃はお痩せになっておられました。
 菊五郎さんって、実はこういったお役柄の方がわたくしとしては惹かれてしまいます。

 田之助さんも出演されておりました。好きな役者さんです。
 田之助さんが出ておられますと、なんだか楽しい気分になります。

 この頃の中村信二郎(現・錦之助)さんは回りを見ながら、演じておられます。
 一生懸命に演じてこられ、現在のような立派な錦之助さんの舞台が見られるのだな、お芝居って面白いなと感じます。

 そしてそして
 今は亡き中村雀右衛門さん
 中村雀右衛門さんは今も生きておられるような気が致します。

 テレビでは今はもう見る事ができない役者さんたちの舞台を見る事ができます。
 今も生きておられるような気がする、いや、わたくしの中で永遠に生き続けるであろう役者さんは案外多いものです。
 古いから良い、新しいから良いではなく、良いものは良い☆好きなものは好き☆という言葉が適切かもしれません。
 好きな舞台や芝居は面白いと感じます。

 



本編尺:97分
製作年:2003年
出演:中村雀右衛門 松本幸四郎 片岡我當 中村信二郎(現・錦之助) 中村時蔵 澤村田之助 尾上菊五郎

絵の大家・雪舟が幼い日に木に縛り付けられ、こぼした涙と足で書いた鼠の姿が真に迫っていて周囲を驚かせたとの逸話を題材にした作品。「金閣寺」は雪舟の孫である雪姫の物語。

満開の桜の大樹に縛り付けられた美しい雪姫が、舞い散る花びらを集めて鼠を描くと、絵が本物の鼠となって縄をくいちぎり、鼠が姫の危機を救うという、歌舞伎らしい絵画美あふれた趣向の時代物だ。
この雪姫は、「十種香」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫とならぶ『歌舞伎三姫』の一つとして女方の至難の役とされている。雀右衛門の雪姫、幸四郎の大膳、時蔵の直信、田之助の慶寿院、菊五郎の東吉で。

(2003年/平成15年10月・歌舞伎座)













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