乱鳥の書きなぐり

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『名作歌舞伎全集 第十六巻 与話浮名横櫛(切られ与三)』141〜279 コクーン歌舞伎「切られの与三」が面白かったので再読する。

2019年06月23日 | 名作歌舞伎全集/古典文学全集(浄瑠璃含)、歌舞伎関係本
   バンダレ・アンザリー



 『名作歌舞伎全集 第十六巻 与話浮名横櫛(切られ与三)』141〜279  コクーン歌舞伎「切られの与三」が面白かったので再読する。


 2012年にも読んだ『名作歌舞伎全集 第十六巻 与話浮名横櫛(切られ与三)』と『解説』を、今ちど楽しむ。

 今回読んだのは二度目として先日見たコクーン歌舞伎「切られの与三」の結末構成が、自分の思っているものとは違っていて、それはそれで面白かったから。

 コクーン歌舞伎「切られの与三」では、捕り物にあってしまう与三郎であるが、『名作歌舞伎全集 第十六巻 与話浮名横櫛(切られ与三)』では知っての通り、傷が癒されるという終わり方であった。

 では、捕まってしまう結末を迎える元本はあるのであろうか?

 今のところ私にはわからないが、いずれ知る機会に恵まれるかもしれない。


『名作歌舞伎全集 第十六巻 与話浮名横櫛(切られ与三)』ではハッピーエンドであるが、その残酷さはコクーン歌舞伎「切られの与三」と比較できない。

 与三郎が切り刻まれる前に、片頰を蝋燭の火で焼けご化されるということまで記されている。

 読み物や芝居は、表現方法によって大きく変わり、面白いものだなと改めて感じた。


 今回も簡単な記録のみにて失礼いたします。



 
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