記録だけ
2008年度 137冊目
『アウシュヴィッツの地獄に生きて』
ジュディス・S・ニューマン 著
千頭 宣子 訳
朝日選書 479
1993年7月25日第1版
209ページ 1100円+税
『アウシュヴィッツの地獄に生きて』を読む。
映画やドキュメントを見るよりも、文を読む方が より鮮明に感じられる。
血の赤、どす黒いいろ、肉体の朽ちる色彩。暴力や怒鳴り声や人々の怒りや悲しみ、残虐性までもが、鮮やかな色彩として まぶたにうつる。
苦しいまでの色の数々がこちらに伝わり、苦しい。
おそらく、この本に出てくるよりもひどい事が、日常的に行われていたのだろうと思うと、悲しい。
また、この本には科する程度しか出てこなかった仲間割れのひどい仕打ちなどはあまりにも悲しく、、そうせざるを得ない切なさは、私の想像を超えたものに違いない。
私たち戦争を知らない世代にとっては 時々はこういった本などで、人間本来の一方の性質と集団心理の残虐性を再確認する必要があると感じる。
ご本はよく読まれましたね。私は20代前半に日本人の作家の大戦中のものを少し読みましたが、今は気力がありません。でも、先日広島で原爆ドームまで川を遡ったとき、これがあの時読んだときに出てきていた川なんだと思いがめぐらされました。詳しい地名や位置関係は忘れていましたが、ほのかな記憶があります。こういったことを知っておくって大切なことなんだと思います。
この年になって読むと、色(感覚)がすすけるかと思ったのですが、より一層鮮明に感じるのが不思議です。
やはり年を重ねていくうちに、自分なりに人の痛みが少しずつ分かってきたせいかもしれませんね。
同じ本は二度と読まない。一生に一度しか読まないといった読み方も良いですし、同じ本や内容のものを 年齢を重ねて読むのも、また一つの方法なのかも知れませんね^^
屋根の写真は、なんなのでしょうね?
奈良の馬見丘陵公園で見つけました。
ご存じとは思いますが、馬見丘陵公園は植物も多く、芝生も多いので、ゆっくりと楽しめます。
駐車場も広いですよ^^
暖かな季節は芝生の上でお弁当を食べたり、読書にもぴったりかも・・・(笑み)
池もあり、いいところですよね。
自動車で行かれたのですか?
西大和方面はダイエーの近くに生協のお店があったときによく行っていました。あのくらいの大きさのお店で充分と思っていたのが、なら生協が大型店舗をどんどん作っていくのに驚きましたが、今では立田川店くらいの規模のお店がいいなあと感じるようになりました。不思議です。いつもはいまごのお店に通っているんですよ。
馬見丘陵公園へはこの写真の時はミニバイクで行きました。
その前は小型バス。
車や原付バイクなどを使っていっています。
自転車では、へたれの私にとっては距離が長く辛いです(笑み)
生協は行きたいなと思いながら、最近とんとご無沙汰です。
欲しいものがいっぱいあるのに・・・^^
真美ヶ丘の生協は文化教室もあって、活気がありますね^^
生協全体の傾向なのでしょうか?
生協や道の駅巡りって言うのも、楽しいかも知れない(笑み)
道の駅は郷土色が強くて、思わぬ発見がありますね。
たまに寄ると、旅行に行ったみたいに、いっぱい買ってしまいます。
お豆腐やミルクやヨーグルト、奈良の珍しい食べ物満載なのですね^^
最近、奈良を満喫しています★^^★