奈良国立博物館 お水取り展 『二月堂縁起』 上巻 下巻 室町時代 /『長谷寺縁起』土佐光茂筆 奈良長谷寺 室町時代
『二月堂縁起』 上巻 下巻
[にがつどうえんぎ]
室町時代 天文14年(1545)
奈良 東大寺
修二会(しゅにえ)の創始や二月堂観音の利益(りやく)にかかわる説話を表した絵巻です。図版は、本尊に供える香水(こうずい)が湧き出た場面です。画面下の岩から白黒2羽の鵜(う)が飛び出し、そこから香水が湧き出しました。現在の閼伽井屋(あかいや)はその場所で、この香水を汲むことから修二会は「お水取り」とも呼ばれています。
『長谷寺縁起』土佐光茂筆 奈良長谷寺 室町時代(十六世紀)