乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

KYOTO  京都:花見小路通(はなみこうじどおり)

2019-12-26 | お出かけ

 十日ほど前のこと。

 京の師走の風情ともいってよいであろう、南座の顔見世、夜の部に行く。


 

 

 会場まで少し時間があったので、今年は花見小路をぶらりと歩いてみた。

 いつものように、四条通りや河原町通りや花見小路通りでは、顔見世のポスターを貼ったお店街多い。

 上の写真二枚は、花見小路のもの。


 

 花見小路はこのブログでもなんども取り上げているので、今回は舞妓さんや芸妓さんの踊りのお稽古をされているお家の写真を撮らせていただいた。

 

 
 花見小路を歩いていると髪を束ね、あっさりと化粧した、ベイジュ(色)の着物に、ぼかしの上等な紅葉柄の加賀友禅、手には風呂敷包みを持った女性が小足早に歩かれていた。

 私がにこりと笑うと、彼女は上品に微笑んでおられた。

 お稽古か何かに向かわれる、少し慣れていらっしゃる舞妓さんであった。


 


 それにしても、師走の舞妓さんの小走りは可愛らしいものである。

 まして素顔にちかいともなると、京都に帰ってきたという感じがしてやまない。

 懐かしい風情である。



   

   




 井原西鶴 『世間胸算用(大晦日は一日千金)』の第三巻 一には、京の顔見世の風情が書かれていた^^

 
 
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 映画『マリオネット 私が殺された日(原題:나를 기억해/Marionette)』3,9★ 監督・脚本:イ・ハンウク

2019-12-26 | 映画


   映画『マリオネット 私が殺された日(原題:나를 기억해/Marionette)』3,9★ 監督・脚本:イ・ハンウク



 映画『マリオネット 私が殺された日(原題:나를 기억해/Marionette)』を見た。

 実話をもとにした映画とあって、怖さは真に迫ってくる勢いである。

 
 映画の題名は『マリオネット  Marionette)』

『マリオネット Marionette)』というだけに、手軽で身近なネットを媒介して、話は展開。

 悪どくまた嫉妬に燃えたとも言える高校生たちと、単純にゲーム感覚で遊んでいた一人の子供達に操られた形であった。

 上には悪どくまた嫉妬に燃えたとも言える高校生たちとは書いたが、実際には悪意のない小学生がボスとなり、高校生や大人をうまくコントロールしていた。


 最近のコンピューターは私たちの想像を絶するくらいに進化している、

 写真に写り込んだ顔写真に機会を当てると、住所氏名年齢ほか個人情報が簡単に表示されるという。

 一般化はされてないと思うのだが、大人だけでなく利口な小学生なら作り、悪意なくゲーム感覚でことを運び事件を起こすといったことは簡単なのかもしてない。

 映画を見ながら、個人情報流出や、それに伴う悪意なき犯罪の怖さを感じた。




    弱者への愛にはいつも殺意が秘められている。(要約)   安部公房

 



【キャスト】
イ・ユヨン『アトリエの春、昼下がりの裸婦』
キム・ヒウォン『アジョシ』
キム・ダミ『THE WICTH/魔女』
イ・ハクジュ『消された女』

【スタッフ】
監督・脚本:イ・ハンウク

2017年/韓国/韓国語/シネマスコープ/DCP5.1ch/102分/
原題:나를 기억해
英題:MARIONETTE
字幕翻訳:松本庭美
配給:クロックワークス


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