乱鳥の書きなぐり

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京の年中行事 當る戌歳 吉例顔見世興行  夜の部(ロームシアター)

2017年12月17日 | 歌舞伎


  京の年中行事     
 當る戌歳 吉例顔見世興行
          東西合同大歌舞伎
 中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露
 中村国生改め 四代目中村橋之助    
 中村宗生改め 三代目中村福之助 襲名披露
 中村宜生改め 四代目中村歌之助         夜の部


 12月13日

 家族とともに、京都顔見世興行に行く。

 今回は、夜の部。

 藤十郎丈の『良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)』と 仁左衛門丈の出番は少ないが『人情噺文七元結』がお目当てであった。



『良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)』は馴染みの演目である。

 そして、今回、藤十郎丈扮する物貰いに身を落とす良弁大僧正の老いた母親の姿に、息を飲む。

 今回は藤十郎丈の演技を見ただけで、顔みd瀬に行った甲斐があったと確信した。

 その姿は、私が十代に、南座で拝見した藤十郎丈の父親(故鴈治郎)の肩を落とし後ろ姿だけで物語った心に残る役者姿と重複した。



『人情噺文七元結』も馴染みの演目。

 この芝居は新歌舞伎座でも見た。左官朝米は先代の故勘三郎さんと今回同女房役の扇雀さん。

 扇雀さんはますます熟れ、素晴らしい展開で演じられていた。

 文七役は七之助さん。基本を忠実にこなされ、現代劇と雖も、形にこだわって演じられる姿に好感が持てる。



 絵巻物の好きな私は芝居『大江山酒呑童子』に絵巻物『大江山縁起絵巻』を比較し重ね合わせて、楽しんでいた。



 芝居が終わって即タクシーに乗り、乾杯もできずに家に直行。

 たどり着いたのは夜の11時をまわる。

 独り寂しく待っていた愛犬のヨーキーが私達の姿を見て、嬉しさのあまり飛びついた。

 


   京都顔見世興行 ロームシアターの様子は、こちら

   写真は『三輪』 大神神社(三輪神社)


京の年中行事     
當る戌歳 吉例顔見世興行
          東西合同大歌舞伎
中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露
 中村国生改め 四代目中村橋之助    
 中村宗生改め 三代目中村福之助 襲名披露
 中村宜生改め 四代目中村歌之助    
平成29年12月1日(金)~18日(月)

第一、良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい)

  二月堂

   渚の方
僧順円
僧慈円
僧法善
良弁大僧正
     藤十郎
     男女蔵
     寿治郎
     亀鶴
     鴈治郎
第二、俄獅子(にわかじし)

芸者
鳶頭
鳶頭
鳶頭
芸者
芸者
     時蔵
国生改め橋之助
宗生改め福之助
宜生改め歌之助
芝喜松改め梅花
     孝太郎
  三遊亭円朝 口演
  榎戸賢司 作
第三、人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)

  劇中にて襲名口上申し上げ候
左官長兵衛
角海老女房お駒
女房お兼
和泉屋手代文七
娘お久
角海老手代藤助
家主甚八
和泉屋清兵衛
鳶頭伊兵衛
橋之助改め芝翫
     魁春
     扇雀
     七之助
     壱太郎
     亀鶴
     彌十郎
     梅玉
     仁左衛門
  萩原雪夫 作
第四、大江山酒呑童子(おおえやましゅてんどうじ)

酒呑童子
平井保昌
濯ぎ女若狭
同 わらび
同なでしこ
源頼光
     勘九郎
国生改め橋之助
     壱太郎
宗生改め福之助
宜生改め歌之助
     七之助




コメント (2)
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