Franciacorta Giuseppe Vezzoli
フランチャコルタ ジュゼッペ・ヴェッツォーリ
ぶどうだけメトド Metodo SoloUva
(なんか、カワイイ名前。。。)
いろいろ考える人がいるもんだ。
考えなくてもいいと思えることまで考える。
良いか、悪いかは別にして。
さて、フランチャコルタはシャンペンと同じ、瓶内2次発酵方式で造られる。
最近日本で流行りの(笑)プロセッコとは違う。(プロセッコはタンク内2次発酵方式)
つまり、ベースになるワインを造る。(ここで第1次の発酵が起こる)
ベースワイン(炭酸ガスのない、非発泡性のもの)にもう一度発酵を起こさせる。(だから2次発酵)
その際に発生する炭酸ガスを液体の中に閉じ込めるので、発泡性のワインになる。
炭酸ガスを
壜の中で閉じ込めれば、瓶内2次発酵方式
タンク内で閉じ込めれば、タンク内2次発酵方式
となる。
さて、プロセッコ、つまり、タンク内の話は置いておいて、フランチャコルタ。
瓶内でもう一度発酵を起こさせるのに必要なものは、糖分(1リットルにつき24g)と酵母である。
これをベースワインに加える。
シャンペンが生まれた時からそうだったはずである。
ところが、糖分、つまり砂糖(と呼ぼう)が体に悪いとでも考えたのか(亜硫酸の方がよほど悪い)、砂糖を足さずに同じもの(発泡性のものの意味)を造ろう、と。(もちろん、理由はそれだけではなく、2次発酵後のアルコール度が上がらないなどもある)
(特に、シャンペンの場合、気候が寒いので、しばしば第1次発酵の際にも砂糖が加えられているので、その場合は2度加えられることになる)
砂糖の代わりに足すのは、モストと呼ばれる、濃縮したぶどうジュース(と訳すのか。。。ジュースではないが。。。)で、糖分が含まれているので、砂糖を足す必要がない。
2008年からジュゼッペ・ヴェッツォーリのワイナリーが実験を始めたのだそうだが、その、ヴェッツォーリのフランチャコルタを続けて2回飲んでみた。
1年以上前だが、オンライン新聞イントラヴィーノの記事で紹介されていて、「ぶどうだけメトド」Metodo SoloUvaという名で紹介されていた。
なるほど、こうやって作ったフランチャコルタの
一番の欠点は、クラシカルなものと非なるもの
最も長所は、クラシカルなものと非なるもの
とあって笑ったのだが、飲んでみて確かにそうだと思った。
異質なものが加えられていないことに重きをおけば長所になり、砂糖が特に体に悪いわけではないということに重きをおけば欠点にもなりえる。
こんなことをやってみようと思うくらいだから、ヴェッツォーリは自然派の造り手。
自然派であることでもフツーのワインとは違う所、こんな造り方をして、フツーのフランチャコルタとは全く違う。
香りは、最初、あまり出てこない。
香り華やか〜なフランチェコルタも多いのに、全然違う。
しかし、じゃあ、プロセッコのようかと言われると、それも違う。
泡は少なく、開けたてだとまあまあ見れるが、開けてしばらく経ったものだと、泡は見れない。
本当にほのかに、パンの香りなど、そして、ゆっくり花の香りが上がってくる。
泡は、口の中で感じる。
綺麗に溶け込んでいる泡が、優しいような、しかし、酸味が割とあるのでそれを強調しているような不思議な感じである。
とにかく、違う。
香りは少ないのに、余韻は、酸味があるせいか、思うより長い。
尖ったような酸味ではなく、余韻とかなりきれいにマッチしている。
他のワイナリーでも実験、試験的に造っているところがあり、これからフランチャコルタのメトドになるかも?と言われているようだが、賛否両論。
また、意外にも、シチリアで同じメトドでスプマンテを造っているところがあり、他にも同じようなワイナリーが僅かだがあるよう。
気候が涼しいシャンパンではできなさそうなメトドなので、イタリア独特のメトドになるのだろうか。
とにかく、飲んでみないと理解できないほど、ちょっと違う。
華やか〜なスプマンテが好きな人には向かないだろうし、自然派が好きならかなり気にいると思う。
機会があればぜひお試しを。
日本にも入っています。
自然派系のワインは比較的値段もお手頃なものが多く、ぜひ、どうぞ。
手軽なものから高級なものまで。
フランチャコルタ ジュゼッペ・ヴェッツォーリ
ぶどうだけメトド Metodo SoloUva
(なんか、カワイイ名前。。。)
いろいろ考える人がいるもんだ。
考えなくてもいいと思えることまで考える。
良いか、悪いかは別にして。
さて、フランチャコルタはシャンペンと同じ、瓶内2次発酵方式で造られる。
最近日本で流行りの(笑)プロセッコとは違う。(プロセッコはタンク内2次発酵方式)
つまり、ベースになるワインを造る。(ここで第1次の発酵が起こる)
ベースワイン(炭酸ガスのない、非発泡性のもの)にもう一度発酵を起こさせる。(だから2次発酵)
その際に発生する炭酸ガスを液体の中に閉じ込めるので、発泡性のワインになる。
炭酸ガスを
壜の中で閉じ込めれば、瓶内2次発酵方式
タンク内で閉じ込めれば、タンク内2次発酵方式
となる。
さて、プロセッコ、つまり、タンク内の話は置いておいて、フランチャコルタ。
瓶内でもう一度発酵を起こさせるのに必要なものは、糖分(1リットルにつき24g)と酵母である。
これをベースワインに加える。
シャンペンが生まれた時からそうだったはずである。
ところが、糖分、つまり砂糖(と呼ぼう)が体に悪いとでも考えたのか(亜硫酸の方がよほど悪い)、砂糖を足さずに同じもの(発泡性のものの意味)を造ろう、と。(もちろん、理由はそれだけではなく、2次発酵後のアルコール度が上がらないなどもある)
(特に、シャンペンの場合、気候が寒いので、しばしば第1次発酵の際にも砂糖が加えられているので、その場合は2度加えられることになる)
砂糖の代わりに足すのは、モストと呼ばれる、濃縮したぶどうジュース(と訳すのか。。。ジュースではないが。。。)で、糖分が含まれているので、砂糖を足す必要がない。
2008年からジュゼッペ・ヴェッツォーリのワイナリーが実験を始めたのだそうだが、その、ヴェッツォーリのフランチャコルタを続けて2回飲んでみた。
1年以上前だが、オンライン新聞イントラヴィーノの記事で紹介されていて、「ぶどうだけメトド」Metodo SoloUvaという名で紹介されていた。
なるほど、こうやって作ったフランチャコルタの
一番の欠点は、クラシカルなものと非なるもの
最も長所は、クラシカルなものと非なるもの
とあって笑ったのだが、飲んでみて確かにそうだと思った。
異質なものが加えられていないことに重きをおけば長所になり、砂糖が特に体に悪いわけではないということに重きをおけば欠点にもなりえる。
こんなことをやってみようと思うくらいだから、ヴェッツォーリは自然派の造り手。
自然派であることでもフツーのワインとは違う所、こんな造り方をして、フツーのフランチャコルタとは全く違う。
香りは、最初、あまり出てこない。
香り華やか〜なフランチェコルタも多いのに、全然違う。
しかし、じゃあ、プロセッコのようかと言われると、それも違う。
泡は少なく、開けたてだとまあまあ見れるが、開けてしばらく経ったものだと、泡は見れない。
本当にほのかに、パンの香りなど、そして、ゆっくり花の香りが上がってくる。
泡は、口の中で感じる。
綺麗に溶け込んでいる泡が、優しいような、しかし、酸味が割とあるのでそれを強調しているような不思議な感じである。
とにかく、違う。
香りは少ないのに、余韻は、酸味があるせいか、思うより長い。
尖ったような酸味ではなく、余韻とかなりきれいにマッチしている。
他のワイナリーでも実験、試験的に造っているところがあり、これからフランチャコルタのメトドになるかも?と言われているようだが、賛否両論。
また、意外にも、シチリアで同じメトドでスプマンテを造っているところがあり、他にも同じようなワイナリーが僅かだがあるよう。
気候が涼しいシャンパンではできなさそうなメトドなので、イタリア独特のメトドになるのだろうか。
とにかく、飲んでみないと理解できないほど、ちょっと違う。
華やか〜なスプマンテが好きな人には向かないだろうし、自然派が好きならかなり気にいると思う。
機会があればぜひお試しを。
日本にも入っています。
自然派系のワインは比較的値段もお手頃なものが多く、ぜひ、どうぞ。
手軽なものから高級なものまで。
フランチャコルタ ブリュット センツァ アンナータ ヴェッツォーリ NV 発泡白 750ml | |
ヴェッツォーリ(TUSCANY) | |
ヴェッツォーリ |
フランチャコルタ ドサージュ ゼロ ヴェッツォーリ 2010 発泡白 750ml | |
ヴェッツォーリ(TUSCANY) | |
ヴェッツォーリ |
フランチャコルタ ネフェルティティ ディゼータ エクストラ ブリュット ヴェッツォーリ 2009 発泡白 750ml | |
ヴェッツォーリ(TUSCANY) | |
ヴェッツォーリ |