行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

春眠zzz

2008-04-06 21:41:54 | Weblog
 「春眠暁を覚えず」この言葉の如くこの季節、睡眠欲に駆り立てられる。
「春はあけぼの やうやう白くなりゆく山際 少しあかりて 紫だちたる雲の 細くたなびきたる」・・・あけぼのを確認するような時間に起きるのは苦痛だが、清少納言は四季の情緒を絶妙な文章で表現した。

 さてさて、眠さを感じつつ夕方、日本史(大化の改新、律令の完成と動揺期、奈良時代の藤原氏の台頭近辺)を再確認していた。壬申の乱は古代史における最大級の戦乱で、大海人皇子の戦略のキレが冴えている。大友皇子は目も当てられない惨敗だった。
 その後、奈良時代に入り、長屋王の変、藤原広嗣の乱、橘奈良麻呂の変、恵美押勝の乱、藤原薬子の変、等々を経て藤原4家(南・北・式・京)のうち、北家が勝ち残り、道長・頼通の全盛期を迎える。
 藤原氏の血を引いた聖武天皇の即位は、皇族政治の終りと新たな時代の出現であった。古代史はロマンを感じる時代だが、真相が不明のまま今日に至る事件が多い。上述の戦乱の当事者の真意など、何か残っていると、より興味深くなるのだが、敗者は史上からも消し去られるため、難しい。

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