行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

機動戦士

2008-04-12 01:19:08 | Weblog
 この手のネタは、できれば避けたかったが、久々に見てしまったので書いている。
 今回は、「ファースト」ではなく、サイドストーリーである「ポケットの中の戦争」から。
 これまでTV用に放送されていたが、ガンダムシリーズ初のOVAという位置付けで登場した。1年戦争末期の中立コロニー内が設定である。中立でありながら、連邦軍の新型ガンダムが開発され、その動きを察知したジオン軍が新型機を破壊しようとするのが物語の骨子である。ジオン軍サイドで描かれた視点で、滅び行く者達の散り際を淡々と描いている。それが却ってリアルな印象である。敗れると分かっていながらも任務に取り組むサイクロプス隊。中立コロニー内の一少年とサイクロプス隊の若き兵士のやり取りを通じてクライマックスへ進んでいく。
 内容の詳細は省くが、この作品は泣いた。もし、ガンダムシリーズで1本選べ、と言われたら、この作品を選ぶだろう。戦争の無意味さを実感する切ないストーリーである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。