行きかふ年もまた旅人なり

日本の歴史や文学(主に近代)について、感想等を紹介しますが、毎日はできません。
ふぅ、徒然なるままに日暮したい・・・。

紆余曲折したが

2019-03-24 18:50:33 | Weblog
 「私本太平記」をアップしようとして挫折した10年前…。
10年前の書きかけの読書記を見ると、結果的に今回と同じだった様な気がする。

 軍記物はどうしても歴史の流れを追ってしまうので作成しては削除し、を繰り返していた。また、長編作品でもあり、より難しさを感じていた。

 物語序盤に登場する佐々木道誉は、足利尊氏方で戦い、新田義貞に敗れ南朝に降伏している。また、鎌倉執権北条高時が亡くなり幕府は滅んだが、子の時行が信濃から鎌倉へ攻め込み、一時占領している。

 本当の意味での勝者は誰だったのか。足利尊氏が勝ち残ったのは間違いないが、戦いに次ぐ戦いで国力は相当低下していたと思う。尊氏が開いた室町幕府も有力大名の連合政権に感じられ、足利義満の苦慮が推察される。

 この程度かな、と力量不足を感じるが、自由な感想だし、まあ良いか。と一方では安堵している。
コメント
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