ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

よたよた。

2011-03-28 | Weblog
あいかわらず元気ですBooじーちゃ。


気分だけは。


妙な方向性で元気になると、好き嫌いも出てくるものらしい。
これまでは「ちゃんと食べないと回復できない」という計算があったようで。
ミキサー食も綺麗にたいらげていたのだが。


嫌いなものは「もういい」と残すようになってしまったり。


リハビリのおかげもあって、車椅子で動けるようになったBooじーちゃ。
といっても、車輪を手で回すことはできず(慣れと腕力がいるので、自操ができるようになるには大変なんだそうな)。
下ろした爪先でちょこちょこと漕いで移動しているのだが。
そんな様子でも看護師さんが褒めてくれるので。


ナースセンターの前(だけ)を行ったり来たり。


ならば、歩行はできるのかと、おかんさまが立たせようとしたところ。


……なにそのへっぴり腰。


どうやら、転倒の危険性があるせいか。
歩行訓練はそれほどされていなかったようである。
……このまま置いといたら、寝たきり街道まっしぐらなのは目に見えている。
いよいよ本格的なリハビリが必要な時期にさしかかっているんだろう。





そんなわけで。明日はいよいよ転院ですBooじーちゃ。
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2 コメント

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やっとやっと (BooHooWoo)
2011-03-28 18:58:44
またもや大長編なり。ごめん遊ばせ。

本日、父の泌尿器科受診。
大病院から、市井の医院にかかりつけ医を変更したのが2月初め。

そこのA先生に
「今お持ちの(大病院処方の)薬を飲み終わったら我が医院に来て下さいね」
という言葉のまんまで待っていたら
父の受診の日は、永久に来ないってんで
昨日の訪問時にWoo、強引に「明日、病院に行くから」と父に宣言。
宣言した以上
準備おさおさ怠り無く、Hoo姉の出動まで願っていざ!

本来ならば、2月の初めには一包みも飲み尽くしていた筈の
その薬の残量(4月半ばまであるってどうよ)も証拠物A
父が虚偽申告の後、記入挫折した薬カレンダー・証拠物Bもすべて持参しました。

介護タクシーで医院に着いた父を病院受付に置いて
「姉ちゃん迎えに行って来るから」と、父には因果を含めときました。

最寄り駅からタクシーで来るつもりの姉でしたが
ゆっくりとした動きしかとれないと聞いて
さっさと、Woo愛車で迎えに行きました。
病院に戻ったら
尿検査など、すべて済んで(ていうか、そうなるように看護師に”お願い”しといたんですけどね)
診察室でなにやら先生と談笑中の父。

改めて、父のその日の格好を見たら、
パジャマに上着を羽織っただけ
頭は箒を逆さにしたように、そそけ立ち、
無精髭は剃刀を当てた跡も無し。
寝かされた診察台から起き上がるのも
起き上がって靴を履くのも、自力ではできませんでした。

そして
「投薬管理は自分でやれている。薬カレンダーで飲み忘れを防いでいる」と言うたそうな。

裁判長、検察側から証拠物AならびにBを提出いたしますので
ご確認ください。

口ほど、手足は動かないのだと
鬼娘は綺麗ごとを並べずに、ありのまんま見て頂きました。。
...先生もさぞやたまげたでしょう。

病のほうは、多量の飲み忘れにも関わらずさほどの変化無し。

そして
そのA医師、穏やかですが、キッパリと
「もうご自分でどうこうできるという段階ではありませんよ」
と父に向かって言い切って下さいました。(先生、よういうてくだすった!)

血液検査を別室で行なう父を看護師が連れ去った後
「公的なサービスをどんどん使っていきましょう」
それを父が拒むんです、と応えると
「そんな我が儘が言える状態じゃありませんよ」
う、ステキ!
もっと大きな声で言ってくだされ(娘二人の心の声)

支払いを済ませて、
介護タクシーで父を一足先に実家に帰したその足で
Hoo姉も越後屋談義を強く希望。
近くのマックで作戦会議。
その内容はさらに長くなるので省略。
作戦会議内容を忘れたらいかん!と真剣にメモったHoo姉。

彼女の実家訪問は実に4ヶ月ぶり。
Hoo姉だけを実家に下ろして、Wooはケアマネの元へ。

やがて入った「父が週一回午前中だけ、デイに行くと言った」
という連絡が入った時には
もうデイとの仮契約を済ませ、利用曜日まで決めていたWooでした。

ふりかえれば
父の説得を、Wooではできなかったし
Hoo姉では、デイの利用内容及び契約が分からない
そして、父がこの度の震災報道により、なにかしら心境に変化があったらしい。

本当に運命的な展開でした。
まだ旨く行くかどうかは不明ですが、母の時だって最初は週に一回利用でした。
それも前の日にあると
「あんな宅老所になんか行きたくない」とだだをこねていたもんです。

で、越後屋・鬼娘二人は明日、脳のCTスキャン検査に父を連行します。

A医師の
「水頭症の症状で歩行困難や失禁や物忘れの症状が進んでいるのかもしれません。
近いうちに検査をしといてくださいね」
は~い。
その説明(脅しともいう)もHoo姉はしたらしい。
逡巡するが強く拒否しなかった父の言質を捉えて、姉が「いいね?」と念を押し
Wooがその場で、
「一番早い検査日はいつですか?」と別のかかりつけ医に問い合わせたら
なんとキャンセルが出て、明日午前中に検査可能とか。
鉄は熱いうちに打て、ジジはわけわからん気弱な時につれてけってか。
返信する
お見事! (うりゃ。)
2011-03-28 20:35:01
>BooHooWoo様

技あり一本、って感じでしょうか。
介護でしみじみ感じるのは。
本人がよくわかっていない時は、回りの人がよかれと思う判断を優先しちゃうべきじゃないかということ。
まっとうな判断力があるならまだしも。
そうでない場合、本人の駄々に回りが合わせて、結果状態が悪化したりしたら目もあてられませぬもの。
明日も御尊父様の検査の付き添いですね。
頑張って下さいませ。
返信する

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