目刺し。

本日は二十四節気のうちの、「立夏」である。
しかし、今日から夏、というよりも。
端午の節句を祝う日のイメージが強いのはどうしようもない。

この時期になると、長々と鯉のぼりを一月近くあげている家もあって。
見る分にはなかなか華やかなものである。

だが、その鯉のぼりも。
子どもが大きくなってしまうと、あげない家が多いという。
そこで、使われなくなった鯉のぼりを集めて、一斉に飾ろうという動きがある。

リサイクルと言えば言えるんだろうが。
一カ所で話題作りのネタとして成功したとなると。
どこもかしこも追随して真似るのはなんなんだかと思いたくもなる。
珍しくなくなったら、話題作りもへったくれもないじゃないか。


ウチの近くの駅でも、鯉のぼりの一斉吹き流しが行われていた。
ポールなどいちいち立てていられないから、駅舎からワイヤーを張って、そこに大量に吊す。
風があるときはまだいいのだが。
凪いでしまうとこれが非常にみっともない。





目刺しにしか見えんってばよ。