うりゃの映画あれこれ

貴君の好物を私も好きとは限らない。同様に私の好物を貴君は嫌いかもしれない。ひとそれぞれ。
主にレンタルDVDで鑑賞。

アンダーワールド

2004年03月01日 | 洋画ホラー
★★▲ アンダーワールド UnderWorld 
      2003年・アメリカ

 先日(↓)の「えびボクサー」と一緒に借りてきた、これはまだ新作。ク○映画「パールハーバー」の美人看護婦ケイト・ベッキンセール主演のスタイリッシュ・ホラー・アクション。

 1000年続くヴァンパイア族と狼男族(ライカン族)の戦いという設定。ワイヤーアクションも上手く使っているし、美術・特殊メイクはかなり凝ってる。ハンガリーロケは雰囲気があるし、黒髪ショートボブのケイト・ベッキンセールは(意外に)とてもカッコイイ。バレエ経験を生かして、なかなかのアクションを見せる。雰囲気は押井守系(攻殻機動隊/アヴァロン/BLOOD THE LAST VAMPIREなど)に「マトリックス」「ブレイド」と取り混ぜた真似っこ系ゴシックホラー・アクション。「ブレードランナー」も入ってるか。

 う~ん、だけどねぇ~、ストーリー展開が練れてないのが惜しいなぁ。全体の3/4まで進んでやっと「実は…」「本当は…」「真実は…」の連発。観客が「こいつが悪い」と確信してなきゃ“どんでん返し”にはならないのに、「こいつは???」のまま話が進んじゃう。シリーズが予定されているらしいけど、映画1本としての完成度は無視しちゃいけないよね。

 それに「どう?どうよ?こんなの?」「ほらほらスゴイでしょ、このアイデア!!」「わ~い、こんなの作りたかった!!」と言わんばかりのネタの詰め込み過ぎ!!凝りまくっているだけに、ちょっとしたポーズの決まらないところも気になってしまう。

 私はここでは気に入った映画だけ取り上げて、あまり悪口は書かない方針なのだが、この映画は主役がカッコイイだけに残念!!本編よりDVDの特典映像のほうがおもしろい。

 おや、最強の長老ビクター役は英国映画「スティル・クレイジー」のビル・ナイだったのか。太ったかな??似てるとは思ったけど好きな役者なのに気がつかなかったよ。

 最後の不満……
ヴァンパイアと狼男の血が混じると、何故“ハルク”になっちまうんだよぉ??


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