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09総選挙ー衆院比例定数の80削減ではなく、生活を破壊した自民党と公明党の議員こそ税金の無駄遣いー

2009-08-09 00:11:43 | 国内政治
比例削減 民主主義の土台壊す
3割の民意切り捨て
自民・民主で95%の議席
民主が法案提出を公言

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 衆院比例定数の80削減を総選挙マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ民主党が、政権をとった場合、選挙後の国会に法案を提出すると公言しています。競うように、自民党も公約で「定数の1割以上を削減する」と打ち出しており、民主主義の土台を壊す比例定数削減を許すのかどうかが、総選挙の大争点に浮上しています。

 民主党は、直嶋正行政調会長が「政権を取れば、法案を作成して提出したい」(5日)と表明するなど、幹部、国会議員が同様の発言をくり返しています。

 現在の衆院の総定数は480、小選挙区300、比例代表180です。小選挙区はもともと大政党に有利な選挙制度で、比例代表は現行制度で唯一、民意を正確に反映する仕組みです。この比例代表を削減すれば、何千万という国民多数の民意が切り捨てられることになります。

 本紙の試算(6月13日付)では、80削減を07年参院選の結果にあてはめた場合、自民・民主の両党が67・6%の得票で95・3%の議席を独占する事態になります。日本共産党や公明党など他の政党は32・4%の得票にもかかわらず、議席はわずか4・7%に押し込められます。

 「国民が主役になる政治を実現する」(鳩山由紀夫代表)といいながら、国民の声を切り捨てるのはまったくの逆行です。全国紙にも「現行定数と比例区を無駄だという政党に抗議したい」「これは結局、少数党の排除と二大政党への収斂(しゅうれん)につながり、まさに消費税増税批判の声を国会から消滅させるだけにならないか」(「朝日」4日付)との投書が寄せられています。

 日本共産党は、民意を切り捨てる比例代表定数削減に強く反対し、民主主義を守る一点での共同をよびかけています。

 また、民主党中心の政権ができた場合、国民の願いを実現する「推進力」の役割を果たすとともに、間違った政治を許さない「防波堤」の役割を果たすことを明らかにしています。

 民主党が選挙後の国会に比例定数削減法案の提出を公言するなかで、日本共産党が伸びてこそ、民主主義破壊の暴走を食い止めるたしかな力になります。

(出所:日本共産党HP 2009年8月8日(土)「しんぶん赤旗」)

TBS系テレビ
民意の切り捨て
山下議員 比例削減同意できない

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 日本共産党の山下芳生参院議員は6日放送のTBS系テレビ「朝ズバッ!」の各党討論に出席し、「政権をとったら比例定数80削減をやる」と述べた民主党の細野豪志前衆院議員に対し、「多くの意見が切り捨てられ、いっそう民意が集約される。同意できない」と厳しく批判しました。

 番組では、「税金のムダ」がテーマになり、国会議員定数削減がとりあげられました。山下氏は、「議員は国民の代表であり、国政と国民をつなぐパイプだ。パイプが細ければ細いほどいいという議論はおかしい」と主張。「身を削るのなら、真っ先に削るべきは、国民の血税を山分けする政党助成金だ」と述べ、年間320億円の政党助成金をやめれば、障害者自立支援法の「応益負担」の廃止が可能だと指摘しました。

 山下氏は、民主党がマニフェスト(政権公約)で「比例定数80削減」を掲げていることを批判。衆院ではすでに300議席(定員480)が小選挙区であり、「(小選挙区では)2位以下の人は全部切り捨てられる。民意が反映される比例代表を基本にすべきだ」と述べました。

 番組では「ハコモノ」公共事業に国民の批判が強いことも紹介され、公明党の代表は、「事業仕分け」でムダを省いてきたと説明しました。これに対し山下氏は、2009年度補正予算で復活された東京外環道(練馬―世田谷間)建設には、1メートル1億円、総額1兆8000億円がつぎ込まれようとしていると指摘。「『仕分け』といいながら不要不急の巨大公共事業に着手するのか」と厳しく批判しました。「すでに始まっている公共事業はどうするのか」との質問に対し、「引き返す勇気が大切。無駄だと分かっていながら事業を継続すれば、さらなる無駄を増やすことになる」と語りました。

 「天下り」問題について、山下氏は、「大本に政官財(政治家・官僚・財界)のトライアングル」があると指摘し、法律で「天下り」を禁止する日本共産党の政策を紹介。「天下りの禁止と企業・団体献金の禁止。これが無駄遣いをなくすカギだ」と語りました。

(出所:日本共産党HP 2009年8月7日(金)「しんぶん赤旗」)

比例定数削減
「政権取れば法案だす」
民主政調会長

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 民意を正確に反映する衆院比例定数の削減について、民主党の直嶋正行政調会長は5日、「政権を取れば、法案を作成して提出したい」との考えを明らかにしました。福岡市で開かれたマニフェスト説明会後の記者懇談会での発言。提出時期にはふれなかったものの、比例定数を「ムダ」として削減する方針をあらためて表明しました。

 このなかで直嶋政調会長は「衆院選は政権選択の選挙。できるだけ小選挙区中心が望ましい」とのべました。

 連立政権を組むとされている社民党、国民新党の反発にどう対応するかを問われ、「参院は民主党で単独過半数ではない。成立させようと思えば、社民党、国民新党のご理解をいただくということでやっていかざるをえない」としました。

 民主党は先に発表したマニフェストに、「衆議院の比例定数を80削減する」と明記。現行の比例180(小選挙区300)の定数が100にまで減らされると国会は自民党と民主党でほぼ独占されることになり、日本共産党は「民主主義の逆行は絶対に容認できない」として厳しく反対しています。

(出所:日本共産党HP 2009年8月6日(木)「しんぶん赤旗」)

主張
比例定数削減公約
民主主義を土台から壊す暴挙

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 民主党が総選挙に向けたマニフェスト(政権公約)の第一の「約束」に「ムダづかい」をなくすという政策をかかげ、そのなかで「衆議院の比例代表定数を80削減します」とうちだしています。

 比例代表の定数削減は、少数政党を国会から締め出し、自民党と民主党で事実上議席を独占することになります。これは民意を大きく切り捨てるもので、民主主義を土台から破壊する暴挙です。

大政党が議席を独占

 各政党の得票率に応じて議席の配分が決まる比例代表制は、国民の意思が議席に正確に反映する選挙制度です。1選挙区から1人の議員を選ぶ小選挙区制は、大政党でなければ当選しにくい、きわめて不公平な選挙制度です。議席に結びつかない投票は「死票」になります。

 現在の衆院の選挙制度は、もともと1993年、1選挙区で3人以上を選んでいた中選挙区制を廃止し、小選挙区制を導入するために持ち込まれたものです。しかも当初は小選挙区300、比例200だったものが、1999年の改悪によって、小選挙区の定数はそのままで、比例代表の定数だけ20削減し、180になりました。選挙制度のゆがみは、いっそう激しくなっています。

 民主党のいうようにさらに比例を80議席削減すれば、比例定数は100となり、当初に比べ半減します。しかも全体で400になる衆院の議席は、4分の3までを大政党に有利な小選挙区が占めることになります。直近の国政選挙の得票をあてはめて計算しても、自民と民主が議席では95・3%を占めることになります。文字通り少数政党の締め出しと、大政党の議席独占が進むことになります。

 これは国民の意思が議会の構成に正しく反映しないということです。多くの民意は切り捨てられます。まさに比例定数削減で削られるのは「ムダ」ではなく、主権者の意思そのものです。

 民主党は比例定数削減を「ムダをなくす」ためといいますが、いったい比例代表で選ばれる議員や、その議員を送り出した有権者の意思が「ムダ」だというのでしょうか。本当に「ムダ」をなくすというなら、年間320億円もの税金を日本共産党以外の各党でわけどりする、憲法違反の政党助成金こそやめるべきです。

 小選挙区制については“母国”といわれたイギリスでも多様な民意を反映しないというので見直しの議論が進んでおり、世界では比例代表制度が大勢です。民主主義を土台から壊し、どこから見ても道理のない比例定数の削減をやめさせるために、政治的立場のちがいをこえ、民主主義を守る共同を広げようではありませんか。

危険な動き許さぬ党を

 今回の総選挙は、国民から見放されつつある自公の政治に終止符を打ち、新しい政治を切り開く選挙です。日本共産党は、総選挙の結果、民主党中心の政権ができた場合は、「建設的野党」として、個々の一致する課題で国民の切実な願いを実現させる「推進者」となり、間違った政治に対してはそれを許さない「防波堤」役を果たすことを明らかにしています。

 この党が伸びてこそ、民主主義を土台から壊す比例定数削減のような暴挙をくいとめる、たしかな力となります。

(出所:日本共産党HP 2009年8月2日(日)「しんぶん赤旗」)
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