衆議院補欠選挙で民主党候補が敗北し、自民党候補が当選したことを受けて、日本共産党は自民党の補完勢力である、という論難が多く見られます。
そこで、「日本共産党は自民党の補完勢力である」とい論難の根拠の正当性を検討してみることにします。
まず、共産が独自で候補者を立てるのは、沖縄知事選のような政策協定が実現しないからではないでしょうか。選挙とは有権者の政策選択の機会であります。
諸政党間で政策協定がなければ、政策が異なるわけですから独自候補で、有権者に政策選択を訴えることは、有権者の生活と安全等に責任を負う政党であれば当然だと僕は理解しております。
しかし、最終日のギリギリの情勢判断で共産候補者の当選は不可能であるという情勢認識は共産の選挙対策責任者には認識されていると考えるわけです。
ゆえに、最終日のギリギリの判断で、いわば国政レベルの「緊急避難措置」として、「自主投票」を決断することは違法性が阻却される政治判断だと僕は思うのですが、ここの所で共産の判断と僕の判断は異なっています。
まずは、政策協定であり、無理ならば独自候補、それも無理ならば「自主投票」という流れではないかと考えます。
この「自主投票」の決断をしておれば、共産が自民候補に利するという批判には根拠がなくなると考えますが、最後まで「投票」を呼びかけるやり方は、社会運動の基本と正当防衛・緊急避難の情勢判断を区別できていない点で問題があると感じています。
この点においては、「日本共産党は自民党の補完勢力である」という論難には根拠があると言えます。
現に、田中康夫長野県知事選挙では、最終的には政策・実績が合わないが、「よりまし」な田中候補への「自主投票」の決断をしたわけです。
この決断は「緊急避難措置」にあたるのではないかなあ、と思っているのですが、どうなんでしょうね。
他方では、沖縄知事選のように共産と政策協定を結ばずに、自党の政策にこだわる「民主党は自民党の補完勢力である」という規定にも根拠があるわけです。
したがって、反自民、非創価・公明で与野党逆転から政権交代を実現するには、
①民主党は政策上、共産よりで柔軟に対処して沖縄知事選のように政策協定する。
②民主党が自党の政策にこだわった場合には、日本共産党は独自候補で有権者に実績と政策の選択肢を示し、選挙戦を闘うが、最終局面では「自主投票」を決断するということだと考えます。
そこで、「日本共産党は自民党の補完勢力である」とい論難の根拠の正当性を検討してみることにします。
まず、共産が独自で候補者を立てるのは、沖縄知事選のような政策協定が実現しないからではないでしょうか。選挙とは有権者の政策選択の機会であります。
諸政党間で政策協定がなければ、政策が異なるわけですから独自候補で、有権者に政策選択を訴えることは、有権者の生活と安全等に責任を負う政党であれば当然だと僕は理解しております。
しかし、最終日のギリギリの情勢判断で共産候補者の当選は不可能であるという情勢認識は共産の選挙対策責任者には認識されていると考えるわけです。
ゆえに、最終日のギリギリの判断で、いわば国政レベルの「緊急避難措置」として、「自主投票」を決断することは違法性が阻却される政治判断だと僕は思うのですが、ここの所で共産の判断と僕の判断は異なっています。
まずは、政策協定であり、無理ならば独自候補、それも無理ならば「自主投票」という流れではないかと考えます。
この「自主投票」の決断をしておれば、共産が自民候補に利するという批判には根拠がなくなると考えますが、最後まで「投票」を呼びかけるやり方は、社会運動の基本と正当防衛・緊急避難の情勢判断を区別できていない点で問題があると感じています。
この点においては、「日本共産党は自民党の補完勢力である」という論難には根拠があると言えます。
現に、田中康夫長野県知事選挙では、最終的には政策・実績が合わないが、「よりまし」な田中候補への「自主投票」の決断をしたわけです。
この決断は「緊急避難措置」にあたるのではないかなあ、と思っているのですが、どうなんでしょうね。
他方では、沖縄知事選のように共産と政策協定を結ばずに、自党の政策にこだわる「民主党は自民党の補完勢力である」という規定にも根拠があるわけです。
したがって、反自民、非創価・公明で与野党逆転から政権交代を実現するには、
①民主党は政策上、共産よりで柔軟に対処して沖縄知事選のように政策協定する。
②民主党が自党の政策にこだわった場合には、日本共産党は独自候補で有権者に実績と政策の選択肢を示し、選挙戦を闘うが、最終局面では「自主投票」を決断するということだと考えます。
・・ スティーヴン・ジェイ・グールド Stephen Jay Gould 古生物・進化生物学者
この言葉の意味について、最近の日本の傾向からより理解できるようになって参りました・・
S・J・グールドさんの言葉の意味をご説明していただけませんか(笑)
S・J・グールドさんの言葉の意味をご説明して頂きたいですねぇ。
ボンクラ頭なので・・・?
S・J・グールドさんの言葉の書き込みを見て、僕は笑ろてしまいました。なるほど、これが「空」の境地である、と。傑作じゃあないですか!
それでは、競艇場の捲くりさんの創価・公明批判も傑作なのでちょくちょくお邪魔いたします。
で、政策と活動でみれば、有権者は民主、社民よりも共産を選択した方が確実に生活は向上します。
だから、有権者は共産も含めて、もっと野党の機関紙誌とかホームーページで事実関係を知る努力をしていくことが絶対に必要です。
僕たちに出来ることは、①自公連立政権の国民生活破壊の事実を知らせること。②その上で、民主、社民、共産の実績と政策と活動を知らせていくこと、です。
僕は新社会党を含めて民主、社民、共産の機関紙誌をすべて購読しているので、よく事実関係を理解しています。
そうすると、やはり、自公連合勢力に野党勢力が叩き潰されたという構図がまずあります。野党勢力は被害者団体です。
その上で、野党勢力がどのようにして自公勢力に勝つかということですが、選挙である以上、実績と政策選択となるので、野党間の政策協定は不可欠です。
で、政策協定が締結できなければ、独自でやらないと仕方ないです。この点では、事実関係を機関紙誌を購読して理解しておれば、民主党は共産党の国会での個別法への態度・実績、政策に合わせて中道から左の票をすべて集めるべきですが、民主党は偽装自民党の面を拭い去ることができないわけで、片足を棺おけに突っ込んでいるわけです。民主党の創価・公明に対する態度を見てもお分かりいただけると思います。
だから、民主党の敗北は共産党の責任ではないわけです。
しかし、ここからが「chiiさん」の共産党の幹部への不信感というか疑問なのでしょうが、投票日ぎりぎりの情勢上、共産候補の当選が不可能であると認識した場合、最後まで「投票」を訴え続けた時に、民主と共産が落選して自公が当選する、と認識できるにもかかわらず、何故、緊急避難的に、「よりましな」民主候補へ票が流れるように「自主投票」を決断しないのか、ということです。
この点では、僕も共産党に対し、最後の最後の戦術の緊急避難的な判断としては、「自主投票」にせねばならない、これが有権者への責任になる、と考えております。
基本と例外の関係だと思うのです。共産は政策と活動の基本においては、完全に日本人民を代表する政党です。ただし、選挙闘争の投票日のぎりぎりでは、「緊急避難」で「自主投票」だと思いますね。
ただ、基本は共産でまちがいないですので、比例では必ず共産です。これは絶対に死票にならないわけです。問題は選挙区ですが、選挙区も基本は共産の国会での態度・実績、政策と活動を知ることから始めて、対話、支持拡大、後援会活動で協力です。
しかし、政策協定もなく、独自候補で支持拡大を常日頃では、地道にやるのですが、最終局面では、「自主投票」で反自公だと僕は考えています。
とにかく、初めからというか、日ごろから共産の当選はないとあきらめる態度ではなくて、基本は共産を支持、協力しながら、働き、生きて、闘って行くのですが、投票日のぎりぎりでは「自主投票」ということです。
追記:本日、日本共産党のホームページから、中央委員会(幹部)へメールで質問・要望しておきましたので返信がくればご紹介いたしますので、今後とも本ブログともお付き合いくださいますようお願い申しあげます。
コメント並びにトラックバックをいただいた、「平和を守るために小さな声を集めよう」の主宰者、眠り猫です。
私は、「無党派リベラル、反安倍政権」の立場ですので、共産党を積極的に支持されているらしい、東西南北さんとは、表現の点で、若干の温度差はあるもの、「共産党の行動により、反安倍の有権者の票が分断され、自民党が漁夫の利を得る状況」への憂慮は共通のものをお持ちだと感じております。
安倍復古主義政権退陣のための幅広い連帯を求める私としては、皆様とも協調していきたいと希望しております。
そして、本日、東西南北さんと同様、共産党のホームページから、中央委員会にあてて、現状に対する公開質問を送付しました。
公開質問の内容は、トラックバックさせていただきました。または拙ブログにお越しください。
文面が強硬なのは、法律を仕事としている私の文章の癖で、実際には喧嘩を売るつもりはありません。
回答を期待して待っているところです。
現実に、共産党が、東西南北さんの主張されるような行動を明確に取っていただけると私としては、自分の希望が一部かなえられたことになり、朗報となるのですが。
では。
この度いきなりですが、トラックバックを送らせていただきました。先頃の補欠選挙の結果はともかくとして、その後の「共産党は自民党の補完勢力」という言葉に多く突き当たり、その多くは打撃的にモノを語り、更にはほんの一部ではありますが、私のブログに脅迫的なコメントを投げつけていくなどで、正直「俺たちは存在すらしてはいけないのか!」と荒れていました。
しかし、東西南北さんの記事に関しては、安心して聞ける提案でありました。
私の書いた記事は、分かりやすく見られるように対話形式を採用し、更にはずっこけも多少入るなど討論するテーマの割には、砕けた(砕けすぎ、とお叱りを受けそうですが)内容となっています。こんな馬鹿な記事ではありますが、是非見ていただければ、と思います。
浅学の共産党員の身ではありますが、これからも東西南北さんはじめ様々なブログで勉強もし、現場に立っても頑張りますので、よろしくお願いします。
いきなりの訪問で長々とコメント失礼しました。
住専とか母体行とか… 銀行の不始末のために税金投入なんてとんでもないと、日本じゅうで自民党への不満の声が大きく上がっていた。共産党は国政でも地方でも躍進し、各地で議案提案権、議会召集権を獲得するなど、さらに大躍進の兆しが広がりつつあった。
ちょうどそのころに自民党を割って出て民主党結成のさいに中心的役割を果たした鳩山由紀夫はなんと言っていたでしょうか。
「このままでは反自民の票が全部共産党に流れてしまう。民主党はその受け皿とならなくてはいけない」とかなんとか、これはなんとしても自民党流の政治を続けなくてはならないという思いのあらわれです。いま、その役割は充分果たし、自民党との悪政の競い合い、国民不在の権力の競い合いはしばらく続くでしょう。
まずは、自公政権を倒すためにという一点で、「最終局面での自主投票」・・・
たしかにひとつの方法かもしれませんね。でも共産党独自候補といっても、ひとり共産党のみが正しいとか言って運動しているわけではないでしょうし、最終局面にいたるまでに全有権者規模での運動を展開し政策を示し、あらゆる人に運動に参加してもらうべく共同を呼びかけているわけですから、運動の一通過点である「選挙」に勝ち目がないからといって運動を止めるのは今後のためにどうなのかな? って気がします。
でも、マスコミなどによって作り上げられた民主党の虚像に、いま左右を問わず多くの人びとが踊らされている。民主党が政権を握っても自民党政治と大差ないってことを少しでも早く実感することが、まずは発展方向の順序なのかもしれませんね。(^^ゞ
眠り猫さんのスタンスは「9条の会」と同様ですね。憲法9条の明文改憲を狙う自民党を落選させるというものですね。
しかし、そうであれば、自民党政治の実現力は創価・公明であるというのが現状です。
共産への批判もわかりますが、最悪は創価・公明の自民党への選挙協力ではないでしょうか。
貴ブログでの創価・公明の自民党への選挙協力を批判してくださいますように要望しておきます。
さらに、9条護憲勢力として、明確なのは社民・共産ですので、こうした事実関係をも貴ブログでは知らせていただきたいと思います。
もっとも、自民党の改憲・戦争政策の事実をブログで告発し、知らせていくことは僕と眠り猫さんの最大限の共通行動ですね。
自民党の改憲・戦争政策への批判を強めて、有権者の自民党への投票を阻止する効果を期待しております。