うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

GANTZ -perfect answer-

2012年04月27日 | 日記
 2週連続企画の金曜ロードショー「GANTZ」の2週目である後編「~perfect answer」観ました。

 「デスノート」との共通点は特に後編、原作をアレンジし独自のラストになっているという点でしょう。
 このアレンジのいいところは原作では蛇足と思われた部分をカットしてストーリーをすっきりさせた、ということにあります。特に「デスノート」でははじめ月とLの究極の頭脳戦というところが無理に話を続けたせいでグダグダになってしまっていました。映画ではそこをばっさりカット。月とLの戦いに焦点を絞ってある意味ファンが見たかった「Lによる解決」を映像化しました。

 本作では原作が終了していないということでオリジナルの終わりを用意する必要があったということですが、原作のカタストロフ編があまり好みでない俺としてはこの終わり方はまずまずという感じはしましたね。
 ただなんとなくラストの伏線とかをもう少し練ったほうがよかったのでは…気はします。たえちゃんの「下の名前で呼んで」っていう伏線はやっぱりラストの遊園地で生かされるべきだったし、ラストたえちゃんと加藤にのみくろのの記憶が残るみたいなオチも、くろのがいつか戻ってくる希望がなければ利いてこないと思うんですよね~。

 しかし楽しめたので満足としましょう。

インモータルズ

2012年04月27日 | 日記
 「タイタンの逆襲」の口直し(←失礼)ということで久しぶりに「インモータルズ」観てみました!2011年公開。

 「300」の製作スタッフと「落下の王国」「ザ・セル」のターセム・シン監督の作品とあって、否が応でも斬新な映像に期待が高まるというものです。

 まぁしかし劇場公開時も感じましたが、実際はそこまで「すごい映像!」とは思わなかったわけですが、同じギリシャ神話を題材にとった「タイタンの逆襲」と比較することによって違いが浮き彫りにはなりますね~。

 改めて観て気づいたのは本作ではあまり架空の生物を出してなかった、ということでした。
 「タイタン~」ではモロにドラクエ的世界観が演出されているのでモンスターや空想上の生物がたくさん出てきて楽しいのですが、実は本作には神々とタイタン族は出てくるものの、そのほかはそういう生物は出てきません。テセウスと言えば有名なミノタウロスですが、それも牛の頭をもったモンスターではなく、牛頭の被り物をさせられて殺戮マシーンに仕立て上げられた人間という設定になってました。もちろんラスボスのハイペリオンも神をも恐れぬ残虐な王(人間)という設定。
 あとはいろんなモンスターが出てくるという遊園地的楽しさではなくてこだわりのある映像で見せるというスタイルになっていました。あと、逆にそういうモンスターが出ない分、神々とタイタン族の戦闘シーンはここぞとばかりに超現実的(CG処理バリバリの)に描かれていて、同時進行で描かれているテセウスVSハイペリオンの格闘シーンが対比としてCGなしのガチ肉弾戦になっています。

 やっぱり一般ウケを狙った「タイタン」より斬新な映像作ってやろうという本作の方が好きかもしれませんね~「タイタン」も別に嫌いじゃないですが。

一命

2012年04月27日 | 日記
 問:”一命”という単語を使って短文を作りなさい。
 答:「自転車での帰宅途中、肥溜めに落ちたもののなんとか一命はとりとめた」


 …本編とはまったく関係ありませんが、こんなつまらない冗談でも言わないと観ていられないくらいに重い映画でしたね~。2011年の映画で劇場公開時には3Dでしたね。今思えばこういう映画での3Dというのは珍しいので観ておけばよかったかなとも思います。


 話は若い侍の瑛太が狂言切腹(食い詰めた侍が大名宅の庭先で切腹がしたいと申し出、迷惑して追い払うために金銭を渡してくるのを目的とした行為)を図り、意図に反して切腹せざるを得なくなったという事件を発端に、謎の侍、市川海老蔵が瑛太の身の上を語りだすという内容。


 本作は二人の侍の生き様を通して”武士道”というプライドの形骸化を批判する映画となっているわけですが、テーマとしては割とタイムリーなワーキングプアという切り口で見ると興味深い内容であることがわかりますね。
 真面目に働いて倹しく生活して小さな幸せを享受していると感じている小市民。しかしそれはある意味幻想の上に成り立っている幸せで、ひとたび事故や病気にでも遭ってしまえばあっという間に生活は立ち行かなくなり、借金で首が回らなくなるという綱渡りの人生。
 本作での瑛太や市川海老蔵はまさしくワーキングプア的なキャラで、一方の役所広司たちは一般的な”社会”というものの象徴です。社会人なら海老蔵の”人情”も役所の”社会人としての倫理”もどちらも理解できるはず。だからこそ役所は分かりやすい悪党としては描かれていないんではないでしょうか。実際役所自身が語っているようにちゃんと瑛太に対して礼は尽くしているしアフターケアもちゃんとしています。だからこそ社会としての役所の言い分もわかるし、感情論としての海老蔵の言い分も理解できる、というわけ。そしてわかるからこそ観ている最中二つの価値観に引き裂かれて観客は観ていて辛い思いをすることになるんですね~

 話全体が重いし、いいことなんて一つも起こらない映画なので暗い気分になりたくない人には全然オススメできない作品。ただワーキングプアである人には大変共感ができる映画だと思います。というか自分の将来を予感させるかのようで怖い思いをします

バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー

2012年04月24日 | 日記
 前から見たかったカルトSF映画「バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー」やっと観ました!84年の映画。

 天才科学者にしてロックバンドのボーカルでもあるバカルー・バンザイは時空を越える装置を開発するも、それが原因で8次元に幽閉されている異星人に希望を与えてしまう。
 事態を解決しないと地球が全滅してしまうという状況の中、バンザイは事態収拾のために奔走する。


 隠れた名作ってわけじゃないんですが、マニアの間では有名だと思われる作品で、俺も昔レンタルビデオ時代によくタイトルは見た記憶があります。
 意図的にしろ偶然にしろいろんなSF映画に影響を与えているらしく、いま観るとなかなか楽しめる内容でした。

 たとえば、装置である車両を加速し音速を越えることで次元を越える(元は固体を通り抜ける実験だったのが偶然次元を越えたという設定)というのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に通じるし、奇しくもドク役のクリストファー・ロイドは本作ではその異星人役で出てます。「BTTF」は本作の翌年85年公開。
 異星人が隠れ蓑にしている会社は戦闘機を作る「ヨーヨーダイン社」という会社で、その後の他作品にも面白がって流用されているようなんですが、「ヨーヨーダイン社」と聞いてなんとなく思い出すのが「ターミネーター」に出てくる「サイバーダイン社」。「~ダイン社」という名前の付け方がオーソドックスなのかもしれませんが「ヨーヨーダイン社」の標語が「明日から未来が始まる場所」とうのもそう考えると意味ありげ。ちなみに「ターミネーター」も同年84年の公開。さらに余談ですがこのヨーヨーダイン社にいる異星人は人間の姿でいるときはすべて”ジョン”から始まる名前という設定で、その一人はジョン・オコナーといい、「ターミネーター」の主人公、ジョン・コナーと名前が近い。

 キャスト面でもクセ者揃いなのが見所で、バンザイ役には後にロボットと合体して「ロボコップ」(87年)になるピーター・ウェラー。仲間の一人にはこちらはハエと合体してしてしまう「ザ・フライ」(86年)「ジュラシックパーク」(93年)のジェフ・ゴールドブラムが。

 そして本作を一番見たかったシーンとしてエンディングの「バカルー歩き」があります。
 最初バンザイが一人で歩いていると一人ずつ仲間が合流、横一列で仲間たちが並んで歩く!という演出法?で、町山智浩、柳下毅一郎の「映画欠席裁判」の「ライフアクアティック」の項で取り上げられていて注目していました。なんというか”バカカッコイイ”感じ!!
 「ライフアクアティック」にもジェフ・ゴールドブラムは出ているので2度も”バカルー歩き”経験者!
 珍しいところでは三池監督の「殺し屋イチ」中盤、浅野忠信演じる垣原が暴走を始めるシーンでも”バカルー歩き”が使われてましたね~

 とまぁいろんな意味で楽しめる作品。
 ユルい内容なので特にオススメではありませんが、80年代のSFの面白さは詰まっていると思います。

タイタンの逆襲2D

2012年04月24日 | 日記
 夕食はお好み焼きにしようと準備したところ、作る直前になって小麦粉がほぼないことに気づいた…そんな愉快なサザエさんのうりぼうです<emoji id="278">

 小麦粉を買うついでに映画も観てきました!2010年の「タイタンの戦い」から2年。待望の続編「タイタンの逆襲」!


 今回はクロノス復活のためにハデスとアレスがゼウスを裏切り拉致。ゼウスを助けるためにペルセウスと同じくポセイドンの息子である半神アゲノールらはクロノスを倒す手がかり”堕ちた神”ヘパイストスの元へと向かう。


 久しぶりに会った叔父さんは相変わらず大雑把な人だった…そんな感じの映画でしたね。
 監督も代わってよくなった点と言えば、まずはペルセウスがボウズじゃなくなったというところ。今回はクリクリになってました。
 ところどころに”遊び”があり楽しく見られる。たとえばペガサスが「ペルセウスと凸凹コンビ」みたいな設定になっていて基本なついていない、みたいな設定は確か「~戦い」にはなかったと思いますが、面白かったですね。

 それとは逆に相変わらずおおあじな出来だなぁって思うところもありましたね~。たとえば中盤、ゼウスが捕らえられているタルタロスに向かう際に迷宮を通ることになるのですが、最初一向は地図を見つつ進むのに途中で「役に立たんわー!!」とぶん投げて後半は「直感で突破」。とかクロノス復活に向けて準備する人間軍。圧倒的な破壊力の”身体二つの人たち(マカイって言うらしいけどあれなに?)”にも「とにかく足止めしろ!」という女王が酷すぎるとか、いろいろあります。ペルセウスはいくら半神の英雄とはいえ女王にタメ口はいかがなものか、あと女王に唐突にチューしてるけど普通だったら即処刑されるくらいの行動では?さらにはギリシャ神話の神の設定が特殊ということもあるのかもしれませんが、ゼウスのセリフ「お前は純粋な神ではなく人間の部分があるからこそ神以上の存在となる」みたいなのや「人間には我々にはない自由意志がある」みたいなセリフって神と人間の上下感みたいなのがあやふやになってる気がします。

 とまぁ突っ込みだせばキリがないんですが、神と人間の距離感が近いというギリシャ神話ならではのフレンドリーな感じが随所に見られ、崇拝の対象なんだか親戚のオッサンなんだかよくわかんない雰囲気を醸し出していましたね。ハデスとかアレスは基本タメ口だし(英語圏なので名前呼び捨てはまぁ仕方ないんですが、基本人間より上位の存在という態度が人間側、特にペルセウスにはなく、仮にそうだとしてもハデスとかは”伯父”にあたるだろ!とは思いました)。

 まぁ総合すると相変わらずだったなぁって印象になります。映像は派手だし。そういえば3Dじゃなくて2Dで観てきたんですが、3Dだと迫力が違うんでしょうかね~?「タイタンの戦い」がすごく楽しめた!っていう人なら今回も十分満足できる出来でしたというところ。

ももへの手紙

2012年04月23日 | 日記
 今年は個人的には劇場用アニメの当たり年で、「ベルセルク2」(観ないかもしれないけど)「おおかみこどもの雪と雨」(『サマーウォーズ』の細野監督の新作)、「メリダとおそろしの森」(ピクサーの新作)、エヴァンゲリオンの新作などが公開予定。あとは押井守の新作もあれば言うことなしだったくらいですが、そんな今年のアニメの期待作の1本目であるのが本作、プロダクションIGのオリジナル作品「ももへの手紙」!さっそく観てきました!


 いや~予想以上の出来で面白かったですね~

 なんか今年の映画って主人公が田舎の古い家に越してくるみたいな話多くない?
 本作も父親を亡くして田舎の島に越してきた少女がそこで3匹の妖怪と出会うという話で、もしかするとおおまかなプロットって水谷豊の「愛しの座敷わらし」と被ってるんじゃ…

 この設定を見てピンとくると思いますが、ジブリの作品、特に「となりのトトロ」にすごく影響されているところがあって、場所によっては明らかに意識していると思われるシーンもあります。強いて違いを言えば「トトロ」に出てくる妖怪(?)たちがより神秘的でコミュケーションは基本的にできない存在として描かれているのに対し、本作の妖怪たちは「ゲゲゲの鬼太郎」の妖怪のように人間とは対等にコミュニケーションが取れる存在として描かれているってとこでしょうか。

 ワケあって少女の住む家に住み着いた3匹の妖怪の”世話”をしなくちゃならなくなる主人公のももですが、ここで怖い思いを観客にさせてしまうと作品の趣旨が違ってきてしまうので、妖怪のコミカルさを演出するという工夫がうまいなぁって思いますね~。まず「プリンが食べられてる」ってのがいいです。ここでももとのファーストコンタクトの描き方次第では恐怖映画みたいになってしまいますからね~
 畳み掛けるように妖怪のコミカルさを強調することによって「怖い映画じゃないよ」ってことがわかる仕組みになってます。ももの驚く描写もギャグっぽくなっていますね。

 そこからももの田舎暮らしに対する孤独感とか、母子の確執だとかそういう本筋の話にシフトしていってどんどん引き込まれていくわけです。
 いまの自分の精神状態のせいかもしれませんが、とてもよく出来てると思いました。面白かったなぁ、感動したし。妖怪たちの世界も抑制が効いていて変に全部説明せずにわからないところも多い。ラストも描きすぎない。あのラストのオチもおそらくはちょっと出しすぎかも、というギリギリ感。個人的にはなくてもいいかもってくらいです。

 ということで先着プレゼント!はアメーバのグッズ?だったのでちょっとがっかりしましたが(せめてその紙がポストカードだったらよかったのに…)映画自体はすごく満足しました。久しぶりに”泣ける映画”でオススメの作品かも。あとちょっと涙腺が弱かったらヤバかった…
 笑って泣けて気持ちよく映画館を後にできる映画でした。オススメ。

タイタンの戦い

2012年04月22日 | 日記
 続編の「タイタンの逆襲」公開関連作としてテレビ放映されていた「タイタンの戦い」観ましたよ!


 ボウズ…ボーゥズ…。

 ギリシャ神話の英雄と言えばなんとなくクリクリ天パの美青年というイメージですが、ボウズ頭の軍人さんじゃないか!(主演のサム・ワーシントンは前年「ターミネーター4」「アバター」に出演していたが、ルックスがそのまんま)


 公開当時から言われていたことですが、どうもCGが上滑りしているというか、なんでもCGで表現できるようになったからこそ見せ方とかそういうのって工夫が必要なんだなぁって思います。そういう意味ではCGの記念碑的作品「ジュラシックパーク」は生きてる恐竜をCGで描いたってだけでなく、ちゃんと見せ方も工夫していたんだなぁって思いますね~(だからそれがない続編はつまらなかった)

 ということで明日は休みなんで「~逆襲」観て来ます。とりあえず2Dがいいかな。

電人ザボーガー

2012年04月20日 | 日記
 1974年に放映された特撮ヒーロードラマの映画化。2011年の映画。

 現代風に新しい技術で作られたというよりはできるだけ当時のテイストを損なうことなく大事にリメイクした、という感じでした。
 エンディングに当時の映像が流れているんですが、実際作中出てくる怪人やシーンがそのまま流用されているのがわかります。おそらく曲も当時のものを使ったりしているようだし、冒頭出てくるいかにもな効果音も再現されています。

 この映画では青年期の話である第1部と熟年期である第2部に分かれていて、第1部はまさしく昔のドラマを意識した内容、第2部はそこから現代風にヒネった展開を見せています。板尾創路が主人公を演じている第2部の方がよりギャグっぽさが増えているんですが、それもまた本来の味を損なっていなくていいです。
 話もまとまっていてしっかりしているし、「ヤッターマン」「ゼブラーマン」も好きな映画ではありますが、三池作品のような暴走もなくちゃんと作品世界に納まっている感じがしていて楽しめました。

 ちなみに第2部に出てくるアキコ役の人はもしや…と思ったら、やっぱりドラマ「最後から2番目の恋」に出てた子だね~ヘソ出して頑張ってましたね。

指輪をはめたい

2012年04月19日 | 日記
 山田孝之主演のラブコメディ?映画。2011年公開。

 スケートリンクで頭を打って記憶喪失になった山田孝之。3人の女性(小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴)に3股を掛けていること、カバンの中には指輪があり誰かに渡す予定であったことがわかります。まったく思い出せないままに誰に渡すつもりだったのか突き止めようとするのですが…


 というような内容。
 原作小説を大きくアレンジしているようなんですが、本作の監督が女性のせいかやはりどことなく女性的な感じはしますね。特にラストの3人の女性のなんともいえない雰囲気というか表情というか、その感じは女性独特の感性のような気がします。
 なので、この映画は男より女性が観た方がよく理解できるんじゃないのか?と思いました。前半はあまり抑揚がない感じはしますが、後半はぐっと切なくなり楽しめました。

BATTLESHIP / バトルシップ

2012年04月17日 | 日記
 「マイティ・ソー」の時は添え物的な扱いで少々残念でしたが、本作では頑張ってましたね~浅野忠信。海外でもファンが増えたんじゃないでしょうか。

 ということで観てまいりました、ユニバーサル100周年記念作品「バトルシップ」。

 宇宙から悪い宇宙人の戦艦が落ちてきて合同演習中の日米海軍が戦うという内容のSFアクション映画。


 もっと何も考えずに観るお気楽映画かと思いきや、テーブルゲーム「バトルップ」を原案にしているせいか意外に硬派で知略に富んだ戦略で圧倒的武力の宇宙人戦艦と戦うという映画でした。
 まず宇宙人の戦艦がすごくて地球人の兵器では到底叶わない、というところからスタートするので、頭を使わないと勝てないという設定が良かったですね。
 中盤初めて敵に一矢報いるというシーンがあるんですが(リアーナが敵宇宙人を”吹っ飛ばす”シーン)そこからが地球人の反撃が始まった!って感じでやっぱりハラハラドキドキして楽しい。
 何をやってもうまく行かないハンパな男である主人公とバディとなる大和魂の男・浅野忠信のコンビが見ていてステキでした。
 あとラストに登場する戦艦ミズーリ!ちょっと笑えるんですがそれでも胸にジーンときますね。やっぱり空母よりこういう映画では大艦巨砲主義の方が映えるよね!(大艦巨砲主義とは、20世紀前半に世界の海軍で主流だった砲台がたくさんついた戦艦のスタイル。途中から空母にして戦闘機たくさん載せた方がいいってことになり衰退したらしいです)

 正直、ヤマト実写版はこういうスタイルの映画を目指した方がよかったんだろうなぁって思います。変にロマンとかを強調した結果、失笑続出の恥ずかしい映画になっちゃったわけだし。
 あ、ちなみに現在発売しているTVブロスにミリタリー大好き押井守が本作について兵器好きからの視点で語っていますのでお好きな方はそちらも立ち読みなりするとさらに楽しめるかもしれません。