うりぼうのシネ煉獄

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インモータルズ

2012年04月27日 | 日記
 「タイタンの逆襲」の口直し(←失礼)ということで久しぶりに「インモータルズ」観てみました!2011年公開。

 「300」の製作スタッフと「落下の王国」「ザ・セル」のターセム・シン監督の作品とあって、否が応でも斬新な映像に期待が高まるというものです。

 まぁしかし劇場公開時も感じましたが、実際はそこまで「すごい映像!」とは思わなかったわけですが、同じギリシャ神話を題材にとった「タイタンの逆襲」と比較することによって違いが浮き彫りにはなりますね~。

 改めて観て気づいたのは本作ではあまり架空の生物を出してなかった、ということでした。
 「タイタン~」ではモロにドラクエ的世界観が演出されているのでモンスターや空想上の生物がたくさん出てきて楽しいのですが、実は本作には神々とタイタン族は出てくるものの、そのほかはそういう生物は出てきません。テセウスと言えば有名なミノタウロスですが、それも牛の頭をもったモンスターではなく、牛頭の被り物をさせられて殺戮マシーンに仕立て上げられた人間という設定になってました。もちろんラスボスのハイペリオンも神をも恐れぬ残虐な王(人間)という設定。
 あとはいろんなモンスターが出てくるという遊園地的楽しさではなくてこだわりのある映像で見せるというスタイルになっていました。あと、逆にそういうモンスターが出ない分、神々とタイタン族の戦闘シーンはここぞとばかりに超現実的(CG処理バリバリの)に描かれていて、同時進行で描かれているテセウスVSハイペリオンの格闘シーンが対比としてCGなしのガチ肉弾戦になっています。

 やっぱり一般ウケを狙った「タイタン」より斬新な映像作ってやろうという本作の方が好きかもしれませんね~「タイタン」も別に嫌いじゃないですが。


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