うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

ジョン・カーター3D

2012年04月16日 | 日記
 以前ディズニーが大赤字を出しそうという記事を書きましたが、その後テレビCMを観るたびに「頑張ってるな…」と思ったものです。

 そして先週末からやっと日本でも公開されたわけですが、俺は休みだったので朝イチのを観るべく映画館に行きました…が、地元のシネコンは長蛇の列!!
 「帰ろうかな…」と思ったのですが、ふと気づき「頼む!この行列が『名探偵コナン』であってくれ!!!」と思いなおして会計。
 予想は大当たりで「ジョン・カーター」3人でした…
 擁護するとコナンやSPECなど他にも一般ウケしそうな映画をやっていたのと、ジョン・カーター自体3Dと2D両方同時刻にやっていたので3Dの方が少なかった可能性が。あと田舎のシネコン自体話題作でも平日午前はこんなもんだってのもあります。特別この映画が少ないってわけじゃないってことで…。


 さてそんな映画、記事とは裏腹にけっこう楽しかったです!
 ただ時間が133分と長い。あと舞台がほとんど火星なので、小さい子供は飽きちゃうかも。大人の観客にすればせめて前後編に分けたほうがいいボリュームという感じはしました。
 原作がバローズの「火星のプリンセス」(知りませんでしたがタイトルはなんとなく聞いたことあるので有名な小説のような気がします)。

 ディズニー製作だけあって話のまとめかたが気持ちのいいものでしたね~
 原作どおりなのかもしれませんが観後感が良かったです。3Dでわざわざ観るほどじゃない映画だと思ったのでこれから観る人にはどちらかと言えば2Dをオススメ。
 こういう映画はセットや風景、小道具や衣装にいたるまですべてのものをイチからオリジナルで作らなければならないため制作費はすごく掛かりそう。そりゃあ工夫しないと赤字になるよね…と思いましたよ。

THE 4TH KIND / フォース・カインド

2012年04月14日 | 日記
 UFOによる誘拐事件を扱ったモニュメント映画。2009年公開。


 好きな映画で久しぶりに観ました。
 「パラノーマル・アクティビティ」がピンとこないのにこちらの映画が好きなのはまず題材が”心霊”と”UFO”であって、個人的にはUFOネタの方が好きというのもありますが、ジャパニーズホラーのテイストをアメリカ人が料理した際に本作の方がより日本人のホラーの雰囲気に近いからなんじゃないかという気がするからです。

 不条理で不気味な事件に巻き込まれるという展開でしかもちゃんとした起承転結がなく、タネ明かしがラストにあるわけでもない、という構成はここ数年の日本の怪談のスタイルに近い。
 逆に「パラノーマル~」は日本の怪談動画のスタイルを踏襲しているにも関わらず「理路整然とした理由(なぜこの人が怪異に見舞われるのか?とかこの怪異が起こる原因)」を説明しようとするところがいかにもアメリカ的というか、ちゃんとした物語として完結させようとする(製作者の)気持ちを感じさせます。
 それに比べると本作は作中起こることに対してすべてが曖昧でどうとでも解釈できる演出になっています。
 まず物語が一貫してアビーの視点から”のみ”語られていて客観性がない、というのも意図的な作りでしょう。ラスト”アビーの妄想説”に対する謎解きがほのめかされますが、それもまた”実際に記録された映像”と矛盾していたりして釈然としない作りになっています。
 この”ぶつ切り感”、”説明に対する不親切な感じ”こそ最近の日本の怪談のスタイル、都市伝説な構造で好きなところなんですね~。
 わざと顔の知られた俳優を起用して”再現フィルム”を挟み込むことによって逆に”実際の映像”(として撮られたもちろんフィクションの映像ですが)がリアルに見えるという小技もまたうまいなぁと思います。

 この映画に関して”実際の映像”として流されたパートは本当に”実際の映像なのか?”が取り沙汰されましたがまぁそのへんをあれこれ言うのは無粋と言うものでしょう。この手の作品でノンフィクションなんてありえないと思ったほうが確実と言えます。これはテレビの心霊動画特番や超能力特番についても同様です。

 ともあれ、
 好きな映画でやっぱり楽しめた!ということで満足しました。何度も観るような映画でもないのでまたしばらく時間を置いたらまた観たいと思います。

ナショナル・トレジャー2 & Space battleship ヤマト

2012年04月12日 | 日記
 テレビでやっていた2作品「ナショナル・トレジャー2」(2007)と「Space battleship ヤマト」(2010)観ました!

 まずは今晩やっていたヤマトの方から。

 あいかわらず突っ込みどころ満載のストーリー展開・演出、そしてキムタク節全開の内容といろいろ思うところ、笑うところがたくさんある映画でみんなで突っ込みいれながらワイワイ見るのが一番いい見方だと思いますが、本作を見た人ならぜひシネマハスラーの本作の回も聴いてみていただきたい。

 知らない人のために説明すると「シネマハスラー」とはライムスターの宇多丸と言う人がやっているラジオ番組の1コーナーで、毎週劇場公開中の1作品を取り上げ40分近くにわたって批評するというもの。ミュージシャンの映画批評コーナーとは思えない鋭い批評で映画好きの間ではけっこう有名です。本作もスポンサーの関係か暗号放送と題して「スポーツマン・山田」として放送されました。
 その突っ込みがいちいち面白いので本作で笑った人にはぜひ聞いてもらいたいですね~数倍本作が楽しめます。ちなみにニコニコ動画などに動画(ラジオなので厳密に言えば音声ファイルですが)がアップされています。
 ヤマトの醍醐味はシネマハスラーで言い尽くされているのでこのへんにするとして

 次は「ナショナル・トレジャー2」

 あいかわらずやってますな~ケイジ、という感じの作品。
 緊張感はないものの、安心して観られるという意味では変な安定感があります。
 タイトル通り”アメリカの国宝(隠された財宝)”を探すトレジャーハンターが主人公で、歴史に埋もれた隠し財宝を探すので、日本で言えば徳川埋蔵金みたいな感じなんでしょうか、隠し場所のヒントがわらべ歌の「かごめかごめ」に隠されているとかね。
 今回はラシュモア山の歴代大統領の彫像に関係しているとか、「インディ・ジョーンズ」系とは逆にジャングルじゃなくて都会の真ん中とか観光名所とかそういうとこに実は財宝が!ってのが楽しいですよね。
 わざわざレンタルしてくるってほどじゃないんですが、テレビで観る分には満足のいく内容でした~

はらぺこヤマガミくん

2012年04月11日 | 日記
 食べさせて~食べさせて~~君を食べさせて~♪

 ネット配信されていたシリーズを劇場版としてまとめたものらしいです。
 監督は「ロボゲイシャ」などの井口昇監督ら。

 15分で挫折して観るのやめちゃいました…

 人間を主食とする山の神様ヤマガミくんら異形の着ぐるみをメインキャラクターとするブラックなコメディ。
 ユルキャラもので、こういうノリが好きな人にはたまらないんだろうな、と思いますが(実際観るまでは俺も面白そうと思っていたので)残念ながら実際観てみるとあっという間に興味が失せてしまいました。

 レンタルしたDVDにはメイキングがついていて助監督くん目線で製作風景が撮られているんですが、そっちの方がよほど面白かった。3人の監督が3日間という短期間で30話近いエピソードを撮影するというのが面白かったし、低予算映画らしい手作り感というか和気藹々とした感じもよかったです。これだったら「架空の特撮映画を作るメイキング映画」という企画の方が面白いのにって思いました(つまり本作で言えば本編を特典映像にしてメイキングの方を本編にする)。

グエムル 漢江の怪物

2012年04月11日 | 日記
 ポン・ジュノ監督の作品を続けざまに見ていて、今日は「グエムル」を久しぶりに観ました。

 この監督の映画としては割と異色というか珍しく娯楽作的なものに挑戦!といった感じでしたが、やっぱりポン・ジュノ作品というか独特のブラックジョークというか恐怖と笑いをうまくミックスしているなぁと思いましたね~

 アメリカ人の科学者?が劇薬を大量に下水に流したために突然変異した怪物が出現。主人公であるソン・ガンボの一人娘をさらっていくのでした。ソン・ガンボの家族は政府に隔離されたりしつつも娘を救出に奮闘するのでした。


 怪獣に襲われた一般市民の側から語るというスタイルは「宇宙戦争」に近いですね。
 ソン・ガンボがいい年してなにをやってもダメなおっさんという設定なのもよかったし、その父親、兄、妹(ペ・ドゥナ)もみんなどこかとぼけてる雰囲気なのが面白かったです。このどこか肩の力が抜けた感じは「男はつらいよ」にも近い感じかな?とか思ったりしました。
 ポン・ジュノ監督作品としては異例な1作ですが、個人的にはけっこう好きな作品でした。ちなみに一緒にハリウッド版「Godzilla」も観ようと思っていたんですが、近所のゲオには在庫なし・・・無常ですな。

小人軍団VS着ぐるみ軍団

2012年04月10日 | 日記
 悪趣味!無謀!下品!!
 下劣な笑いに包まれた闇の夢の国。アンチ・ディズニー的とも言えるコメディ作品。2009年の映画。

 伝説の小人ポルノスターが死去し、莫大な遺産は父へのリスペクト0%の腹違いの二人に託されることになるのですが、遺言で小人と着ぐるみキャラそれぞれ5人のリーダーとなり30日間30種の対決によって勝ったチームに与えられるということに。
 欲の皮の突っ張った子供二人は小人と着ぐるみの精鋭10人を選抜。遺産を巡って死闘を繰り広げるのですが…


 遺産云々というところはフィクションで、実際の対決風景はドキュメント(ガチ)ということでサシャ・バロン・コーエンの「ボラット」や「ブルーノ」に近いテイストの作りです。ちなみに近所のゲオではドキュメンタリーのコーナーにありました。

 ちょっと前にバラエティ番組で「『闘牛場内でポーカーして最後まで牛に跳ねられなければ勝ち』というひどい企画をやらされそうになった」とお笑い芸人が語っていましたが(誰かは忘れた。番組はダウンタウンDXだったかな?)、本作がその企画のネタ元で本作中ではカウボーイの着ぐるみがガチで撥ねられてました<emoji id="278">(おそらく着ぐるみなので周りが見えなく、逃げそびれた)けどハラを抱えて爆笑!

 それだけでなく登場人物が小人(ミゼット(小人)は差別用語なので”リトルピープルと呼べ!と着ぐるみ軍と口論になるシーンもある)と着ぐるみ(日本で言う”ゆるキャラ”みたいな人たち)で口も悪く差別ネタ、シモネタ満載。
 そういうのが苦手、生理的に抵抗がある人はまったく面白くないと思います。ジャッカス系なのでそのへんの悪ノリっぽいのがイケる人には楽しめると思われます。
 あと小人軍になぜか「アーノルド坊やは人気者」のゲーリー・コールマンも出演!まったく見た目が変わらねぇ!とはいっても「アーノルド坊や~」出演当時は10歳だったので別にあの時おじさんだったわけじゃないんですが(ちなみにゲーリーはこの作品の翌年2010年に亡くなっているのでした…ショック)。

 ともあれ、最後はちょっといい話風に終わっているので観後感はそれほど悪くはありません。けっこう笑ったので割とオススメです。

ほえる犬は噛まない

2012年04月06日 | 日記
 ちょっと前に同じポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」を観て、前々からの評判がウソではないことを痛感したわたくしは続いて長編デビュー作でもある「ほえる犬は噛まない」を借りてきましたよ!2001年公開の映画。


 原題は「フランダースの犬」らしいんですが、監督が適当につけた(エンディングでアニメ「フランダースの犬」の曲を歌っているため)らしくテーマとは関係ないそう。で邦題の方はアメリカ?のことわざです。こっちも微妙に作品のテーマとは合致していないような気はしますが。


 マンモス団地が舞台。
 大学教授になれずに焦る恐妻家の男はある日、団地内の犬の鳴き声に辟易して見かけた犬を地下室に閉じ込めてしまいます。その頃、団地の管理事務所で働く正義感の強い女・ペ・ドゥナは相次ぐ犬失踪事件に注目しています。そんな時、団地の屋上から犬を投げ捨てようとしている男を目撃するのですが…


 いや~面白い!!
 これが長編のデビュー作だとはそりゃあ才能が評価されるわ!という作品。
 やっぱりどこか抜けていてとぼけた魅力は健在。
 映画的なものではなく、日常の正義と悪とはみたいなテーマの作品ですね。
 悪行にもそれぞれ事情があり、正義の側にも事情がある。それらが絡み合って日常が存在している…みたいな感じでしょうか。
 それをドラマティックではなくてすごく素朴に自然に描いているのがいいですね~
 登場人物もそれほど多くなくて話複雑じゃないし、これはけっこう掘り出し物です。この監督の作品が気に入った方はぜひ原点として観てみてほしいですね~

HERO 劇場版

2012年04月05日 | 日記
 風邪で寝込んでいるときに撮り溜めていたテレビドラマ「HERO」を一気観し、勢いで劇場版もレンタルしてきて観ました!

 久しぶりに観てびっくり!6年経っていた!
 テレビドラマは2001年に放映されていたんですが、劇場版は2007年公開ということで実際キャストは6年後の再結集となります。


 もともと「HERO」はキムタクが主演ということを差し引いてもよく出来たドラマだと思っているんですが、劇場版もまたほどよく出来ていて楽しかったですね~
 ただ映画用ということでちょっとやりすぎ感がする部分も多々あるのも事実。
 たとえば後半のキーパーソンである代議士のタモリがサングラス姿だったり(普段は…という設定ならまだしも裁判中もサングラスつけてるのはどうなの?)、ラスト法廷で主要キャラが勢揃いしてしまったり(児玉清まで!)、前後しますがあんまり関係ない韓国のシークエンスがあったり…なにより気になるのはキムタク&松のコンビの”捜査”のために他の検事仲間が協力するシーンがけっこうあること。お前ら仕事は?まぁ休日返上で、とか勤務時間外でとか理由があるんでしょうが今回は主役二人の事件に焦点を絞ったために他のキャラの見せ場があんまりなかった、ってのが残念ですね~ああ、そういえば6年経ってるのにメンツに変わりがないってのもいいと言えばいいですが残念といえば残念(テレビドラマ版でキムタクが飛ばされることになった時、「公務員なんだから転勤は当たり前だろ」というようなことが言われていたのに…)。

 ともかく裁判のくだり(角野の「ダメだったらまた海のキレイなとこにでも飛ばしてやるよ!」とかキムタクが法廷に向かう際警備員さんとハイタッチしていくとか細かいとこも)盛り上がりがすごく良かったと思います。一貫してキムタクの通販好きという設定が効いているのもよかったし。

 と満足いった作品でした。どちらかと言えばテレビドラマ版のがオススメ。

アヴァロン / Avalon

2012年04月04日 | 日記
 2001年公開、押井守による実写SF映画。

 押井守の作品は好きでアニメ作品では「パトレイバー2」が傑作と思っているんですが、実写ではおそらく「アヴァロン」が一番と思ってます(そもそも押井監督の実写映画は実験的なインディーズっぽいのが多いので”ちゃんと観られる”実写長編は本作くらい、という気もする)。

 「GAMER」を観てこの映画を久しぶりに観たくなったんですが、この映画の興味深いところは「現実を越える質の世界を表現した」というところです。
 この作品で主人公アッシュが目にする世界は3つあり、それは「1、仮想戦闘ゲーム『アヴァロン』内世界」、「2、ゲームプレイヤー・アッシュの生活する現実世界」、「3、『クラス・リアル』と呼ばれる世界」。

 面白いのは「クラス・リアル」。
 今まで全体的に画像補正されセピアカラーのような世界だったのが、「クラス・リアル」のシーンではフルカラーになります。これはつまり「現実を越える世界」の表現です。たとえば今現実世界でフルカラーで世界を見ているわけですが、何者かに「死んだらこの100倍の色数・画質で世界が見られるようになる」と言われたら…。もちろん現実には想像すらできないのですが、この映画では「主人公の現実世界の質を落とす」ことでいままで10色の世界に生きていたアッシュが急に現実を遥かに越えるフルカラーの世界に投げ出されるという異常さを表現しています。残念なのはそのへんの主人公のとまどい、みたいなものがほとんど表現されていないというところですが・・・。

 あとこの映画は入れ子になっているので、結果的に主人公アッシュが現実だと思っている世界(とプレイヤーだと思っている自分自身)もまた誰かの作ったゲーム世界なのでは?というミステリー要素になっています。ラスト、マーフィーがアッシュに言う「お前の名前の由来である銀のメッシュはどうしたんだ?」というのはつまり、最初”本当のプレイヤー”がゲームキャラクターにつけていた”アッシュ”という名前をただお前は付けられているだけじゃないのか?(ゲームをする時、プレイヤーはいろんなゲームによくお気に入りの名前をつけたりするので)そしてマーフィーの結末を見れば分かるとおりクラス・リアルもまたゲーム世界だったわけで、ある意味自分は本当は誰かが操作するゲームキャラクターでこの世界はゲーム世界ではないのか?という妄想の無間地獄…という終わり方なんですが。

 ここまで書いていてなんですが、押井守の作品の特徴はおそらく「語りたくなる」「一言自分なりの解釈を言いたくなる」というところでしょうね。
 それを別にしてもこの作品、目を引くシーンがいくつかありSF好きにはけっこうオススメです。あ、同時にファンであっても強烈に眠くなる映画でもありますが・・・

GAMER / ゲーマー

2012年04月02日 | 日記
 2009年のSF映画。

 ゲームのプレイヤーとゲーム・キャラクターをテーマにした映画はいくつか思い出せますが、この作品はいろいろと突っ込みどころもあります。
 報酬と引き換えに志願者の脳をコントロールしてプレイヤーに遊ばせるという画期的なシステム”ソサエティ”に続く新しいゲーム「スレイヤーズ」が本作のテーマ。今度は死刑囚に「30日間生き延びられれば釈放」という報酬と引き換えに実弾を使った”戦争ゲームのキャラクター”をさせるというもの。
 無敗を誇るキャラクター「ケーブル」が主人公で、彼を巡る陰謀がベースになっています。


 実在の人間をコントロールすることの倫理的問題であるとか(「ソサエティ」ではキャラ同士のセックスもさせられるみたいだし、「スレイヤーズ」ではもちろん実際生き死にが掛けられている)そんへんの世論的なものは一切描かれていません。
 予告編を見る限りではもっとバーチャルなSFっぽい感じだったのに、ゲーム世界とは言っても実際は”本当の戦闘”なのでそういう面白みはなかったですね~。死というリアリティの希薄化みたいなテーマではないのは確かです(それをテーマにしたければキャラクターはデジタルデータの方が都合がいいし。何度死んでも何事もなかったかのように再スタートするマリオの方がよっぽど死が希薄化している)。

 ちなみに主人公ケーブル役は「300」(2007年公開)の主人公役のバトラーですが、同じような戦いの映画でも一転してこちらには死の臭いがない野がなんとも皮肉です。