うりぼうのシネ煉獄

映画・ゲーム・テレビ・本の感想をまったり書きます。

小野寺の弟、小野寺の姉

2014年10月31日 | 日記
視聴環境:映画館

 片桐はいりが好きだ。向井理も好感触。そんな二人が姉弟のコミカルなヒューマンドラマ。

 …だけに惜しい!

 若干ネタバレ気味に書いちゃいますが、こういう映画を観るとき、自分ではどうしてもハッピーエンドを望んでしまうんですよね。
 弟が苦い失恋(元カノは麻生久美子!)からなかなか立ち直れずに新しい恋に踏み出せない、という設定で、姉もまた弟の心中を察して一人幸せにはなれないと思っている。そんなある日、姉弟に恋の予感が…という内容。

 片桐はいりのお相手は及川ミッチー。そして向井理の相手は山本美月。ドラマ「アオイホノオ」で頓子ちゃんを演じていた人ですね。「アオイホノオ」ではど近眼なのにメガネを嫌っていて主人公にすごい顔を近づけるという魔性の女の子でしたが、本作でも憎たらしいくらいにかわいい!本作でも瞳をうるうるさせてますね~。

 わかるんですよ。
 悲しい失恋があってもお互いを思いやる姉弟がいるから明日も元気にやっていけるってオチもね。しかし…うまくいって欲しかったなぁ。ここは姉弟二人だけの世界で完結してほしくなかった。あとなんか細かいところがいろいろと半パな感じで、もうちょっと後半の3分の1はよくできたんじゃないだろうか、とも思いました。


 主人公の二人の掛け合いをはじめとしてけっこうキャスティング的には好きな人が多く出ている作品なので、逆にハードルが上がってしまい脚本の出来が辛口になってしまうという逆効果。ぜひ今度はそれぞれがうまくいく続編「小野寺の姉弟、その後」を作って欲しいですね!

記憶探偵と鍵のかかった少女

2014年10月24日 | 日記
視聴環境:映画館、字幕

 正直に言おう、途中少しウトウトしてしまったと…!

 ということで観てまいりました、「記憶探偵と鍵のかかった少女」。

 人の記憶にダイブして出来事の真相などを探る職業”記憶探偵”が公に存在する世界。妻の自殺をきっかけに半ば引退していた主人公ジョンは、復帰のリハビリを兼ねた簡単な仕事のはずの仕事を請けるが、少女の記憶の裏には大きな闇が広がっていた…。


 主人公ジョン・ワシントン役にはマーク・ストロング。海老蔵から軽薄さとギラギラした感じを抜いたような渋いイケメン坊主です。どこかで観たことあるなとは思っていたんですが、最近だと「裏切りのサーカス」のブリドー(コリン・ファーズとある関係にあった人)や「キックアス」の悪党の方のガキの父親役とかやってましたね。見た目がイカツいからか悪役が多いような気がします。

 で、本作はまず「シャッター・アイランド」や「インセプション」のような現実と虚構があいまいになり観客を翻弄するタイプの映画で、細かい伏線は複数回の鑑賞によって明らかになる、というような作品です。この手の作品のデメリットは製作者側の思惑を越えて観客が際限のない深読みの迷宮に迷い込んでしまう、という点、またある部分が製作者側の意図した演出なのか、それとも単なる脚本や演出の穴なのか判別できないという点もあります。

 なにかが原因でやさぐれている渋い中年男、話には関わってこないある同僚の存在、少女によって現実が崩壊(あるいは反転)する展開、ハードボイルドなどなど、これって「ブレードランナー」の影響を受けているんじゃないかな?と思いました。「ブレードランナー」自体が「近未来のフィリップ・マーロウ」というスタイルらしいのでフィルム・ノワール自体を意識しているのかもしれませんが。


 というわけで、
 一部見落としたシーンがあるのも含めてもう一回見たいとは思うんですが、わざわざ劇場で高い金を払って観るのもなぁという感じの作品でもあります。DVDになってから気になるところを見直す、というのが一番いい鑑賞法なのかもしれませんね。

ゴーストバスターズ2

2014年10月23日 | 日記
視聴環境:CS、字幕

 数年前から「3」の製作がアナウンスされ、ビル・マーレイが出ないだの、やっぱり出るだの、これで旧メンバーが全員続投決定…と思いきや、そんなうちにイゴン博士役のハロルド・ライミスが亡くなったりとなかなか企画が進まない状態の「ゴーストバスターズ」。

 今回は「2」を鑑賞しましたが、なんと言っても傑作は「1」でしょう!!!
 アラフォー世代の映画好き、特にSFや特撮映画好きにとってはこの作品は「ハリウッド大作」「洋画特撮映画」への入門作品となったはずです。自分もおそらく(それまでの東映マンガ祭りみたいなのとは別に)「映画館に観にいきたい」と意識した初めての映画だったように思います。

 序盤の「図書館のゴースト」、高級レストランの緑色の大食漢「オニオンヘッド」、そしてヤマ場、ゴジラよろしく町を破壊するゆるキャラ「マシュマロマン」。
 ゴーストバスターズの地味な衣装(害虫駆除業者のユニフォームをアレンジしている)やビル・マーレイをはじめとした”非正義の味方”的なキャラクターたち。
 どれをとっても魅力的でワクワクさせる内容でした。

 それに比べると5年後に作られた本作「2」は単なるファンのためのサービス映画といった感じでイマイチ。ロゴのゴーストがピースサインをしていて「2」であることを表しているのもあざとい感じだし(ユニフォームのロゴもピースしている)、ラスト自由の女神を歩かせるというのもイカれてて楽しいけどどう見ても銅像が動いているようには見えない。

 ということで、
 「2」はまぁ蛇足な感じがするんですが、「1」はいまなお色あせない魅力に満ちていますね。いまだにあのロゴやマシュマロマンのキャラクターは洒落てると思うし。ということで「1」をオススメ。


ゴーストバスターズ 1&2パック [Blu-ray]
ゴーストバスターズ 1&2パック [Blu-ray]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2014-12-03
売り上げランキング : 127


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

誰よりも狙われた男

2014年10月22日 | 日記
視聴環境:映画館、字幕

 先日オーバードーズで亡くなったフィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作にして「裏切りのサーカス」のル・カレの原作もの!とくれば観ずにはおれまいて!!!ということで観てきました。

 今回はドイツの諜報組織でテロ対策チームのリーダーであるホフマンが主人公。今回も抑えた映像、地味な活動、そして主人公がしょぼくれたメタボなオヤジという鉄壁の布陣でワクワクさせますね。「007」シリーズの裏を行く「これぞ本当の諜報活動だ!」という作品です。

 冷戦後、そして911以降の荒廃した世界を舞台に、ロシアやアメリカとの微妙な駆け協力や駆け引きをしつつ活動する諜報組織のテロ戦争を描いていてとても刺激的な内容。「裏切りのサーカス」では複雑な展開に反して「裏切り者を探す」というはっきりしたゴールが用意されていたのでわかりやすかったんですが、本作ではどうなったら終わりなのかが少し不透明で娯楽作度は低めかもしれません。
 しかし、フィリップ・シーモア・ホフマン。いい役者なのに亡くなったのは残念ですね~。本作でも終始つまらなそうにタバコ吸ったり、コーヒーすすったりする(これもジェームズ・ボンドとは対極の)キャラが様になってる。そして白さ!髪が白髪なのも込みでアルビノかと思うほどに色が白く、それがまた”陽の当たらない世界で生きてきた”感じをかもし出していてよかったです。


 この2作を機にさらにル・カレの作品は映画化されるでしょうから、これからも期待ですね。映画を観た後はコーヒーショップでコーヒー買いたくなります。

魔女の宅急便(実写版)

2014年10月17日 | 日記
視聴環境:DVD

 「魔女の宅急便」の実写版。正直大丈夫か?と思ったわけですが意外と楽しめた作品。

 しかし主人公の唯一使える魔法は”空を飛ぶこと”だけなので、箒で空を飛ぶシーンの表現はもうちょっと気を使った方がいいんじゃないだろうか、とは思いました。なんだかふらーっと飛びすぎ。せめて両親の元を発つシーンくらいは観客をワクワクさせるような演出であってほしかった。

 あとはジブリ版とほぼ展開は同じで町の人々との出会いを通じて傷ついたり元気をもらったりとキキが成長していくという話です。この映画は原作に忠実になっているので、ジブリ版にあった飛行船事件はなし(ジブリ版のオリジナルなので)、カバを運んだり、洗濯物を干す手伝いをしたりといった原作のエピソードが採用されていますね。

 ジブリ版ではヤマ場に「飛行船事件」というオリジナルエピソードが入れられているんですが、やっぱりそこはうまいなぁと思いますね。中盤、キキの魔法が一時的に使えなくなり、飛行船事件でトンボを助けるために再び魔法を取り戻すという展開はドラマチックだし。その点では本作はちょっと弱い感じはします。
 あと町の人の反応が平坦すぎて「そんな手のひら返したような反応って…」って思ったまま終了してしまいますしね。ジブリ版同様エンドクレジットで後日談的なシーンが挿入されていますが、そこを本編にエピローグとして入れたらよかったのにとは思いました。

 しかし現在とも過去とも、日本とも外国ともつかない不思議な町の雰囲気は割といいなぁと思いましたね~。ジブリのヨーロッパ然とした感じとはまた違った味がありました。ちなみにナレーションは原作者の角野栄子。他に「パンを受け取る客」としてクレジットされているらしいですが確認できず。

 全体には清清しい作品で好感が持てます。ただ物語の構成としてはやはりジブリに軍配が上がる。そこはさすがは宮崎駿、うまいです。原作はまだ続くのでジブリで映像化していないキキの大人期を続編で描くとそれはそれで面白いんじゃないか、とは思いますね。


魔女の宅急便 [Blu-ray]
魔女の宅急便 [Blu-ray]TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2014-09-19売り上げランキング : 1339Amazonで詳しく見る by G-Tools

ゼロ・グラビティ IMAX3D

2014年10月16日 | 日記
視聴環境:IMAX3D、字幕

 北海道は札幌のユナイテッドシネマではIMAX3D作品のアンコール上映ってのをやってまして、ラインナップを先に書くと、

「ゼロ・グラビティ」 ~10月17日(金)
「パシフィック・リム」 10月18日(土)~10月23日(木)

 今週は「ゼログラビティ」来週は「パシフィックリム」を公開。料金も1500円とお得!(通常は割引なしの2300円)
 贅沢を言えばピクサー作品の3Dのとか「アバター」とかも入れてほしかったところですが、3D作品、特にIMAXは一度見逃すとなかなか観られないので「ゼロ・グラビティ」行ってきました!


 3D作品は数多く公開されていますが、その中でもこの映画は3Dに特化した作品で、劇場で3Dで見ないと意味がない作品と断言してもいいくらいです。劇場3D観賞と家で観賞の比較をたとえるなら、名店ラーメン屋のラーメンとそれをコンビニカップめん化した商品くらいの違いがあるでしょうか。どんな感じかを味わうことはできますがある意味まったく違うとも言えます。家でDVDを見て「それほど面白くなかった」と言っている人は明らかに”わかっていない”とも言えますね。これはディズニーリゾートやUSJのアトラクションに近い作品と言えます。


 さて、本作。
 最初にIMAX3Dの試写会で見てから今回で3回目くらいの観賞になるんですが、やっぱり飽きないですよね~。
 ストーリーがシンプルでどちらかと言えば映像を堪能するのが主眼という作品だから飽きがこないというのもあります。
 登場人物はたったの2人。ストーリーは破壊されたスペースシャトルから自力で地球へ帰還するというシンプルなもの。映像はほとんど登場人物、宇宙船、地球くらい。というかなり余分なものを削った作品だからこそ、ひとつひとつのセリフやしぐさ、音楽や効果音の使い方、カットのタイミング(この監督はとにかく長回しが有名)などが際立っているようにも思えますね。

 主人公の背後に常に移りこむ地球の映像、昼や夜、朝や夕暮れなどとにかく美しい。また宇宙も普通の映画のようにただ暗闇に星が瞬いているというような平坦なものではなく広がりがあってこれも3Dの効果なのかもしれませんね。


 ということで、
 ひさしぶりに見た本作、こればっかりは家で見てもなぁと思っているのでアンコール上映があればまた見に行きたいですね~


ゼロ・グラビティ ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray]
ゼロ・グラビティ ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産)2枚組 [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2014-04-23
売り上げランキング : 180


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


梟の城

2014年10月12日 | 日記
視聴環境:BS

 戦乱の世に暗躍する忍びたちを描くサスペンスアクション映画。99年公開の作品なんですが当時としては城の遠景などをデジタル映像によって表現したりとけっこう新鮮。

 実はかなり観たいと思っていた作品で楽しく観られました。この映画、レンタルしてないんですよね~。DVD化はしているのでなにか大人の事情があるのかもしれません。同じ「梟の城」でも63年版の方はレンタルしているんですよね。なぞ。

 さて、本作の主人公はぴっちり横分け鼻デカ兄さん、中井貴一。伊賀忍者の生き残りという設定なんですが、秀吉の命を狙う兄さんに様々な忍びが絡んでくるんですが、これがそれぞれユニークで面白い。服部半蔵から石川五右衛門までぞれぞれのスタイルやバックボーンによって動いているのがいいですよね。幻惑的な演出も面白いし。

 というわけで、
 いやー面白かった。レンタルすればいいのに!今回BSフジで放映していたんですが途中CMが入ったし、カットされていたようにも思うのでちゃんとしたのが観たいなぁ(←買えばいい)。


梟の城 [DVD]
梟の城 [DVD]篠田正浩

ポニーキャニオン 2005-03-02
売り上げランキング : 64543


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


グッモーエビアン!

2014年10月08日 | 日記
視聴環境:CS

 「たみおのしあわせ」では”関わりあいになりたくない女”を演じることが多いと書いた麻生久美子。本作では女でひとつで娘を育てる肝っ玉の据わった女性を演じてますね。
 「グッモーエビアン!」は2012年の映画。

 主演は麻生久美子と大泉洋。
 芸達者な俳優ならどんな役でも演じられるってワケじゃないと思うんですよね。麻生久美子も大泉洋もどちらも若い頃パンクバンドやっていたような感じには見えないし。麻生久美子の方はいまは娘を養うために仕事に就いているという元ヤン的キャラですが基本物腰が柔らかいのでなんか違和感。特別出演していた土屋アンナにやらせればよかったのに。一方大泉洋はいつまでも自由な人間という設定でキャラとしては外見・忌野清志郎+内面・玉置浩二みたいな感じでしょうかね。これも根がまじめそうな大泉だとどうしても”ちゃんとして”見えちゃうんですよね。

 ストーリーは高校生の娘が、娘のために働く母親(麻生)とまったく働きもせずに自由に生きる父親(大泉。実の父親ではない)に対して複雑な思いを抱え衝突する・・・という話。
 娘の親友役に「あまちゃん」でブレイク直前の能年玲奈が出演。キャラは「あまちゃん」とまったく一緒でした。


 というわけで、
 キャスティングって大切だな、と思った映画でした。
 演技がうまいからといってなんでもできるってわけじゃない。そりゃそうだ。それこそ玉置浩二と土屋アンナでやればよかったのに。


グッモーエビアン! 【初回限定仕様】 [Blu-ray]
グッモーエビアン! 【初回限定仕様】 [Blu-ray]
アミューズソフトエンタテインメント 2013-05-22
売り上げランキング : 19021


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ザ・レイド

2014年10月07日 | 日記
視聴環境:DVD、字幕

 インドネシアからのまさかの刺客!!!

 2012年公開のアクション映画。
 一部の映画ファンからはすでに注目されていたんですがやっと鑑賞しました。
 内容は特殊部隊の主人公が巨大アパート内部にを占拠するギャングを倒すために突入する、という内容。
 ほとんど無駄なシークエンスがなく、映画が始まってタイトルが出たところですぐにアパート突入。あとはひたすら戦闘シーンに突入となるのがすばらしい。
 低予算ながらかなりアクションには力が入っていて、かつフレッシュ。トンファー+ナイフというスタイルで格闘とか、天井の穴から飛び降りてきた敵を下で受け止めてそのまま窓の外へ投げ捨て→とか見ごたえのあるシーンもたくさんあります。格闘シーンも合理的で、銃→武器→素手とちゃんと状況に合わせているのもえらい。

 ということで、
 アクション映画なので説明は不要!久しぶりに面白いアクション映画なので見ていない人はすぐ見るべし。ちなみに11月下旬に続編(今度は日本のヤクザと対決!)が公開になるので話題になる前にレンタルするのが吉。割とどこのレンタル店のアクション映画コーナーにも1本ひっそりあったりします。


ザ・レイド Blu-ray
ザ・レイド Blu-ray
KADOKAWA / 角川書店 2014-10-24
売り上げランキング : 3999


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

薔薇色のブー子

2014年10月07日 | 日記
視聴環境:DVD

 「勇者ヨシヒコ」の福田雄一監督…ってなんかけっこう書いているような気がする。今年は本作と映画「女子ーズ」ドラマ「アオイホノオ」やってるからね。本作はAKB48の指原莉乃主演のコメディ映画。2014年。

 福田監督の持ち味はなんと言っても”ユルさ”の一言に尽きる。
 三木聡監督作品もユルいんですが、福田作品はさらにユルく、三木作品が「やる気のない新人サラリーマン的ユルさ」だとしたら福田作品は「フリーター的ユルさ」と言ってもいい。
 そのユルさ故かどうしてもテレビドラマやテレビのコント番組でやればいいのに、と思うこともしばしば。以前見た「女子ーズ」なんかは特にテレビでやっていたらけっこう面白かったのに(=映画としてはかなり厳しい)と思ったものです。で、本作は「女子ーズ」より面白かった!(※個人の感想です)
 ネットでは「2週で打ち切り!」とか「惨敗」的な感じになっていますがもともとどちらも2週でサクッと公開する軽い作品が狙いでしょう。

 話は大学生活に馴染めず家でゴロゴロしている指原がネットで知り合ったスパロウさんと実際に会うため降りかかる様々な障害を乗り越えていく、という内容で、とはいえほとんど内容はないに等しく、町で指原がどたばたに巻き込まれるスラップスティックコメディ。
 5分に1、2個の割合で詰め込まれるギャグシーンがほぼラストまで続き、これはこれで楽しめました。「女子ーズ」との違いはおそらく”主人公がどこまでできるか”の違いだと思いますね。指原はアイドルでありながら「ほぼNGなし」の状態なのでその点で有利(おなかを下してトイレに入るシーンで「出してる音」入れても大丈夫なアイドル、というか女優はこの人くらいでしょう)そういう意味では監督も思い切りやれたと思うしこちらも安心して見られる。

 まず指原が元々好きかどうかが重要になる気はしますが、ギャグ映画としては素直に楽しめました。指原が鼻につくという人には無理でしょうが。ムロツヨシ、佐藤二朗などおなじみの”ファミリー”も登場してます。あと指原の父親役のユースケ・サンタマリアもいい味出してましたね。指原との掛け合いも良かったように思います。


薔薇色のブー子 DVDスタンダードエディション
薔薇色のブー子 DVDスタンダードエディション
東宝 2014-10-08
売り上げランキング : 3424


Amazonで詳しく見る
by G-Tools