視聴環境:CS、字幕
アルトマン監督による98年のサスペンス映画。
実は黒田硫黄というマンガ家の描いた映画批評本「映画に毛が3本」(2003年)で紹介されていて、前から観たいと思っていた作品で、一度レンタルして観た記憶があるんですが内容をよく覚えておらず、今回初めてちゃんと観た…おそらく割りとオーソドックスなサスペンス映画なんですが、この批評マンガを見てからだとより楽しめました。
アメリカなどで”弁護士”という職業を悪く言う際のイメージ、「金のためならどんな悪党も無罪にしよとする」みたいなのを体言したような無敗の弁護士(ケネス・ブラナー)が主人公。イヤな奴で当然私生活もボロボロ、離婚して元妻の夫に嫌味は言うは、週一?の子供と会える時間もたびたび遅刻、女たらし…と公私共に共感できる要素なし!というのが序盤で描かれたところで、たまたま出会ったウェイトレスの女性とねんごろになり、彼女のストーカーをしているという頭のおかしい父親を自慢のテクで病院送り(法的に)したが、裏腹に主人公は陰謀に巻き込まれていく…という内容。
アルトマン監督作らしくキャストが豪華で、主人公はケネス・ブラナー、ヒロインのマロリー役はいま「アメイジング・スパイダーマン」で主人公の母親役をやっているエンベス・ディヴィッツ、主人公の秘書にダリル・ハンナ、元妻にファムケ・ヤンケン(「X-MEN」のジーン・グレイ役)、マロリーの父親役にロバート・デュバル、主人公が雇っている探偵にロバート・ダウニーJrなどなど。
デンゼル・ワシントンが演りそうな善人の弁護士が女性を助けて…じゅあなくて、イヤな奴がってのがミソ。自分が有利だったはずが気づくと追い詰められている…というのが面白い作品でした。語り口はさすがは巨匠。
ということで、特にオススメってほどでもないんですが、テレビやCSで見かけたら観てみるのも一考かと思います。
あ、あとタイトルなにげにネタバレっぽいのがなんでかな~と思います。原題は「ジンジャーブレッドマン」。おとぎ話ですね。「シュレック」に出てきた生きてる人型のクッキーのことです。テリー・ギリアムの「ブラザーズ・グリム」では生きてる泥人形として登場しましたが。
アルトマン監督による98年のサスペンス映画。
実は黒田硫黄というマンガ家の描いた映画批評本「映画に毛が3本」(2003年)で紹介されていて、前から観たいと思っていた作品で、一度レンタルして観た記憶があるんですが内容をよく覚えておらず、今回初めてちゃんと観た…おそらく割りとオーソドックスなサスペンス映画なんですが、この批評マンガを見てからだとより楽しめました。
アメリカなどで”弁護士”という職業を悪く言う際のイメージ、「金のためならどんな悪党も無罪にしよとする」みたいなのを体言したような無敗の弁護士(ケネス・ブラナー)が主人公。イヤな奴で当然私生活もボロボロ、離婚して元妻の夫に嫌味は言うは、週一?の子供と会える時間もたびたび遅刻、女たらし…と公私共に共感できる要素なし!というのが序盤で描かれたところで、たまたま出会ったウェイトレスの女性とねんごろになり、彼女のストーカーをしているという頭のおかしい父親を自慢のテクで病院送り(法的に)したが、裏腹に主人公は陰謀に巻き込まれていく…という内容。
アルトマン監督作らしくキャストが豪華で、主人公はケネス・ブラナー、ヒロインのマロリー役はいま「アメイジング・スパイダーマン」で主人公の母親役をやっているエンベス・ディヴィッツ、主人公の秘書にダリル・ハンナ、元妻にファムケ・ヤンケン(「X-MEN」のジーン・グレイ役)、マロリーの父親役にロバート・デュバル、主人公が雇っている探偵にロバート・ダウニーJrなどなど。
デンゼル・ワシントンが演りそうな善人の弁護士が女性を助けて…じゅあなくて、イヤな奴がってのがミソ。自分が有利だったはずが気づくと追い詰められている…というのが面白い作品でした。語り口はさすがは巨匠。
ということで、特にオススメってほどでもないんですが、テレビやCSで見かけたら観てみるのも一考かと思います。
あ、あとタイトルなにげにネタバレっぽいのがなんでかな~と思います。原題は「ジンジャーブレッドマン」。おとぎ話ですね。「シュレック」に出てきた生きてる人型のクッキーのことです。テリー・ギリアムの「ブラザーズ・グリム」では生きてる泥人形として登場しましたが。
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