製造業にも開放した新設「再エネ価値取引市場」、競売初回の取引は増加
経済産業省は29日、太陽光や風力など再生可能エネルギー電源の価値を証書として取引する「再エネ価値取引市場」の第1回オークション(競売)結果を公表した。
買い手側の一般企業として、製造業やサービス業など6社が参加した。電力小売り事業者を含めた取引参加者は計118社だった。取引高は約19億キロ・ワット時分と、前身の市場で主な再エネを対象に行われた昨年度の競売4回分の合計約15億キロ・ワット時分を上回った。今年度はあと2回の競売を予定している。
証書を購入した企業は、二酸化炭素(CO2)を排出しない「脱炭素電源」を購入したのと同じとみなされる。これまで証書の取引は電力の小売り事業者に限られていたが、製造業など一般企業に開放した市場での初めての競売だった。国際展開する製造業などでは、欧米の取引先から脱炭素電源での生産を求められており、政府は製造業も参加可能な市場を整備した。
バカバカしい