桑田佳祐、9年ぶりに埼玉降臨 2年3カ月ぶり有観客ツアー「故郷に帰ってきました。再会うれしいよ〜!」
サザンオールスターズの桑田佳祐(65)が20、21日の2日間にわたり、さいたまスーパーアリーナで4年ぶりとなるソロツアーの埼玉公演を行った。2年3カ月ぶりの有観客ツアーで9年ぶりに埼玉に降臨し、コロナ禍では自身および同所最多の各1万1250人を動員。EP「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat.梅干し」を引っ提げ、エンジン全開の桑田は「再会できてうれしゅうございます!!」と感激。来年1月3日に〝オンライン特別追加公演〟の開催も決まった。
埼玉のランドマークでレジェンドが躍動した。
待ちわびたファンから拍手が湧き起こる中、桑田が「故郷に9年ぶりに帰ってきました。再会うれしいよ〜!!」と絶叫すると、のっけから会場のボルテージは最高潮に。
神奈川県出身にもかかわらず、「(ムーミンバレーパークがある埼玉・)飯能市の出身。ムーミンと戯れて大きくなりました」とユーモアあふれるトークで笑わせた。
桑田にとって2019年のサザンのツアー以来、2年3カ月ぶりの有観客ツアー(10カ所20公演)。埼玉公演は12年の以来9年ぶりだ。
規制緩和を受けてコロナ禍では自身および同所最多の1万1250人が集結。昨年はサザンとして横浜アリーナから2度の無観客ライブ、今年3月には東京・南青山のブルーノート東京から無観客ライブを配信するなど新様式を模索してきたが、やはり観客と一体となる生ライブは最高だ。
「埼玉!」「頑張ってよ!!」。叫び、跳び、走る―。喜びを体現するような全力パフォーマンス。民放共同企画の応援歌「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」を復興への願いを込めて力強く熱唱すると、「皆さんに黙っていたことがあるんです。私、高齢者になりました。65歳です。不眠とか頻尿とかキレが悪い」と下ネタも全開。
新曲「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」では、元プロレスラー、アントニオ猪木氏(78)が宿敵のハルク・ホーガン(68)にコブラツイストをかける1984年の映像に合わせて軽快に歌うなど、観客は歓声の代わりに渾身の拍手を送り、思い思いに体を動かして楽しんだ。
今後はツアー最終日の大みそかの横浜公演まで駆け抜ける。ファンと躍動した桑田は「皆さんに元気を届けたいと生意気なことを言いましたけど、元気をいただいてしまいました」と感無量。「また戻ってまいります」と再会を約束し、最後は猪木氏ばりに「1・2・3・ダァーッ!!」と歓喜の雄たけび。コロナ禍の苦境を乗り越え、カリスマの進撃は続く。
★来年1月3日に配信 2日間の埼玉公演の模様を編集し、来年1月3日午後7時から動画配信サービス「ABEMA」など6つのメディアで〝オンライン追加公演〟として配信することも決定。コロナ禍による公演の人数制限で、今ツアーのチケットがプラチナ化するなどファンからの要望も多かったことから実現。通常の公演と同様にアーカイブ配信などはせず、1回限りの配信となる。チケットは22日午前4時から特設サイトで販売される。
ネットで配信を観ていても元気が出てきますよ。