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犬猫ネタがないので、主に見た映画と食べたものを記録するだけのブログ

三國連太郎生誕100年

2023-09-23 23:17:00 | 日記
137本目
無法松の一生(1963) 村山新治
新文芸坐

138本目
馬喰一代(1963) 瀬川昌治
新文芸坐

池袋・新文芸坐の『生誕100年・三國連太郎映画道』という特集で見た。
新文芸坐はありがたい二本立て。
シニアなら1100円で二本見られるよ!ブラボー

無法松の一生は4度映画化されている。
最初の阪妻版は、戦時下の内務省の検閲と戦後のGHQの両方で大幅にカットされてしまった。
伊丹万作の名脚本なのに何てもったいない。
なのでちょっと不自然なのだが、私はこの映画が自分のベスト5に入るほど好きだ。

2作目は、稲垣監督が完全な脚本で作り直してリベンジを果たしたものである。
無法松は三船敏郎。

次に作られたのが、この三國連太郎版。
脚本は伊藤大輔が書いている。

さらに大映が三隅研次監督、勝新主役で作ったのがあるが、これはまだ見る機会に恵まれていない。
大好きな三隅&勝新コンビなので、死ぬまでに是非とも見たい。
脚本は伊丹万作のもの。

さて、三國連太郎版だが、面白いには面白い。
が、どうしても最初の2作のイメージを引きずってしまう。
こちらを先に見ていたら、また違う感想なのかも知れないが阪妻板があまりに素晴らしいので、
「やっぱバンツマだよね」となってしまうのだ。
たとえ大事なところがカットされて不自然でも、バンツマにはかなわない。
ヒロインも園井恵子が最高。子役も沢村アキヲ(長門裕之ですよ!)が最高。

三船版もよかったし、カットされた部分をみることができて満足度高い。
でも三船が男前過ぎるんだよね。ハンサム過ぎるのも考えものである笑

「馬喰一代」は過去に三船敏郎主演のを神保町シアターで見た。
三國連太郎版があったとは知らなかった。
これもやっぱり、私の好みとしては三船敏郎の方がよかったなあ。
脚本はいろいろ違っていて、三船版の方が感動した。

と結局どっちも三國連太郎版をけなすみたいになってしまったが、
決して悪くはない。
三國さんも熱演だった。


急に涼しくなった。
でもまた暑くなるそうだ。
コメント (2)
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