YNWC的な多摩暮らし

北多摩で始めた新生活のあれこれをについて書いています。ynwcは横浜ネイチャーウォッチングクラブの略

ホタルが飛びかう谷戸の風景

2021-06-20 15:52:00 | 季節のこと



横浜の自宅に戻る途中、南多摩の谷戸に寄ってきました。

目的はホタル!!



この近くにお住まいの先輩から情報をいただき、案内していただきました。いつもありがとうございます♪



谷戸はカエルの声でにぎやか。
シュレーゲルアマガエルの鳴き声が多数のようですが、木陰にはアマガエルの姿も!!



くりっとした漆黒の目に引き込まれそうです。

だんだんと日も暮れ、暗闇にうごめく者いろいろ…



…と、目の前をふわりはふわりと光るものが!!

その光は強くなり、弱くなり、スーッと視界を横切るかと思えば、ふわっと空へ舞い上がる。

目の前のため池はちょっとしたホタルスポット。




ゲンジボタルです!!

ホタルの発光はルシフェラーゼという酵素とATPによる化学反応で、非常に効率がよく熱を発しないそうです。

光る仕組みをどのようにして獲得してきたかについては諸説あるようですが、ホタルの中には、この光でオスとメスが呼び合う種があります。

ゲンジボタルの場合もそうで、オスは空中を舞いながら、1分間に70~80回、光を発し、葉の上で待機しているメスに呼びかけます。



メスの方はオスの目につきやすい葉の上でオスの呼びかけに答えます。そして2匹が接近し、OKなら交尾に移るわけですが、選択権はメスにあり、交尾に至るのはオスの1~2割程度なんだとか。

発生率自体、メスはオスの1/5らしいので。

なお、発光の周期は種類や地域によって異なるそうです。
雰囲気だけですがよろしければ動画をどうぞ↓



交尾を終えたメスは2~3日すると水辺の苔などの上に500~1000ほどの卵を産むそうです。

日本ではホタルの代表格は流水域に棲むゲンジボタルと止水域に棲むヘイケボタル。どちらも夏に発生するため、ホタルといえば夏の風物詩です。

しかし、ホタルの仲間は日本だけでも40種、世界には2000種もいて、中には春や秋、冬にも光るものがあるんだそうです。また、幼虫だけが光るもの、水辺でなく陸地に棲むものなど、その生態は実に様々!

ホタルの世界、奥深いです!!

それにしても、こんな身近にホタルが見られる場所があるなんて♪



保護されたり、飼育されたり、観光化されたホタル鑑賞ではなく、ご近所の方が犬の散歩やジョギング、ウォーキングの途中に立ち寄っては眺めていかれる日常の風景。

そんな風景がこんなに身近にあったなんて!

まだ横浜にも残っているのでしょうか?

高校生の頃、横浜線沿線にホタルを見に出かけたことがあったけれど、あれはどこだったんだろう???

今回はすでにピークが過ぎていたとのことですが、それでもこの数。
来年はピークに合わせて見に行けたらいいなぁ…。



【ぴよよんさんと朝ごはん】

・スクランブルエッグ
・レタスだけサラダ
・カマンベールパン
・フルーツカッサータ@LAWSON
・スイカ
・ビワ
・ラベンダーティー


今日もいい日になりますように!
…ってもう夕方だ!!!
充実の週末でブログの更新が滞りました。元気です(^O^)



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