さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

ついに私も…

2005年06月29日 | 大学について思う
萩国際大学について、書いておこうかな、と思います。

先週新聞でこの話を読んだとき、
『ワー!ついに倒産キター!』と、
2chばりの感想を思わずつぶやいてしまいました。

たまたまここが一発目だっただけで、今後このような報道が
悲しいかな、続くのではないかと思っています…。

この件に関して、私の尊敬する方はかなり辛口の
コメントを書いておられます。

昨日のある講義でも、この話題が出て、それぞれにコメントを
求められたのですが、一様に厳しいコメントが多かったですね。

・開学した年(99年は既に18歳人口が減少していた)
 (※補足:1967年開学の萩女子短大からの転換)
・立地(交通の便の悪さ)
・山口県・萩市計40億円の出資
・マーケティング(山口県の県内進学者は約20%)
・安易な留学生募集
・地方大学の戦略の甘さ


などなど。

学生が集まるかどうか、という点を見極める目が甘かったんじゃないか、
という声が多く聞かれれました。

また、18歳人口減少期に、このような立地条件で設置を認可した、
文科省の設置認可についても、疑問視する声があがりました。
萩国際大を認可したこと自体を責めるというよりは、全体として
この設置認可の流れって、いいの?という感じで。
(ちょうど講義のテーマがaccreditationとcharteringだったので)

さて、私は何を思ったか、というと、
『この大学の学生はどうしているんだろう?』ということが非常に気になり、
『近ければ見に行くのになぁ…!』ということを考えていました。

実は、昨年のこの時期に、大学開設時の虚偽新制等々で民事再生法を申請した
T大学には、行ったことがありまして…。

夜行バスにのって、朝現地につき、夕方バスで帰ってくるという
強行手段でしたが、実際に学内を見てみて、学生たちと触れ合って、
『あ、この大学、もしかしたら大丈夫かもしれない…』と感じることが出来、
とても有意義な視察となったんですね。

なぜそう感じたか、といえば、学生が元気だったから
自分の母校をつぶさないために、彼ら、彼女らは自分たちに出来ることを
精一杯がんばっていました。

ただ、その年の学生たちは1~4年まで含めて、大丈夫だと思えたのですが、
それが受験生につながるかどうかは、微妙なところかな、という印象でした。

萩国際大の場合は、その学生自体がもともと少ないですからね…。

それでも、一部で『潰さないでほしい』という声もあるようなので、
学生たちが今後どう動いていくかで、この大学の運命が少し変わっていくのでは?
と考えています。

誰か私に(金銭的に)援助してくれないかな…。