さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

大学教育学会 in 京都

2005年06月14日 | 大学について思う
6月11日・12日に京都大学で行われた大学教育学会に参加してきました。

と言っても…

学会参加がメインなのか、京都の大学見学がメインなのかと聞かれたら、
後者だと言わざるを得ないほど、学会をサボって大学めぐりをしていました。

京都へ行くのは初めてで、ついでに大学見学を、と思っていたので、
9日の夜行バスに乗って10日の朝に京都入りし、1日大学を見て周り、
11日、12日と学会に半分参加し、13日にまた大学を見学して、
授業に間に合うよう、新幹線のぞみで帰りました。
(実家は静岡なので、新幹線といえばこだま(新幹線の各駅停車)しか
乗ったことがなく、のぞみの速さにびっくりでした!)

京都へ行くのは初めてで、たった3泊4日の滞在でしたが、
とてもいいところで、帰るころには離れるのが寂しいなぁと思っていました。
日本人としての心のふるさとなんですかね?(和物大好き!)

そうそう、京都駅で修学旅行生がキャーキャー言っていたので、何かと
思ったら、反対側のホームに「スキマスイッチ」の2人の姿が…
えぇ、あのアフロの方を見間違うはずがありません。
気さくな感じで、みんなに手を振っていたので、「いい人たちだなぁ」と
思いながら、自然に笑顔になっていました。


以下、京都での大学見学&学会参加報告です。



10日には、立命館大学に行き、アポなしで「大学行政研究・研修センター」
の専任研究員であり、次長のTさんにお話を伺うことに成功☆
3年後をめどに立ち上げられる「大学アドミニストレーション養成専門職大学院」
についてもお話を伺ってきました。

その後、同志社大学へ行き、うちの大学の創立者もそこにいたであろうチャペルに座り、
オルガンコンサートを聞き(立命館でエネルギーを使い過ぎてちょっと疲れていました)、
夕方、京都精華大学のISOの取り組みについてお話を伺いました。

その後は先生たちと合流し、京都精華大学前にある居酒屋で関西FMICSメンバー&
京都精華大学の職員の方々と交流させて頂きました。
(若くて熱い!(んでかっこいい)ステキな職員さんと知り合うことが出来ました☆)


11日は、午前中に学会のラウンドテーブルに出席し、話を聞いた後、京都大学内にある
安くてステキなレストランで食事をして、午後、京都産業大学のキャンパスツアーに
参加しました。

京産大では、入試課のスタッフはおらず、学生スタッフのみで毎週土日の
キャンパスツアーを行っています。
「受験生だと思って一通りやってください」とお願いし、大学説明と、
ツアーを受けさせていただきました。
彼らは立命館、同志社、京大(だったかな?)の学生ガイドと交流を持ち、お互いに
ツアーをやったり、話をしたりして、スキルアップをはかっているそうです。
(うちの大学はそれはなかったなぁ…)

今回は体感のみで終わりましたが、今後取材させてほしいとお願いをして、
京産大を後にしました(私の研究テーマはオープンキャンパスなので)。

京大に戻って学会懇親会に出席した後、京都精華大学の五月(さつき)祭の前夜祭に参加!
前日の交流会で「良かったら見に来て下さい」と言われたので(いや、絶対来た方が良い!
とまで言われたので)、行ってみたのですが、めちゃ楽しかったです!

キャンパスの片隅に出来たクラブで踊ってきました☆
(京都精華は建築学科もあるので、いたるところに小屋が出来てました)

今回の五月祭は学生主体のお祭りで、基本的に大学側はノータッチなんだそうですが、
その陰で、学生部の職員さんを中心に夜を徹しての警備活動がありました。
オールナイトで行うので、変な輩が侵入してこないように、とのことでした。

学生を「それは出来ない」「やっちゃダメ」と押さえつけるのではなく、
学生がやりたいことをやらせてあげられる環境を作れるのって、すごいなぁと思いました。

日曜日も、午前中は学会の自由研究発表を見て、土曜日と同じレストランで食事を取った後
(高等教育界の重鎮、寺崎昌男先生とご一緒しちゃいました)、京都駅前にある
京都キャンパスプラザを見てきました。
特に何があるわけではなかったのですが、大学コンソーシアム京都の資料と、
京都の大学フェア(池袋でも行われます)の資料をもらい、中をぐるーっとみて回りました。
日曜日だというのに学生さんが集まっていたのが印象的でした。

13日は、大谷大学へ足を運びました。
以前から顔見知りで、京都精華大学の飲み会でもご一緒させていただいた
Tさんが働いている姿を見かけたので、ちょっとご挨拶を、と思って声を掛けたら、
最新設備で整った響流館(こうるかん。図書館、博物館などが入っています)の中と、
キャンパス内を案内して下さいました!

そこで気付いたのは、
「その大学のことが好きな人が、キャンパスツアーをすれば、
受けた側は必ずその大学を好きになる」という法則でした。

そしてそこにもうひとつ必要なのは大学に関する知識!

Tさんが大学の理念や、歴史や、考え方を話してくれる度に、
大谷大学っていいところだなぁと思うようになりました。

実はその前に、一通りキャンパス内を回っていたのですが、
その時は特に何とも(好き、とも嫌いとも)思わなかったんですね。
でも、案内して回ってもらって、大谷大学って良い大学だなぁと
いう風にコロっと考えが変わりました。

それは京都精華の時も同じで、学生のふりしてもぐりこんでいたときは、(芸術系もあるので)「う~ん、(学生として)私には合わないかな…」くらいに思っていたのに、
職員の方に案内してもらって、京都精華も好きになっちゃいました。

たぶんキャンパスツアーをするのに必要なのは、
「その大学を好きだという想い」と「その大学に関する知識」であって、
やるのは誰でもいいのかもしれません。

ただ、受験生にとっては、身近なロールモデルである学生の声が
やはり一番響くのでしょう。

(大学職員のタマゴの私に、大学職員の声が響いたように。)

そんなことを考えました。

大谷大学の後、最後に龍谷大学に行ったのですが、龍谷大学は何もかもがでかいです!!
広場も、校舎も。ちょうどお昼時にいったので、人に酔いそうになりました。

もしかしたらそんなに敷地は広くないのかもしれないけれど、
なぜか「デカっ!」というイメージを持ちました。

入試課がお昼休みで閉まっていたこともあって、龍谷大学では
特に何もせず、風だけ感じて帰ってきました。

大きすぎて、私には把握しきれない感じがきつかったのですが、
これもキャンパスツアーに参加したら変わるのでしょうか?


私の軸が「オープンキャンパス」「キャンパスツアー」と
定まってきたことが大きく影響しているのだと思いますが、
昨年の北海道の大学見学(去年の学会は北大)よりも、ずっと
実りの多い大学めぐりでした。

今後はこれをどう修論に結び付けていくか、ですね。