goo blog サービス終了のお知らせ 

さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

星になれたら ―ご挨拶―

2010年07月09日 | about myself
皆様に大切なお知らせです。
突然ですが、私は、7月11日付で、勤務先の大学を退職します。

直接お会いした方や、mixiでつながっている方には、先行して
お話しておりましたが、このブログでどのようにご報告するか、
ずっと迷っていて、結果、ぎりぎりのご連絡になってしまい、
ご心配をおかけして、申し訳ありませんでした。

5月から徐々に体調を崩し、回復できなかったというのが、最大の理由です。
退職後は、実家に戻り、しばらく静養します。


先日のエントリでも触れたとおり、精神的な部分もダメージがあり、
その点についてどこまでお話しするかを迷っていたのですが、
今まで直接お話しても、誤解が生じてしまうこともあったので、
やはりふせておきますね。
(どうしても気になる方は、時間だけはたくさんあるので、ご連絡ください。
全く楽しくない話ですが、お話しに行きますのでw)


ただ、勤務先への不満や「反旗を翻して辞める」といった行動では
ありませんので、その点はご理解くださいね。
アカハラやパワハラの類でもありません。念のため。

勤務し始めたころのエントリに少し書いたこともあるように、勤務先の
大学のおかしなところや不満が解消したわけではないのですが、
そんなことは、自分の我慢と努力次第でどうにでも変えていけることで、
いずれ、変えていかなければならなかったことだとも思います。


働き続けることは、どうしても難しかったのですが、
辞めると決めて、改めて勤務先の大学を客観的に見たときに、
意外と、この9ヶ月の間に、好きになっていたんだなと思いました。

他大学に劣らず、変なところはいっぱいあるんですよ、本当に(笑)
理系なので、文系出身の私には理解できない偏屈な先生もいたり、
事務組織も…職員も…そりゃもう…。

でも、誇りに思える研究や人材育成もしていますし、何より、
とても素直で、学問や研究に対して熱心で、頑張り屋な学生が
多かったことは、大学職員のひよことして、とても幸せな
職場だったと思います。
だから、大学職員という仕事を経験させてもらえた今の職場に
対しては、感謝の気持ちと申し訳なさだけが胸にあるだけです。


退職を決めるにあたっては、たくさん考えました。

今まで多くの大学職員の先輩方との縁をいただいた分、
私が悩んでいること耳にされた他大学の方からも、お電話をいただいて
ぎりぎりまで説得いただいたりもしました。
ただでさえ、社会に出るのが遅かった上に、2つ目の職場ですから、
「3年は続けた方がいい」「やめるならせめて、次の仕事を決めてから…」
というアドバイスは正論だと思いますし、自分自身も、何とか
折り合いをつける方法を考えなかった訳ではないのですが、
考えれば考えるほど、壊れていく身体を、支えることができませんでした。

並行して転職活動をすることも叶わないので、今は、とにかく
ゆっくり休むことにします。

やり直しのきかない今の日本社会では、こうしてお休みを取ることは
弱者の証で、認めてもらえることはなくて、戻りたいと思った時には、
社会に帰る場所がなくて…「ほら、言ったでしょ」って言われるのかも
しれません。

でも、これは終わりではなくて、新しい始まりのための休息期間です。
私はまたいつか歩き出します。必ず。

かなえたい夢や、使命だと感じていることがあるなら、足りないのは
自分の強さだけ、ですよね。実家で、身体と心の筋トレしてきます(笑)


このブログは、タイトルを変えて、継続します。
内容も少しずつ変化していくと思いますが、更新頻度は上げる予定
ですので、またお目通しいただければ幸いです。


これからも、どうぞよろしくお願いします。


*おまけ*

タイトルは、最近ずっと心に流れていた歌からもらいました。

歌詞がぴったりだから、無意識に口ずさんでいるのだと思うのですが、
それが高校のころよく聴いていた歌なのは、実家に帰るからかもしれませんね。


大学進学とともに神奈川に住んで、10年が経ちました。

家を出る前の、家族と彼氏と少しの友達だけ、という小さな私の人間関係は、
この10年で、信じられないほど何倍にも膨らみました。
それは本当に本当に、幸せなことで。ありがたいことです。

実家のある静岡県には、中学2年生で引っ越してから5年間しか住んで
いないので、友人もおらず、「どうしよう」というのも本音なのですが、
良い機会なので、もう一度、その土地で暮らすことを、選んで、
がんばってみようと思います。


 さようなら 会えなくなるけど
 さみしくなんかないよ
 そのうちきっと大きな声で
 笑える日が来るから
 動き出した 僕の夢 高い山越えて
 星になれたらいいな

 ― 星になれたら Mr.Children ―


「タイミング」と「つながり」

2009年12月31日 | about myself
2009年は、激動の1年でした。
10月に大学職員への転職、しかも広報としての配属を叶えたのも束の間、文系大学と理系大学の組織作りの違いや、歴史ある大学故の古さになかなか馴染めず、リカバーする方法さえ見えない「自分、仕事出来ない」感にも苛まれ、『もう無理。ここは私の場所じゃない…きっと違うんだ!』などと思い悩んだ時期もありました。

ただ、上司とも少しずつスムーズにコミュニケーションをとれるようになり、イベントのピークを越えて物理的に業務量が減ったことも手伝って、周りの環境と、自分が持つ力を、冷静に見られるようになってきました。

そして、ピークを越えても何だかすごくモヤモヤしていた12月、友人に会いに、福岡に行きました。

きっかけは、友人から言われた「年末に東京に行く予定がなくなったから、来てください」という一言。来てと言われて簡単に行ける距離でもなく、友人も本当に来るとは思っていなかっただろうけれど、なぜか「今行ったら、この先も行くかもしれないけれど、今行かなかったら適当な理由でこの先も流してしまう」という直感のようなものが働いて、「今遮るものや、断る理由は何もないな」と判断したのでした。

結果、この選択は正しかったです。
私にとってターニングポイントとなる、大きな意味を持つ旅となりました。

友人がつないでくれたのは、同い年で博士(工学)の学位を持ち、特任助教として大学教育にかかわる人。
学位や肩書もですが、同じ業界で、考え方や知識や成し遂げてきたもの全部、私の遥か上を行く同い年の人に会ったのは、初めてでした。

年上であれば、「経験している時間が長い分、そうなるだろう」と素直に認められると思うんです。
私は10月生まれなので、同じ学年の人とは、前後にちょうど半年ずつの時間差。
基本的に、
同じタイミングで、
同じ教育を受け、
同じ社会の出来事を経験してきた
はずの人とそれだけ離れている現実は、頭をガーンと殴られたほどの衝撃でした。
もちろん、厳密にいえば全然、同じじゃないんですけどね。

その人が、「10年後に、職員がめちゃくちゃ強い大学をつくろう!」とか口走るものだから。
そんなの、めっちゃ作りたいに決まっているじゃないですか!!
敵わない人の存在を知ったと同時に、一緒に作れる仲間の存在を知ったのは、私がこれから生きていく上ですごく大きな出来事でした。
(ちなみに、つないでくれた友人はさらに年下なんですけれども…orz)

2人と話したり、さらに友人が活動を共にする仲間に会わせてもらったりするなかで、一緒に何かを作れる仲間がいることの強さを感じました。

そして、私は、年上の方にかわいがってもらうことばかりで(それはそれですごく幸せなことなのですが)、同世代の子と何かを作ることは、オープンキャンパスの学生スタッフを卒業して以来、やってこなかったということに気づかされました。

社会人になってからの3年間、いつでも、想いは持ち続けてきたつもりです。
けれど、それをかたちにしてきたかと問われれば、否。

ひとりなのかなぁ…とも思いました。
でも、周りを見渡せば、私のすぐそばにも、仲間がいました。
私が何もしてこなかっただけ。動こうとしなかっただけでした。
この先は、私の想いをかたちにしていくために、一つ一つ、動いていこうと思います。

福岡への旅を通して、人にはそれぞれに合った「タイミング」があること、そのタイミングを活かすことで、「つながり」が生まれていくことを体感しました。

神奈川に帰ってきてからの1週間で、さらにそれを強く意識する出来事がたくさんあったのですが、それはまた後日、書いていこうと思います。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ


大学職員になりました。

2009年10月11日 | about myself
前職のうにゃうにゃと、体調不良の中で何とか転職を実現し、
10月1日より、大学職員になりました!!

受験した大学は3校…3校目で内定をいただいて、転活を終えました。

1校目は書類審査を通過したものの、グループ面接であえなく撃沈…
大学生時代も、院生時代もちゃんと就活をせずに来てしまったので、
G面接がこんなに緊張するものだとは思いもよらず。
2校目は書類も通過できませんでした

でも、G面接の失敗と反省が、3校目の面接通過につながったので、
本当に経験できてよかったと思っています。

3校目の、現在の勤務先であるA大学は、住まいから2駅で通勤も
楽だし、学生時代から「お隣の大学」として親しみもあったので、
応募した大学や、応募しようと考えていた大学の中で、一番幸せな
転職を叶えることができました!


特徴のある学部構成なので、大学名を明かさなくても特定されて
しまうでしょうし、ブログの引越しも考えたのですが、そのままにします。
つづってきたすべてが私ですし。

リニューアルばかりで、内容がついていかないブログでしたが、
今後ものんびり、でも確実に更新していこうと思いますので、
よろしくお願いいたします。


転職活動開始!

2009年03月29日 | about myself
長らくご無沙汰しておりました。

就職して丸2年。
3年3割の若者よろしく、会社を辞めたいと思ったことは数知れず。

でもそれはすべて、「逃げ出したい!」というネガティブな気持ちからでした。

話を聞いてくれる人のおかげで、何とか乗り越えて、仕事も一生懸命やってきましたが…。

先日、よき理解者でいてくれている会社の先輩と話していて、気付きました。

私は、
   受験生の進路選択のサポートをしたい。
   一期一会ではなく、継続的に関わりたい。
   学生の成長を見続けたい。
   学生と一緒にオープンキャンパスを創りたい。


それはどうしても、今の会社の中ではできないことでした。

今の会社は、生徒の進路選択に関わる高校の先生と、大学の教職員との間をつないで、サポートすることが仕事。
それ自体も、すごく価値のあることだと思っています。

でも、先輩と話していて自分の口から出てきた、生徒や学生を「継続的に」「成長を見続けていきたい」という想い…。
これは、どうしても実現できないと気付いてしまいました。


大学に入るのは、自分に自信がついてから、と思っていました。
でも、完璧主義の私は、それを待っていたらいつまでたっても動けないのだろうということにも気付きました。


だったら、勢いで踏み出せるうちに踏み出してしまおう!と思ったのです。

現在27歳、今年28歳になります。
結婚を考えても(予定はないけど)、今年中に動くことを決めておかなければ、一つ目のリミットは目前です。


自分にどれだけのことができるか、自信はありません。
でも、全国の27歳の誰よりも、人の縁を持っている自信はあります。

どれだけの数出会ったか、ではなく、どれだけの数、同じ目線で話してくれる人がいるか、困ったときに立場を超えて相談できる人がいるか。


自分ががんばり続ける限り、応援してくれる人がそばに、そして全国にたくさんいることを、自分の自信にしてもいいですよね!


今の会社の仕事も、もう残り時間が少ないからこそ、全力で取り組みます!

幸せな転職をするために!


またまたタイトル変更。

2008年01月13日 | about myself
さくらです。
おくればせながら、今年もよろしくお願いいたします。

さて、タイトルどおり、タイトルを以前少しだけ設定していた、「だいがくしょくいんのひよこ」に戻しました。
過去のエントリは消しませんが、仕事の話はあまりしないようにしようと思っています。
というのも、私が今している仕事は、大学がお客様であり、お金をいただいて、広報のお手伝いをしています。
意外と狭いこの業界。「あの会社のあいつがあんなこと言っていた」なんてことになると、会社にも迷惑がかかるし、自分の仕事がやりにくくなってしまうと思うんです。
そんなことが気になって、なかなか筆が進まなかったのも事実です。

いろいろ考えた結果、「さくら」は、あくまでも「大学職員をめざして大学院で学び、オープンキャンパスを研究していた個人」さらに「それを継続していく個人」として、振舞うことにしました。

素直に書くためです。

相変わらず迷いながら進む私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。