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Wiiのアクションゲーム。セガ。
セガサターンで出た名作アクションゲームが、十数年の時を経てまさかの復活。
独特の浮遊感を追求したゲーム性の基本はそのままに、ステージはすべて新規のものが用意され、グラフィックはパワーアップ。ストーリー演出も強化され、様々なチャレンジミッションも用意し、ナイツには様々な変身能力も付加され、まさに正当進化を遂げた、元サターンユーザー待望の完全新作！
……のはずなんだけど、なんでつまらないんだろう？
ムービーがつまらないうえにキャラがきもくて無駄に長いから？
ロードが長いから？
チャレンジミッションの九割が水増し以外のなにものでもないつまらなさだから？
変身するナイツがきもいから？
結局、前作の焼き直しにしか見えないから？
もしかして、前作も実はそんなに面白くないから？
前作は、サターンとプレステが五分でやりあっていた96年夏、あの『ソニック・ザ・ヘッジボッグ』を生み出したチームによる新作ということで、サターンユーザーの期待を一身に浴びて発売された。自分もご多分に漏れず「セガさんは最高や！」という気持ちをこめて買った。
正直、最初はちょっと期待はずれだった。ボリュームは少ないし、独特の操作性はイライラするばかりだった。
しかし、そこは『アウトラン』なども手がけた中祐司。やりこんで操作感覚に慣れると、その独特の操作感覚は癖になるし、少ないながらも考え抜かれた面構成は、ハイスコアに挑戦すると非常に熱かった。
よし、ならば今作もやりこめば面白くなってい……キャラきめえよ！ロードなげえよ！チャレンジミッションマジつまんねえよ！もういいよ！
そもそも前作だって「だって他にサターンで遊ぶものないし……」という意地とセガへの信仰心で面白くなるまでプレイしつづけた結果、うまくなって面白くなったわけだが、ゲームを積みまくりの今、そこまで耐えられないよ……480円で買ったものだし……なによりロード長いし……
そんな感じで、一通りエンディングを見て、やめた。すまん、セガ。大人になるって、悲しいことなの……
でも最終面の演出はなかなか感動できるので、一度やってみてもいいと思う（まあ前作の焼き直しなんだけどね）
でも、ま、グラフィックは良くなっても、雰囲気では前作の方がよかったな、うん。
