実際の展開
グインはどこへ消えた?
チーズを探すようなノリで各国のおえらいさんが集まったよ。
そしたらグラ爺が「ノスフェラスにいるよん」とあっけなく教えてくれたよ。
グイン捜索隊が派遣されたけど、その頃、グインはラゴン族の村でスローライフを満喫してたよ。
でもスローライフいくないと気付いて旅立ったよ。
河のほとりでイシュトンの軍隊にあって、いきおいあまってケンカを売ったよ。
そしたらイシュトンに捕まったので、知ったかぶりをして過去の自分の話を聞いたよ。
で、聞き終わったから、逃げたよ。でも捕まって緊縛されたよ。
でもまた逃げたよ。そしたらスカールさんに会ったよ。これで百巻だよ。
うな正史
各国の救援を得、ヤンダルゾックの先兵アモンを打ち破るグイン。
そして、ついに現れるキタイの全軍と、強大な魔力をほこる竜頭王ヤンダルゾック。
対するは、豹頭のノスフェラス王グインに指揮された、中原の勇士全軍。
ノスフェラスの広大な砂漠が二つの色に染め上げられ、ついに二軍はぶつかり合う。
大陸史上かつてない激しい戦い。
戦いの中、次々と封印を解き、エネルギーを高めていく星船。
封印の解除に従い、グインは己の真実に目覚めていく。
そして星船が最後のパーツ、パロの古代機械を自らに組み込んだとき、すべての封印は解け、真実が明らかとなる。
数千年の昔、カナンの都を滅亡させることとなった超越者同士の宇宙戦争。
その結果、この星に不時着した超越者ヤンダルの一族。
そのヤンダル一族の魔手からこの星を守るため、ランドックから派遣された二人の『調整者』こそ、伝説のパロの建国王アルカンドロスとその軍師アレクサンドロスであり、グインはアレクサンドロスその人であったのだ。
肉体のくびきを捨て精神体となった超越者たちは、どんな肉体にも宿ることが出来る。
かれら超越者のために作られた強靭な肉体こそが、グインの豹頭族であり、ヤンダルの竜頭族であるのだ。
かつてヤンダル一族の魔手を退けたアルカンドロスとアレクサンドロス。
しかしヤンダル一族を滅ぼすにはいたらなかった。ヤンダルの精神体は永い眠りについただけだ。
ヤンダルの船が落ち、グル・ヌーは生まれた。グル・ヌーの瘴気がヤンダルに力を与えるのを防ぐため、星船はグル・ヌーに降り立った。
星船を手に入れたとき、ヤンダルはあらゆる意味で真の力を取り戻すだろう。
いつの日かヤンダルが蘇ったならば、復讐のため、星船を手に入れんと動き出すに違いない。
その魔手を防ぐため、アルカンドロスは肉体を捨て精神体として代々のパロ王族に宿ることとなり、アレクサンドロスは肉体ごと眠りについた。
パロ戴冠の儀で出会うアルカンドロスの霊とはまさにアルカンドロスその人であり、かつて黒竜戦役のおり、死んだアルドロス二世の体を抜け出したアルカンドロスは、逃げる王女の身に宿り、パートナーであるアレクサンドロスを呼び覚ますために古代機械を動かした。
しかし、永い眠りにより、アレクサンドロスの肉体は記憶を失っていた。覚えていたのはただ一つ、自分の真の名とパートナーの真の名だけだったのだ。
かつてアルカンドロスを名乗り、ランドックにおいて猫頭の女神として君臨していたもの、それこそがアウラであり、リンダに憑いていた預言者の正体であった。
グインを追放し、ヤンダルを滅ぼすまで帰還を禁じた彼女であったが、愛する夫を放っておくことはできず、ともにの星に降りてきていたのだ
ついに自らのすべてを悟った超越者グイン。
同じく超越者としてすべての力を取り戻したヤンダル・ゾック。
二人の戦いは肉体を捨て、精神体同士の戦いとなる。
一族すべての精神を一つに集め、超精神体となるヤンダル・ゾック。
この星すべてを破壊しかねないそのエネルギーの前に、絶体絶命の危機に陥るグイン。
しかし、この星で出会った多くの人々の想いが、グインに力を与えていた。精神生命体である超越者にとって、人々の想いこそが力であるのだ。
イシュトヴァーンの、ナリスの、カメロンの、アリストートスの、ヴァレリウスの、マリウスの、オクタヴィアの、アキレウスの、シルヴィアの、レムスの、そしてリンダの。
かつて中原で出会い、ともに生き、戦ったすべての人々の想いを背負って戦うグイン。
かれらの思いはただ一つ。
「この地に平和を!」
人類はついに、ヤンダル・ゾックの恐怖から解き放たれた。
パロは賢王レムス一世のもと、かつて栄華を取り戻すことに成功する。
クリスタル公アル・ディーンとケイロニア帝オクタヴィアの夫婦関係も明らかにされ、ケイロニアとパロの親睦を深まらせることとなる。
レムス一世の名はパロ中興の祖として長く語り継がれることとなるのであった。
ゴーラはミロクの教えのもと、平穏な国となる。
イシュトヴァーンの長子ドーリアンは、ケイロニアの皇女マリニアの婿として迎えられ、ケイロニア帝となる。
三大国が婚姻で結ばれたことにより、中原はかつてない繁栄を迎える。
そしてゴーラ帝国はやがてミロク教国と名を変え、数百年に及ぶ歴史を築く。
イシュトヴァーンはこの中原に類を見ない平穏な国の建国王として、歴史に名を残すのであった。
ノスフェラスは星船を失い、緩やかにではあったが、もとの緑の大地へともどりつつあった。
ヤンダルの消滅とともにカナンの亡霊も消え去り、ラゴンもまた宿命から解放された。
ノスフェラスは、今は去りし王の名前を永遠に忘れないであろう。
ヤンダル・ゾックを滅ぼし、ついに幾千年に及ぶ贖罪を果たしたグイン。
蘇った星船に乗り、ランドックへの帰還を果たすこととなる。
その傍らにはアウラとして目覚めたリンダの姿があった。
すべての人に惜しまれながら、豹頭王とその花嫁を乗せた星船は、星空の彼方へと去っていくのであった。
<星より来たりし豹頭の王
星を救い、花嫁を連れ
星の彼方へと去る>
『豹頭王のサーガ』より
GUIN・SAGA 完
グインはどこへ消えた?
チーズを探すようなノリで各国のおえらいさんが集まったよ。
そしたらグラ爺が「ノスフェラスにいるよん」とあっけなく教えてくれたよ。
グイン捜索隊が派遣されたけど、その頃、グインはラゴン族の村でスローライフを満喫してたよ。
でもスローライフいくないと気付いて旅立ったよ。
河のほとりでイシュトンの軍隊にあって、いきおいあまってケンカを売ったよ。
そしたらイシュトンに捕まったので、知ったかぶりをして過去の自分の話を聞いたよ。
で、聞き終わったから、逃げたよ。でも捕まって緊縛されたよ。
でもまた逃げたよ。そしたらスカールさんに会ったよ。これで百巻だよ。
うな正史
各国の救援を得、ヤンダルゾックの先兵アモンを打ち破るグイン。
そして、ついに現れるキタイの全軍と、強大な魔力をほこる竜頭王ヤンダルゾック。
対するは、豹頭のノスフェラス王グインに指揮された、中原の勇士全軍。
ノスフェラスの広大な砂漠が二つの色に染め上げられ、ついに二軍はぶつかり合う。
大陸史上かつてない激しい戦い。
戦いの中、次々と封印を解き、エネルギーを高めていく星船。
封印の解除に従い、グインは己の真実に目覚めていく。
そして星船が最後のパーツ、パロの古代機械を自らに組み込んだとき、すべての封印は解け、真実が明らかとなる。
数千年の昔、カナンの都を滅亡させることとなった超越者同士の宇宙戦争。
その結果、この星に不時着した超越者ヤンダルの一族。
そのヤンダル一族の魔手からこの星を守るため、ランドックから派遣された二人の『調整者』こそ、伝説のパロの建国王アルカンドロスとその軍師アレクサンドロスであり、グインはアレクサンドロスその人であったのだ。
肉体のくびきを捨て精神体となった超越者たちは、どんな肉体にも宿ることが出来る。
かれら超越者のために作られた強靭な肉体こそが、グインの豹頭族であり、ヤンダルの竜頭族であるのだ。
かつてヤンダル一族の魔手を退けたアルカンドロスとアレクサンドロス。
しかしヤンダル一族を滅ぼすにはいたらなかった。ヤンダルの精神体は永い眠りについただけだ。
ヤンダルの船が落ち、グル・ヌーは生まれた。グル・ヌーの瘴気がヤンダルに力を与えるのを防ぐため、星船はグル・ヌーに降り立った。
星船を手に入れたとき、ヤンダルはあらゆる意味で真の力を取り戻すだろう。
いつの日かヤンダルが蘇ったならば、復讐のため、星船を手に入れんと動き出すに違いない。
その魔手を防ぐため、アルカンドロスは肉体を捨て精神体として代々のパロ王族に宿ることとなり、アレクサンドロスは肉体ごと眠りについた。
パロ戴冠の儀で出会うアルカンドロスの霊とはまさにアルカンドロスその人であり、かつて黒竜戦役のおり、死んだアルドロス二世の体を抜け出したアルカンドロスは、逃げる王女の身に宿り、パートナーであるアレクサンドロスを呼び覚ますために古代機械を動かした。
しかし、永い眠りにより、アレクサンドロスの肉体は記憶を失っていた。覚えていたのはただ一つ、自分の真の名とパートナーの真の名だけだったのだ。
かつてアルカンドロスを名乗り、ランドックにおいて猫頭の女神として君臨していたもの、それこそがアウラであり、リンダに憑いていた預言者の正体であった。
グインを追放し、ヤンダルを滅ぼすまで帰還を禁じた彼女であったが、愛する夫を放っておくことはできず、ともにの星に降りてきていたのだ
ついに自らのすべてを悟った超越者グイン。
同じく超越者としてすべての力を取り戻したヤンダル・ゾック。
二人の戦いは肉体を捨て、精神体同士の戦いとなる。
一族すべての精神を一つに集め、超精神体となるヤンダル・ゾック。
この星すべてを破壊しかねないそのエネルギーの前に、絶体絶命の危機に陥るグイン。
しかし、この星で出会った多くの人々の想いが、グインに力を与えていた。精神生命体である超越者にとって、人々の想いこそが力であるのだ。
イシュトヴァーンの、ナリスの、カメロンの、アリストートスの、ヴァレリウスの、マリウスの、オクタヴィアの、アキレウスの、シルヴィアの、レムスの、そしてリンダの。
かつて中原で出会い、ともに生き、戦ったすべての人々の想いを背負って戦うグイン。
かれらの思いはただ一つ。
「この地に平和を!」
人類はついに、ヤンダル・ゾックの恐怖から解き放たれた。
パロは賢王レムス一世のもと、かつて栄華を取り戻すことに成功する。
クリスタル公アル・ディーンとケイロニア帝オクタヴィアの夫婦関係も明らかにされ、ケイロニアとパロの親睦を深まらせることとなる。
レムス一世の名はパロ中興の祖として長く語り継がれることとなるのであった。
ゴーラはミロクの教えのもと、平穏な国となる。
イシュトヴァーンの長子ドーリアンは、ケイロニアの皇女マリニアの婿として迎えられ、ケイロニア帝となる。
三大国が婚姻で結ばれたことにより、中原はかつてない繁栄を迎える。
そしてゴーラ帝国はやがてミロク教国と名を変え、数百年に及ぶ歴史を築く。
イシュトヴァーンはこの中原に類を見ない平穏な国の建国王として、歴史に名を残すのであった。
ノスフェラスは星船を失い、緩やかにではあったが、もとの緑の大地へともどりつつあった。
ヤンダルの消滅とともにカナンの亡霊も消え去り、ラゴンもまた宿命から解放された。
ノスフェラスは、今は去りし王の名前を永遠に忘れないであろう。
ヤンダル・ゾックを滅ぼし、ついに幾千年に及ぶ贖罪を果たしたグイン。
蘇った星船に乗り、ランドックへの帰還を果たすこととなる。
その傍らにはアウラとして目覚めたリンダの姿があった。
すべての人に惜しまれながら、豹頭王とその花嫁を乗せた星船は、星空の彼方へと去っていくのであった。
<星より来たりし豹頭の王
星を救い、花嫁を連れ
星の彼方へと去る>
『豹頭王のサーガ』より
GUIN・SAGA 完
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