寒い日が続く中、3月になった。 オオタカ観察にとっては最も重要な月である。 この時期をよい形で無事乗り切れるかで、繁殖が成功出来るかどうかが決まる。
都市部のオオタカは人馴れしていると言う人がいるが、長年の観察により、野生のオオタカは人に馴れることはない、と思っている。 たまに近くで撮れたりするが、馴れたのではなく、その時はたまたま逃げなかっただけである。
なので、撮影等は毎回充分注意し、彼らの顔色を見ながら行っている。 嫌がる様子を見せたらやめる。 このくらいは大丈夫だろうなどと思い手を抜くと、後々影響が出てくるのである。
オオタカだけではなく、他の鳥達も同じである。 ヤマガラは人に馴れやすいが、シジュウカラは馴れにくい、と言うように、鳥種、個体差等により違うので、様子を見ながら撮影をしなければならないのである。
日頃から、接し方に充分気を付けなければならない、と思っている・・・・。