オオタカの森、抱卵に入ったようである。 静かな森が戻ってきた。 この先雛が生まれ、森を旅立つまで、何事も無いことを祈っている。
これまで、延べ12~13個所の営巣地で観察を行ない、保護団体等の調査・保護活動に参加、協力してきた。 その過程でオオタカとの接し方の多くを学び、習得してきたのであった。
今、オオタカは希少種指定を解除されようとしているが、指定されている現在も、年々営巣環境は悪化し続けている。 指定が解除されれば、営巣地は急速に消失し、オオタカは居なくなると思っている。
なので、居なくなる前に、彼らの姿を、出来るだけ多く写真に残しておきたいと思っている。 何の作意も無く、誇張、デフォルメも無い、ありのままに暮らす自然な姿をとらえたいと思っている。
そのために、レンズを向けても安心しきって、普段通りに振る舞ってもらえるような信頼関係を、築く努力を続けてきた。 彼らにとって、私は、無視できる空気の様な存在になれればと思っている・・・・。
一休みする♀。お腹の羽が乱れている、抱卵していたようだ。
抱卵中。諸事情のため、巣の写真は載せないこととする。
獲物を持ち、♀を呼ぶ♂。
カラス。桜をバックに。