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女性宮家って誰得?

2021-07-08 00:12:48 | 皇位継承
女性宮家創設の動きを見てきが、論点をあちこちに広げて見せたものの、結局女性宮家創設は始めから今に至るまで愛子さまをお救いするために計画されてきたのではないか、と言う気がしてきた。
此処に書かれたことが事実の片鱗を伝えているのなら、それは皇統の意義も伝統もねじ伏せて<全ては愛子さまの為>に女性宮家を創設しようとしていることであり、皇室の私物化というものではないでしょうか。

女性宮家創設の議論「小室圭氏が皇室メンバーになる可能性」に理解得られるか
2021/07/07 16:05 NEWSポストセブン
抜粋

6月16日、安定的な皇位継承策を議論している政府の有識者会議は、専門家の意見案をまとめた。その会合で、座長の清家篤・慶應義塾大学名誉教授は今後の議論について、「まずは現在の皇位継承の流れを前提とし、その上で皇族数の確保のための方策を検討していきたい」と述べ、「男系男子」による皇位継承は変えずに女性宮家創設の議論を進める方向が決まった。

女性宮家が旧皇族男子と結婚した場合のみ、その子供が男子であれば皇位継承に組み入れるということ?
男系男子派には「旧皇族と結婚した場合のみ女性宮家創設を認める。」という条件付で女性宮家創設に賛成するひともいるので、ここらが落としどころなのか。
あるいは、もっと狭義に、取りあえず秋篠宮殿下、悠仁殿下の皇位継承は変えずに、女性宮家を創設する。悠仁殿下の次代は不定。という意味なのか。

宮内庁担当記者は天皇、皇后の女性宮家創設への複雑な立場を解説する。 
「天皇ご一家はとても仲が良く、学習院大学に通われている愛子さまの卒業後の進路など日頃からよく話し合いを持たれています。そうしたなかで、雅子皇后の心配事のひとつが女性宮家の創設です。 

創設されることになった場合、両陛下は愛子さまが宮家として残ることが良いというお気持ちがある一方で、皇室典範では悠仁さまの天皇への道筋が決まっているから、愛子さまが皇族として残っても将来はどうなっていくのかをご心配なさっている。両陛下は侍従長や宮内庁長官を通じて有識者会議の情報を聞くなど、議論の動向に高い関心を持たれています」

「愛娘を降嫁させずに、ずっと手元に置いておきたい。」って、私情でしょう。私情を通すために女性宮家創設案に願ったり叶ったりで賛成なのですか!?
将来どうなって行くのか、って、素直に考えれば、女性宮家が創設されたら、愛子さまが女性宮家として残って、どなたかと結婚して、その子が女性宮家を継いで・・・という将来でしょう。でもそういう将来とは違う将来が見えるから、どうなるのか、と心配になる。それはズバリ「我が娘は天皇になるのか、ならないのか」という心配ですね。
 
愛子内親王が3歳だった2005年に小泉純一郎内閣の「皇室典範に関する有識者会議」が提出した報告書では、〈皇位の安定的な継承を維持するためには、女性天皇・女系天皇への途を開くことが不可欠〉とされ、皇位継承順位は天皇の直系子孫優先で、男女を区別せずに長子優先が適当であるとして改正案が準備された。
 将来、愛子内親王が天皇となることを想定した内容だった。皇室ジャーナリストの神田秀一氏が語る。 

「当時の皇位継承者は皇太子(現天皇)、秋篠宮、常陸宮の3人だけで、次の世代にも眞子さま、佳子さま、愛子さまという内親王しかいなかったとはいえ、女系天皇まで踏み込んだ議論には皇室も驚いたのでは。
 しかし翌年、秋篠宮家に男系男子の悠仁親王が誕生したことで皇室典範改正案は国会に提出されなかった」

驚いた、って?「まさか女系天皇をすんなり認めてくれるとは!?」と驚いた?笑。
驚くと共に上皇上皇后は希望を持った。旧皇族の復籍を覚悟していたでしょうからね。

女性宮家創設案の流れ
次の議論は2011年、女性皇族が結婚適齢期に近づいていることから、野田内閣は「皇室制度に関する有識者ヒアリング」を設置して女性皇族の婚姻による皇族数の減少と皇室活動の安定的維持について論点整理した。 

そのなかで、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する「女性宮家」創設案が示された。そこでは、女性皇族だけが1代限りで結婚後も皇族に残る案と、女性皇族の配偶者と子(皇位継承資格なし。婚姻時に皇籍離脱)まで皇族身分にする案が併記された。 

「法案はまとまらず、結論が出ないまま女性宮家や女性天皇・女系天皇反対の安倍政権に交代したことで議論は下火となり、その後、女性宮家の議論は菅内閣まで事実上封印されてきた」(神田氏) 

私情に流される
それが適齢期が近づいた今になって、政府内でまた「女性宮家」創設が浮上してきたことに、天皇、皇后が一人娘の将来を心配するのは無理からぬことだろう。

「女性宮家として残るのは良いが、残っても後どうなるのだ。」と心配されているそうですね。

「秋篠宮夫妻は女性宮家創設にナーバスになられている。もともとは眞子さまと佳子さまに皇族に残って悠仁さまを支えてほしいというお気持ちがあったのですが、小室さんとの結婚問題で、女性宮家が創設されて小室さんが皇室メンバーになることに国民の多くの理解が得られる状況ではない。しかも、眞子さまは小室さんと結婚して皇籍離脱することを望んでいるが、佳子さまだけ女性宮家をつくると姉妹で民間人と皇族とに立場が分かれるという状況が生じる。

秋篠宮殿下も娘を手元に置きたいかただったようです。
ただし、秋篠宮殿下が描いた構想は親族会社の組織に似たものだったような気がします。私情でしょう。
眞子さまは一生弟のためにこき使われるのは嫌だって思われたのかもね。
姉妹で民間人と皇族に立場が分れるのは特に問題はないでしょう。
これまでの天皇家、宮家、きょうだいで皇族と民間人に立場が分れる例は珍しくない。それが問題になるのは眞子さまと佳子さまの関係に何か問題でもあるのか、「姉妹で立場を分けたくない」という秋篠宮殿下の私情でしょう。

さらに紀子妃殿下が悩んでいらっしゃるのは、小室さんの問題をきっかけに愛子さまの女性天皇を待望する世論が高まっており、悠仁さまの立場に影響することです」 

コロナの感染拡大の御懸念を伝えただけで大騒ぎになるのに、こんな微妙なことを誰が紀子さまから聞き出したというのでしょう?
しかし、もし、悠仁殿下までの皇位継承は変えないがその先は不明というのであれば、紀子妃殿下がお悩みになるのも不思議ではない。


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