憂国の花束

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苦心の日本語を~英語に訳せば元通り~?

2021-07-21 23:54:19 | 公務
コロナ感染対応に振り回される国民へ配慮して開会宣言の文言を政府と大会組織員会が慌てて手直したというが。

陛下宣言に「祝い」回避で調整 五輪開会式、コロナ禍配慮
7/20(火) 21:39配信 共同通信

東京五輪開会式で大会名誉総裁の天皇陛下が述べられる見通しの開会宣言について、政府と大会組織委員会が新型コロナウイルス禍を踏まえ、開催を祝う趣旨の文言を盛り込まない方向で調整を進めていることが20日、政府関係者への取材で分かった。

 1964年の東京五輪では昭和天皇が「祝い」という文言を使った。今回は感染状況が急速に悪化する中、開催を巡り賛否が割れており、国民統合の象徴である陛下の宣言にも配慮が必要として、異例の判断を迫られたとみられる。

 開催条件などを成文化した五輪憲章は、開会宣言は国家元首が読み上げると規定。読み上げる例文も明示している。 

どこをどう変更したのかを文春オンラインが報じている。

原案判明 天皇陛下、五輪開会宣言で「祝い」と表現せず
7/20(火) 16:12配信 文春オンライン
7月23日に行われる東京五輪の開会式。そこで、天皇が読み上げられる「開会宣言」に「祝い」の文言が今回は入らないことが「週刊文春」の取材で分かった。

文春オンライン以外の報道では具体的な変更点を述べているものが無い。
変更点は開会式当日、陛下の宣言までは報道してはいけない。ということになっているのでしょう。
さて、文春が報じてしまったので、原案を変更するのか、原案のままでいくのか、23日開会式が楽しみです。

 五輪について定めた「五輪憲章」第5章の55には開会式と閉会式について記されており、開催地の国の国家元首が行う「開会宣言」については一言一句、細かな規定がある。原文は英語だが、JOCが公表している邦訳には、こうある。 

〈オリンピアード競技大会の開幕においては 「わたしは、第 ...... (オリンピアードの番号) 回近代オリンピアードを祝い、......(開催地名)オリンピック競技大会の開会を宣言します。」〉

実際、1964年の東京五輪では昭和天皇が「第18回近代オリンピアードを祝い、ここにオリンピック東京大会の開会を宣言します」と憲章通りの文言を述べられた。 

だが、今回の開会宣言には重大な変更が施された、とあるスタッフは証言する。 

「五輪憲章では開催国の元首が読み上げる宣言は細かく定められており、英語の原文にはcelebratingとあります。JOCによる訳は『祝い』ですが、今回の原案はそこが『記念する』となりました。celebratingの翻訳の範囲内ギリギリの変更です。現状の原案では『ここに、第32回近代オリンピアードを記念する、東京大会の開会を宣言します』となっています」

この変更の理由について、宮内庁関係者が解説する。 

「新型コロナの感染状況が悪化して緊急事態宣言が出され、多くの世論調査で国民の半数以上が反対している五輪について、祝意を明言することは回避したいという天皇陛下のお気持ちを“拝察”した宮内庁と組織委などで事前調整がなされたのでしょう」

原文のcelebratingの祝意を消そうと苦心惨憺、記念する、と日本語に訳したのですね。
でもさ、、、英語版報道ではIOCが決めたそのままにcelebratingが使われるのでしょう。わはは。
結局、国内の国民の批判の矛先が自分達に向かないように言葉を変えただけ、てこと?
政府が国内向けと、国外向けに言うことを変えるという話は、隣国には有っても日本には無い!と思っていたのですが・・・。



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