Room☆P

☆☆☆☆☆

オーストリア☆グラーツ/イギリス☆ベートーヴェンの髪

2020年01月29日 10時19分15秒 | JET STREAM
 2020年1月28日(火)     提供 / JAL

♪ Theme From Prince Avalanche  Explosions In The Sky & David Wingo

♪ Bossa Turquoise  Stuff Combe

音楽の都 ウィーンから 特急列車に乗って およそ2時間半
オーストリア第二の都市 グラーツに着きます
ここグラーツは ヨーロッパ大陸に 広大な帝国を築き上げた
ハプスブルク家によってつくられた街
グラーツとは スラブの言葉で 砦
16世紀 オスマン帝国の侵略から 国を守るために
街を見下ろす丘の上に 堅固な 砦を築いたのが 始まりです
これを築いたのは ハプスブルク家が雇った
当時最先端の技術を持つ イタリアの建築家や 職人たち
現在 その城壁や砦は もう壊されてしまいましたが
当時造られた時計塔は 街のシンボルとして残っています
やがて オスマン帝国からの脅威が去った後も 
優秀な建築家や職人たちは この街に残り
ハプスブルク家の支援を受けて 競って美しい建物を造りました
街の中心部には ルネッサンス バロック ゴシックといった 
時代時代を代表する 建物が混じり合い まるで 建築の宝箱
その見事な街並から グラースの旧市街は 世界遺産に登録されています
この旧市街を眺めるなら 街を縫うように走る 路面電車が一番
路面電車の窓から宮殿のような市庁舎 荘厳なゴシック様式の教会
ウィーンに次ぐ規模のオペラ座 と 
時代によって変わり行く建物を 楽しむことができます
この グラーツの街を歩いていると 不思議な建物を見掛けます
川に浮かぶ 銀色のカタツムリのようなカフェ 巨大な黒いナマコのような美術館です
歴史ある古い街並みに こうした現代建築が新たに登場
まだまだ建築の宝箱も グラーツは 進化し続けています 

♪ Tormenta de Barlovento  Vytas Brenner

SOUND GRAFFITI                             THE CORRS No.2

  ♪ Would You Be Happier?
  ♪ I Never Loved You Anyway
  ♪ Love To Love You

♪ Sales Talk  Francis Coppieters

今年は ドイツが誇る作曲家 ベートーヴェンが生まれて ちょうど250年という記念の年
故郷の ボンをはじめ 最も活躍した ウィーンでは 
これを祝って 様々なイベントや コンサートが開かれます
昨年 そのベートーヴェンの髪の毛が 
ロンドンのオークション サザビーズで 競売にかけられ 話題になりました
ベートーヴェンといえば どこの学校の音楽室にも飾られている 肖像画
あの もじゃもじゃ髪を 思い浮かべる方も 多いことでしょう
どうやら 古くから あの髪の毛は 彼のファンの間では 人気があったようです
ベートーヴェンと同じ時代に生きた 
ピアニストで 作曲家でもあった アントン・ハルムが
彼の妻のために ベートーヴェンの助手に頼んだところ さっそく 送られてきました
その後しばらく経って アントン・ハルムが ベートーヴェンに会い
送られてきた髪の毛を見せると それはヤギの毛だと 怒り 
彼の目の前で抜いて渡したといいます
今回出品された髪の毛は そのハルムの家で 代々家宝としてきたものです
サザビーズでは 200万円辺りで落札されると予想していましたが
それを2倍以上も超える 3万5千ポンド およそ480万円で 落札されました
そんなに高い値段で買ってどうするのか ちょっと気になりますが
これを使って ベートーヴェンのクローンをつくるという話があります
彼のクローンによって 新たな名曲を作ろうという考えです
しかしながら髪の毛はほとんどが 炭素物質 
DNAを抽出するのは 極めて難しといっている専門家がおおいようです
果たしてあのもじゃもじゃ髪から 交響曲 九番に次ぐ 十番が生まれるのでしょうか 

♪ Pterodactyl  Remember Remember

♪ Somber-Daze  Chasman