２０１５年５月２１日(木) 提供 ／ ＪＡＬ 、ＳＥＩＫＯ♪ A Chuva Os Gatos
♪ The Lady Wants To Know European Jazz Trio
グランド・キャニオンに行って 朝日と夕日を見なければ 何の意味がある
こう友人に言われて 朝5時に ホテルの部屋を出て
暗がりの中 車で マーサ・ポイントに向かう
既に駐車場は車でいっぱい 展望台に向かう道にも 行列が出来ている
車のドアを開けると 冷たい空気が肌を射す
余分に持ってきたセーターを コートの下に着込むことにしよう
このマーサ・ポイントは
グランド・キャニオンが 国立公園になることに 尽力した 男の名
英語の綴りでは つい マザー と呼んでしまうが
日本語のガイドブックには マーサ・ポイントと書かれている
日の出の時間が近付くと 展望台の周りも だんだんと 明るくなってくる
マーサ・ポイントの標高は 2,000メートルを超える
写真を撮る為 手袋を脱がねばならないが
手がかじかんで シャッターを切るのも 一苦労だ
いよいよサンライズ
展望台に立つ観光客から 言葉にならない声が上がる
山の端に輝き始める太陽 モノトーンだった世界が 次第に赤みを帯びて行く
影だった部分に だんだんと光が当り
雄大なグランド・キャニオンの景観が 姿を表し始める
なんと表現してよいのだろう この色は
赤とも 紫ともいえない 不思議な色だ
グランド・キャニオンの朝日は 日が昇る時だけではなく
こうした 移り変わる 色の世界も 見逃してはならない
やがて 澄み切った青空に 濃い緑色と 白い岩肌の 大峡谷が広がっている
さー これから一休みして 夕日は ホピ・ポイントで 見ることにしよう
♪ The Search PAT METHENY GROUP
SOUND GRAFFITI
CAROLE KING No.4♪ （You Make Me Feel Like）A Natural Woman
♪ Sweet Seasons
♪ Some Kind Of Wonderful（愛のきらめき）
♪ Brother,Brother（私のお兄さん）
♪ Lady Jane Poe Pass
イギリスの 児童文学の名作の一つ
ザ・レイルウェイ・チルドレン(The Railway Children)
日本では 鉄道きょうだいや 若草の祈りといった名で 出版されている この小説は
1906年に 社会主義の活動家でもあった イーディス・ネズビットによって書かれました
イギリスでは出版されてから すでに100年以上も経ちますが
今尚 読み継がれている 児童文学の傑作です
ある日突然父親が 何者かによって連れ去られ
母親とともに 田舎の 線路近くにある家に引っ越してきた 3人の姉弟
見知らぬ土地で この3人の兄弟の 最初の友達となったのは
9時15分発の ロンドン行きの蒸気機関車 グリーン・ドラゴンだった
心温まるファンタジーの世界に
スパイの冤罪や 貧困問題といった 当時の世相が 巧みに織り込まれたお話です
この ザ・レイルウェイ・チルドレン 4年前に舞台化され
その年 最も優れた舞台に与えられる ローレンス・オリビエ賞に輝いています
演劇ファンの間では 再演が待ち望まれていた この ザ・レイルウェイ・チルドレン
昨年12月から ようやくロンドンの キングス・クロス劇場で始まりました
この舞台が なかなか上演できなかったのは 本物の蒸気機関車を使う為
今回の公演も キングス・クロス駅の 裏に作られた 特設劇場
観客は 実際の線路を挟む形で
500人ずつ向かい合って 座るように設計されています
舞台の主要な部分で 煙を吐いて 登場する 蒸気機関車は 迫力満点
公演は9月の6日まで
SLファンでなくても ちょっと見逃せない ザ・レイルウェイ・チルドレンです
♪ My Song Keith Jarrett