Room☆P

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蚊取り線香/後海(ホウハイ)

2012年08月16日 00時33分27秒 | JET STREAM

 2012年8月15日(水)     提供 / JAL

♪ TRISTEZA DE NOS DOIS  AGUSTIN PEREYRA LUCENA

♪ DEATH AND TAXES  LUAT DICKERSON

来週の月曜 8月20日は 世界モスキート・デー 
今から115年前 イギリス人の医師 ロナルド・ロスが 
ハマダラカと呼ばれる 蚊が マラリア病原体を媒介
この蚊に刺されると マラリアに感染することを発見した記念日です
今でも一年間に 3億人から5億人もの人がかかるといわれる マラリア
海外 特に 暑い地域に旅行される方は 蚊に刺されないよう 注意が必要です
ところで 意外と知られていませんが 蚊の対策に関して 日本は 世界の先進国
今や世界中で売られるようになった 蚊取り線香は 日本で生まれたものです
蚊取り線香の他 リキッドや マットタイプ これほど揃っているのは 日本だけです
中でも最近登場した電池式は 世界の最先端
まだ外国ではあまり見掛けませんので 
海外に行かれる時は 是非 持って行かれることをお勧めします
万一お忘れになっても 電池式でなければ 現地で買うことが出来ます
面白いのは 世界中で売られている ほとんどの蚊取り線香が
日本と同じように 深緑色や 茶色をしていること
これは 日本で 昔から伝わる 伝統の色が 
今では 世界の共通の色になっているのです
昔フランスでは 蚊には シトロネル という アロマオイルを使っていたそうです
これを焚くと 蚊がこの香りを嫌がって 部屋に入って来なかったそうですが
香りが強い割には 全く殺虫効果はなく 
今では これも日本生まれの 電気香取り器が よく家庭では使われています
日本で生まれた 蚊取り線香や 電気蚊取り器
これが 世界の人々を守っていると思うと ちょっと誇らしい気がします 

♪ THE GREAT LOVE  WALTER WANDERLEY

SOUND GRAFFITI  GLENN FREY★After Hours 特集 No.3

  ♪ SENTIMENTAL REASONS

  ♪ 恋の面影

  ♪ SAME GIRL

  ♪ AFTER HOURS

♪ TEE?  HENNING SCHMIEDT

今や 世界のメガシティとなった 北京
次々と高層ビルが建設され 日々 変貌を遂げる この中国の都 
しかしながら この街にも まだ昔の風情を漂わせる 安らぎの場所があります
漢字で 後ろに海 と書く ホウハイです
北京には かつて 王宮のあった 紫禁城の西に 大きな湖が点在していますが
ホウハイはその一つ 
最も北にある 西の海 シーハイと 前の海 チェンハイの 2つの間にある湖
この辺りには まだ フートン(胡同)と呼ばれる 昔ながらの家並みが残り
人力車が走る 北京の中心部にあるとは思えないほど 静かで 穏やかな街です
昼間 この ホウハイ周辺を歩くと 湖と 古びたお店が並ぶ 
中国の どこの街でも見掛ける雰囲気ですが
夜になると まるで一変 不思議なほど 魅惑的な街に様変わりします
赤いランタンや さり気ないネオン 
そんな街の灯りが ゆらゆらと 湖の水面に映る どこか懐かしい 安らぎの世界
例えていえば 京都の祇園や 先斗町(ぽんとちょう)の イメージに近いかもしれません
このホウハイ 大正時代 芥川龍之介が 北京に遊んだ時 好んで出掛けて来たところ
当時もこのホウハイには 独特の香りが漂っていたのでしょうが
今はその雰囲気を残しながら 
小さなバーが軒を並べる お洒落なスポットに生まれ変わっています
北京にはもう一つ サンリートン(三里屯)と呼ばれる バーの多い地区がありますが
サンリートンは 領事館が多いこともあり バーの常連は 外国人が多いのに比べ
ホウハイは 中国の芸能人や 文化人たちが常連のようです
どうです あなたも このホウハイのバーで 
静かな夜のひと時を 過ごしてみませんか 

♪ Hibi No Awa  YASUAKI SHIMIZU & SAXOPHONETTES