Room☆P

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神の手が舞い降りた街クレモナ/マレーシア元宵節の夜

2015年03月05日 00時57分01秒 | JET STREAM
 2015年3月4日(水)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ FERNANDA  WAGNER TISO

♪ IF I FELL  KAZUMI WATANABE

イタリア北部を流れる ポー川 そのポー川が 春の光に輝き始めると 
小鳥の街 クレモナでは 開け放たれた窓から ヴァイオリンの音が流れて来ます
ロンバルディア州のクレモナは 神の手が舞い降りた街
16世紀 伝説の名工 アンドレア・アマティが ヴァイオリンの製作を始め 
その後 この クレモナには 優れたヴァイオリンの名工たちが 次々と現れますが
最も有名なヴァイオリン職人といえば 
やはり アントニオ・ストラディヴァリでしょう
彼が作ったヴァイオリンは ストラディバリウスと呼ばれ 
作られてから300年以上経ちますが 今なお その音色で多くの人々を虜にしています
何故これほど 美しい音色を奏でるのか 一切は謎
最新機器を駆使しても その秘密は 未だ解明されていません
オレンジ色の屋根と 石造りの街 クレモナ
細い路地を歩いていると 小さな工房で 
職人たちが ヴァイオリン作りに励んでいるのを見掛けます
現在でもクレモナには 80を超える ヴァイオリン工房があるそうです
この クレモナに 3年前にオープンしたのが ヴァイオリン博物館
ここに クレモナの宝と呼ばれる 
ストラディバリウスの名器 クレモネーゼが展示されています
ズラリと並んだヴァイオリンの名器 
それを見ているだけで 素晴らしい音色が 聞こえて来るような気がします
このクレモナでは 3年に1度 ヴァイオリン作りの 国際コンクールが開かれます
最近このコンクールで 日本のヴァイオリン職人の活躍が 目覚ましいそうです
今年は そのコンクールが行われる年 日本の職人たちの活躍に 期待しましょう

♪ ROSALIE  MARC DESCHAMPS

SOUND GRAFFITI          PAUL McCARTNEY No.3

  ♪ 幸せのノック  WINGS
  ♪ QUEENIE EYE 
  ♪ THE LONG AND WINDING ROAD  THE BEATLES

♪ INSTRUMENTAL II  高田漣

明日 3月5日は 旧暦では 1月15日 
中国では 元宵節(げんしょうせつ)と呼ばれ 
昔はこの日まで 年越し行事が行われていました
今ではこの 元宵節 
中国本土では お湯に入れた 甘いゴマの団子を食べる地方もあるようですが 
あまり盛んではないようです
先日この番組で 中国の福建省から マレー半島に移り住んだ人々には 
イーサン と呼ばれる 旧正月の料理があることを紹介しましたが
マレーシアには 中国版のバレンタインデーとも呼ばれる 
ロマンチックな風習が 今に伝わっています
元宵節の夜 独身の女性たちが 素敵な男性との出会いを願って 
川や海に 自分の名前を書いた ミカンを投げ込む風習です
昔 結婚前の女性たちは 外出が厳しく 制限されていましたが
この日だけは 特別に 街を歩くことが許されたそうです
1年に1度のチャンス 女性たちは誰かにみそめてもらおうと 
精一杯着飾って ミカンを持って 街を練り歩いたといいます
今では クアラルンプールのような都会では 
街の公園に 大勢の独身の男女や カップルまで集まる 若者たちのイベント
合図と共に 女性たちが一斉に 公園の池にミカンを投げ込むと
これを男性が池に入り 必死に拾い集めます
1個だけでなく たくさんのミカンを拾い集める 欲張りな男性もいます
名前だけでなく 携帯電話の番号や メールアドレスまで書き込まれたミカン
ミカンを拾った男性が興味を持てば 
連絡先を書いたバナナを 女性にお返しするのが 最近の流行だそうです
今宵 元宵節の夜 マレーシアでは 女性たちが 
素敵な出会いを願い たくさんのミカンを投げ込むことでしょう

♪ MANUEL O AUDAZ  中島ノブユキ

♪ ICH ZAHL DIE WOLKEN  HENNING SCHMIDT