Room☆P

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ヘルシンキ 白銀の一人旅 vol.3

2012年12月20日 00時28分33秒 | JET STREAM

 2012年12月19日(水)     提供 / JAL 、SEIKO

♪ ANGELS WE HAVE HEARD ON HIGH  PHILADELPHIA BRASS ENSEMBLE

♪ WINTER WONDERLAND  BOSTON POPS ORCHESTRA

♪ THE FIRST NOEL  TICO MOON

今 コックピットの窓の向こうで 鮮やかに オーロラが輝いています

宇宙と大地が創り出す 神秘の光 オーロラ
幻想的なその美しさは クリスマスの夜に相応しい 星空のキャンドル
この輝きの中 トナカイにひかれたソリに乗って 
こぼれるような笑顔で サンタクロースは 子供たちに夢を運ぶのでしょう
さぁ 今宵も サンタクロースの国フィンランドへ
聖なる夜に 素晴らしい出逢いを求めて 旅立ちましょう

サンタクロースの国 ヘルシンキ 白銀の一人旅

フィンランドでは サンタクロースのことを ヨウルプッキと呼びます
実は この ヨウルプッキ サンタクロースとは 縁も所縁もない動物
ヨウルプッキとは 
ヨウルという名の おじいさんが連れていた プッキ ヤギだったのです
フィンランドでは クリスマスのことを ヨウル といいますが
そもそもヨウルとは 北欧の国々で行われていた 冬至のお祭り
キリスト教が伝わって来たことで クリスマスと一緒になってしまったのです
昔 フィンランドでは 冬至の夜 豊作を願う為の 伝統的な儀式がありました
それは 若者たちが ヨウルおじいさんと ヤギに扮装して 家々を巡り
ちょっとした 劇や 歌を歌って お酒を飲ませてもらうというもの
この時 羊の皮を被り ヤギの角を付けた若者が 
子供たちを怖がらせたり いたずらをした
日本でいう なまはげのようなものだったようです
この ヨウルプッキ キリスト教が伝わった後 
クリスマスイヴの夜に ヤギの扮装をして 
子供たちに プレゼントを配るようになったといいます
面白いのは この ヨウルプッキ
サンタクロースのように 煙突から 秘かに入って来るわけでなく
礼儀正しく 玄関をノックして やって来て 家の人がドアを開けると 
ここに良い子はいるかい と 尋ねたそうです
ヨウルプッキが 赤い服を着るようになったのは 
20世紀に入り アメリカから サンタクロースの習慣が伝わってからです
今でもこの ヨウルプッキ 
フィンランドでは クリスマスツリーの飾りになって ヤギの角を付けて 笑っています

♪ THE CHRISTMAS WALTZ  EDDI HIGGINS TRIO

SOUND GRAFFITI          クリスマスソング特集 No.8

  ♪ とっておきの愛  GLORIA ESTEFAN

  ♪ BLUE CHRISTMAS  ANDY WILLIAMS

  ♪ WORLD CHRISTMAS  R.KELLY

  ♪ SILENT NIGHT  WILSON PHILLIPS

ここでお知らせです 
JALと共に贈る ジェットストリームコンサート
2013年の開催が決まりました
今回は 東京フィルハーモニー交響楽団を迎えて 
クラシックで 音楽世界旅行へお連れします
公演は 3月1日 金曜日 サントリーホール 
詳しくは ジェットストリームの番組ホームページをご覧ください
皆様のご搭乗 心よりお待ちしております

♪ GJOR DOREN HOY, GJOR PORTEN VID  GUNNAR HALLE & ESPEN ERIKSEN

紺碧の海と モスグリーンの森 そして 澄み切った空が広がる ヘルシンキ
そんなこの街を堪能するなら ヘルシンキカードを買うのが一番です
この ヘルシンキカード 市内の交通機関なら 何でも乗り降り自由
しかも 60程もある ミュージアムの入場料は 無料
レストランの割引きまで付いた お得なカード
1日から3日まで 滞在期間に合わせて 3タイプの中から 選ぶことが出来ます
因みに 1日使える 24時間カードで 36ユーロ 3,600円程
3日使える 72時間カードは およそ 5,500円と かなり割安になります
しかも面白いのは このヘルシンキカード 
使う時は 自分で時間を カードの裏に書き込む 自己申告制
時間を書かずに使うと 8,000円程 罰金を払うことになるので ご注意ください
さて このヘルシンキカードを使って 
今日は 世界遺産の島 スオメンリンナ島に出掛けることにしましょう
この島へは ヘルシンキ港から フェリーに乗れば 15分程で行くことが出来ます
スオメンリンナとは フィンランド語で 要塞 という意味
かつて ヘルシンキを守る為に造られた 星の形をした 石造りの要塞です
この要塞は 
もともとは フィンランドが スウェーデンに統治されていた頃造られたものですが
その後 ロシア軍に 100年以上統治された頃の施設も残り 
フィンランドの複雑な歴史を 今に語り掛けてくれます
海を睨み付ける大砲 岩山をくり抜いたトンネル そして 第二次大戦で使われた 潜水艦 
こうした戦いの遺物が 美しい自然の景観と 不思議なハーモニーを奏でています
どこからか シベリウスの交響詩 フィンランディアが 聞こえてくるような気がします

♪ 交響詩「フィンランディア」作品26 シベリウス  ROYAL STOCKHOLM PHILHARMONIC ORCHESTRA