2010年5月5日(水)
♪ 「アルルの女」第1組曲 メヌエット フランス国立管弦楽団
♪ ビッグ・アップル・パイ 小曽根真
マンハッタンは、ハドソンリバーと、イーストリバーという、二つの川に囲まれた、摩天楼の島です。天にそびえる、マンハッタンの摩天楼。川から見れば、まったく違った風景に見えます。さて、その川から摩天楼を見るには、自由の女神のある、スタテン島へ向かう、フェリーに乗るといった方法などもありますが、お勧めは、水陸両用バスによる、観光ツアーです。この観光ツアー、まずはタイムズスクエアから、ボート型のバスで出発します。ブロードウェーを走り抜け、ハドソン川へ。ここで、水陸両用バスですから、ザブンと水しぶきをあげて、川に入ります。先程までバスだったボートに揺られて、川からマンハッタンを見ると、キラキラとした、水面(みなも)に写る移る摩天楼は、不思議な静寂に包まれ、他では決して味わえない風景です。さて、川からマンハッタンを見るには、もう一つ、とっておきのお勧めがあります。それは、夏だけ限定の、小さなカヤックに乗っての、ハドソン川の川下りです。この、カヤックの川下り、ゴムボート型のカヤックに、救命胴衣まで付いて、なんと、レンタル料金は無料。ダウンタウン・ボートハウスという団体が、寄付金で運営しているそうで、チャレンジしてみたい方は、72丁目の西端にある桟橋で、声を掛ければ、誰でも乗れます。夏限定、週末限定の、このハドソン川の川下り。カヤックから見る、マンハッタンは、まさに壮快そのものです。
♪ G線上のアリア 村治佳織
サウンドグラフティ エイティーズとナインティーズ No.3
♪ アイ・ラヴ・ユア・スマイル シャニース
♪ キープ・オン・ムーヴィン ソウル・Ⅱ・ソウル
♪ トゥ・ザイオン ローリン・ヒル
♪ キッシング・ア・フール ジョージ・マイケル
マカオは、海の交易で発展した街。古くから、船乗りたちの街です。明日の5月6日は、旧暦では、3月23日。昔から、船乗りたちが、海の女神と崇める、アーマーを祝う祭りの日です。この、アーマーを祀るのが、マカオ半島の南端、マーコー山の麓にある、マカオの最古の寺院。マーコーミューです。中国風の美しいお寺で、今から500年以上も前に、建てられたものです。そもそも、ここに祀られているアーマーという海の女神には、こんな伝説があります。昔々のこと、中国の福建の港に、貧しい身なりをした少女がいて、船乗りたちに、広東まで乗せてくれと頼みます。ところが、誰も話を聞いてくれませんでした。ただ一人、みすぼらしい漁船の持ち主が、少女の頼みを聞いて、船に乗せます。海に出ると、大嵐がやって来て、他の船は全て沈みますが、少女を乗せた船だけは、無事マカオに辿り着き、港に着いた少女は、海の女神、アーマーに姿を変えたのです。船乗りたちは、嵐から船を守った、この女神の為にお寺を建てた。それが、このマーコーミューです。5月6日の、アーマー祭には、このお寺で、蛇の踊りなどが行われた後、海で盛大なパレードが行われます。そもそもマカオとは、このアーマーの港という言葉が、変化して生まれた地名。つまり、海の女神の港という意味です。このアーマー、マーコー山の麓から、今のマカオを、どんな思いで、見つめているのでしょう。
♪ LOVE THEME FROM ROMEO AND JULIET THE PERCY FAITH ORCHESTRA