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交通事故公判で偽証の疑い、2会社員を逮捕…福岡県警

2006-04-07 | 刑事
報道によりますと・・・

 福岡地検特別刑事部は7日、交通事故を巡る業務上過失傷害事件の刑事裁判でうその証言をしたとして、福岡県新宮町湊、会社員伊藤宏(35)、同県粕屋町内橋、同長谷部勝利(34)両容疑者を偽証などの疑いで逮捕したと発表した。
 福岡地裁は昨年11月、伊藤容疑者を被害者と認定し、事故相手の大型トラック運転手(55)に懲役8月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡し確定しており、地検は再審請求も検討している。
 調べによると、伊藤容疑者は2004年6月、福岡市東区箱崎ふ頭で起きた交通事故の公判で、虚偽の証言をしたうえ、知人を介して知り合った長谷部容疑者にも自分に有利な証言をさせた疑い。長谷部容疑者は事故を目撃していないのに、現場に行ったように装うため、仕事の日報などを改ざん、証拠提出していた。
 この事故では、伊藤容疑者がバイクに乗車中、右折してきた大型トラックと衝突し、軽いけがを負った。伊藤容疑者は「トラックが異常に小回りし、自分が止まっていた車線に進入してきた」と主張。トラック運転手は「普通に右折したのに、バイクが本来いてはならない車線にいた」と反論したが、在宅起訴された。
 トラック運転手の会社の上司が、公判で証言する長谷部容疑者の挙動がおかしいことに気づいた。上司が今年2月、長谷部容疑者の会社を訪れて問い詰めたところ、「うそをつきました」と認めたため、地検に告発していた。

・・・ということです。

偽証での逮捕は珍しいですね。
地検が再審請求をするということなのでしょうか。地裁の弁護人はどのような主張をしていたのか。判決に対する控訴とかの打合せはどのように行われたのか興味深いところです。



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