飲酒運転は絶対やめましょう。 鹿屋・死亡ひき逃げ 県立高女教諭を逮捕

報道によりますと・・・・

　鹿屋市で９日未明、同市横山町のアルバイト吉村仁孝さん（１７）がひき逃げされ死亡した事件で、鹿屋署は同日夕、業務上過失致死と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、県立南大隅高校教諭大和美貴容疑者（３１）＝同市郷之原町＝を逮捕した。大和容疑者は「飲酒運転がばれるのが怖かった」と話しているという。同署は任意同行の際、大和容疑者の呼気１リットル中から基準を超すアルコールを検出しており、飲酒運転でも立件する方針。
　調べによると、大和容疑者は同日午前零時１５分ごろ、鹿屋市郷之原町の市道でＲＶ車を運転中、中央線をはみ出し、対向してきた吉村さんのミニバイクと正面衝突。そのまま逃走し、転倒した吉村さんを死亡させた疑い。
　大和容疑者は同僚７人と８日午後７時ごろから同１０時半ごろまで、鹿屋市中心部の飲食店で飲酒。代行運転でいったん帰宅した後、近くのコンビニエンスストアに買い物に行く途中だった。
　調べに対し、事故を起こし逃走したことは認めているが、人と衝突した認識についてはあいまいな供述をしているという。
　同署は事故から約３時間後の９日午前３時すぎ、現場から約３００メートル離れたアパートの駐車場で、左前部が壊れたＲＶ車を発見。所有者を割り出し、同アパートの自室にいた大和容疑者を任意同行し、事情を聴いていた。

　■「指導徹底」予防できず／教育現場に衝撃
　９日未明、鹿屋市で県立高校教諭が起こした死亡ひき逃げ事件。わいせつ事案など、教職員による相次ぐ事件に、学校や教育委員会は「指導は徹底していた」と説明するが、不祥事の再発は防げなかった。
　大和美貴容疑者（３１）の勤務先の南大隅高校（南大隅町）は、午後４時すぎの「逮捕」の報に重苦しい空気に包まれた。
　公共交通の便が少ない同校は、多くの生徒がミニバイクで通学。学校を挙げて事故防止を目指し、交通安全団体が０５年に実施した安全運転コンテストでは、同校が無事故・無違反の成績で県警から２月末に特別表彰を受けた。
　学校一丸となった取り組みが評価された矢先の事故。藤田昇校長（５９）は「ご遺族に対し申し訳ない気持ちでいっぱい」とうなだれた。
　県教委は「死亡ひき逃げという卑劣な行為で教諭が逮捕される不祥事が起き、県民にはおわびの言葉もない。捜査の結果を踏まえ、厳しく対処したい」とコメント。ある職員は「処分を発表した直後だけにやり切れない」とショックを隠せない様子だった。
　被害者と同世代を指導する立場にある大和容疑者が起こした死亡ひき逃げ事件は、教育界に重い課題を突き付けた。

・・・ということです。

関連する法律の条文を紹介します。
刑法
（危険運転致死傷）第208条の2
アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で四輪以上の自動車を走行させ、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。その進行を制御することが困難な高速度で、又はその進行を制御する技能を有しないで四輪以上の自動車を走行させ、よって人を死傷させた者も、同様とする。
２　人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で四輪以上の自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、前項と同様とする。赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で四輪以上の自動車を運転し、よって人を死傷させた者も、同様とする。
（懲役）第12条
懲役は、無期及び有期とし、有期懲役は、一月以上二十年以下とする。
２　懲役は、監獄に拘置して所定の作業を行わせる。

（業務上過失致死傷等） 第211条
業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
２　自動車を運転して前項前段の罪を犯した者は、傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる

きっと悪い先生ではなかったろうに。これから大変です。みなさん飲酒運転は絶対だめですよ。