弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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控訴棄却

2022-12-15 | 刑事
以前、ご紹介した刑事裁判の控訴審判決が出たようです。
記録を見ていませんけど、アクセルペダルの裏側の傷痕が判断の重要要素だったと思わせる報道ですね。

毎日新聞の記事からです。
※引用


 2018年2月に東京都港区で車を暴走させ歩行者の男性(当時37歳)をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反に問われた元東京地検特捜部長で弁護士の石川達紘被告(83)の控訴審判決で、東京高裁(安東章裁判長)は14日、禁錮3年、執行猶予5年の有罪とした1審・東京地裁判決(21年2月)を支持し、無罪を主張する被告側の控訴を棄却した。
 被告側は1審に続き控訴審でも「アクセルペダルを踏んでいない。暴走は車の不具合が原因だ」と主張した。しかし、判決はアクセルペダルの裏面にペダルが踏み込まれたまま衝突事故が起きた際に生じる傷痕が残っていたことに着目。「車の不具合のみで事故が起きたなら傷痕が生じた理由の説明が困難」として、被告がアクセルを踏み込んだと認定した。また、アクセルやブレーキがどう操作されたかを記録するレコーダーのデータが、事故発生前後にアクセルが強く踏まれたことを示していることも踏まえ、車の不具合はなかったと結論付けた。

 判決によると、被告は18年2月18日朝、路上に乗用車を停車させようとした際に誤ってアクセルペダルを踏み、時速100キロ超で暴走。約320メートル先の歩道に乗り上げ、歩いていた足立区の堀内貴之さんをはねて死亡させた。
 石川被告は東京地検特捜部長や福岡、名古屋両高検検事長を歴任し、01年の退官後に弁護士登録した。




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