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危険運転致死

2007-06-29 | Weblog
飲酒検査で虚偽記載 3児死亡事故今林被告公判 福岡県警警官が証言(西日本新聞) - goo ニュース

※引用
飲酒検査で虚偽記載 3児死亡事故今林被告公判 福岡県警警官が証言

 福岡市の飲酒運転3児死亡事故で、危険運転致死傷罪などに問われた元同市職員、今林大(ふとし)被告(22)の第3回公判が28日、福岡地裁(川口宰護裁判長)であった。事故直後に同被告の飲酒検査をした警察官が「検査結果や受け答えの様子から『酒気帯び』と判断した」と証言した上で、複数で立ち会うべき同検査を単独で行い、結果の記録書類に立ち会っていない同僚警察官の名前を虚偽記載していたと明らかにした。
 証言したのは福岡東署の男性警部補。ほかにも、飲酒検査で一度に膨らませるべき風船を2回に分けて吹いたのを容認▽酔いの程度を確かめるための直立、歩行テストをしなかった‐と認めた。記録書類に同僚警察官の名前を虚偽記載した理由については「現場は緊迫し、複数で対応できる状況でなかった」と説明。後に訂正した報告書を上司に提出したという。
 今林被告は飲酒検査前、この警官の前でペットボトルで水を飲み、記録は「呼気1リットル当たりアルコール分0.25ミリグラム」「言語・歩行能力などは正常」となっていた。
 酔いの程度は裁判の最大争点で、5人を被験者に再現実験した九大大学院の池田典昭教授(法医学)の証人尋問もあり、池田教授は「水を飲んだ後、全員の呼気中のアルコール濃度が低下した」と証言した。
 飲酒検査などの不手際について、福岡東署の坂本繁高副署長は「裁判中のことなのでコメントできない」としている。


罪状認否で危険運転致死を否定した理由は証拠開示の過程でこのような不手際が明らかになったためかもしれませんね。

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