弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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国連施設誘致委員会の役員 の 接近に注意

2010-10-28 | 刑事
「無罪にする」と3000万円詐取容疑 宮崎県警、男逮捕(西日本新聞) - goo ニュース

※引用


「無罪にする」と3000万円詐取容疑 宮崎県警、男逮捕
 
 宮崎県警は27日、県の補助金を不正受給した罪で有罪判決を受け最高裁に上告中だった社会福祉法人の元理事長に対し、国連関係者の知人に頼んで無罪にしてやると持ち掛け現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで大分県別府市石垣東、自称団体役員、菅和喜容疑者(59)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2006年9月中旬ごろ、実在しない「国連施設誘致委員会」の役員と名乗り、宮崎県延岡市の社会福祉法人の元理事長(58)に接近。福祉施設建設をめぐり、元理事長が補助金適正化法違反の罪に問われた裁判を無罪にしてやると偽り、手数料として現金3千万円をだまし取った疑い。

 元理事長は07年2月に懲役1年4月、罰金50万円の実刑判決が確定。現在は刑期を終え、理事長に戻っている。


どういう手段で欺もうしたのか、その詳細が知りたい。
3000万円出させたということはそれなりに説得力があったのか。


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43 コメント

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無罪にする という詐欺事件 (Unknown)
2011-01-19 10:55:05
宮崎県警延岡署が作成した逮捕状に記載されていたような犯罪事実は事後捜査によって犯罪事実は一切なかったという事でした。
故に宮崎県警の勇み足・誤認逮捕でした。
それを検察庁のほうが調査してくれただけです。
嫌疑不十分で不起訴。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-01-19 18:59:03
Unknownさま、コメントありがとうございました。
そのような結末だったのですか?
報道はそこまでフォローしないでしょうね。そういう情報はブリーフィングされないでしょうし。
そういう積み重ねも地味ですが必要ではないでしょうか。
私自身も、そういう犯罪が存在したような前提のコメントをしたことを反省します。
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無罪にする という詐欺事件 (Unknown)
2011-01-20 12:30:48
上山さま 

早速のご返事ありがとうございます。

先生の御返答の御言葉で上山先生の弁護士としての資質の良さと賢明さを感じました。


宮崎県警の第一のミスは、
被害者から提出された告訴状をどうした訳かそのまま鵜呑みにしてしまい、被疑者に対する捜査は一切無く逮捕に踏み切った訳です。
そういった行動に出た宮崎県警は当然起訴出来るものとしてガサ入れをやり逮捕したのでしょうが、本人を拘束し取り調べに入ったが、逮捕状に書かれてあった内容は被害者側が作為的に作成したまったくのでっち上げのことであり真実とは180度違ったものでした。

そこで被疑者は検察庁の調べで事実をお話しをし、検察庁のほうで本格捜査をやって貰ったのでした。
その結果、被疑者の話した事 被疑者の取った行動の裏取りが済み、結果的には被害者のほうが信憑性が無く犯罪事実とは違うという事が判り、被疑者は拘束に値せず。との理由で釈放になったのです。

実際に金員が動いたのは確かでした。
しかしその動いた金員は、当時被害者からの
被疑者に対しての十数件にも亘る依頼事に対しての金員であり、被害者からのその依頼事はすべて
被疑者の献身的な行動において成就しているのです。
包括的委任ということです。
今現在、被害者側の3法人が無事存続出来ているのもこの被疑者のお陰なのですから世の中皮肉なものです。
その当時被害者は依頼の毎に被疑者に土下座をし涙を流し懇願し、被疑者は爺婆様の為にそれを聞き入れ命懸けで奔走し被害者の願いを成就させていたのです。
人に対する恩などという言葉はここに限って皆無なようです。

そのとき動いた金員は総て被害者からの依頼事のために費消しており、不足分においても被疑者の方で費消までしていたのです。
被疑者は被害者からの金員は一銭たりとも着服した形跡は無かったという事は検察庁の捜査でも証明されました。

故に、被疑者は被害者を騙す必要は一切無く、金銭の着服も一切無かったのですから宮崎県警のいうような詐欺罪逮捕は間違っていたということになります。
そこで困ってしまった宮崎県警は又しても被疑者を別件で括ろうとし被疑者の周りを徹底的に捜査に入って誰彼構わず被害届の提出を依頼して回ったような次第だったようです。

最初に新聞を賑わした「国連の力を使って無罪に」という事も、検察・警察の調べでも、
被害者のほうが私文書・公文書の偽造という刑法を犯し、被疑者のことを「ハーバード大学卒業 国連職員 アメリカ大使館勤務」などという馬鹿げた嘘の経歴書を宮崎県保険部に提出していた訳です。

今回の事件は、被害者が警察まで騙し被害者面をして被害届を出したのが真相でした。
その理由は、被害者は被疑者に約束していた成功報酬を出すことを渋り、検事上がりの弁護士を雇い画策したリッパな「訴訟詐欺」だと考えています。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-01-20 12:59:10
Unknownさま、コメントありがとうございました。詳細な情報提供ありがとうございました。

日頃から、「逮捕されただけでは・・・」と言いながら、報道に一定の信用性を無条件に認めてしまう習性(擦り込みかな?)がなかなか抜けないようです。

事件の背景に面妖なイメージを持ちました。ご苦労されたことと拝察します。

それにしても、これに類する事件(警察権力が一つのストーリーで突っ走った事件)に関わると、権力の怖さが身に染みますね。
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Unknown (Unknown)
2011-01-20 15:30:49
早速のお返事ありがとうございます。

先生の文面に
「ご苦労されたことと拝察します」とあり、
本当に優しい想いやりの深い立派な弁護士なんだなあと目に浮かぶような清々しい気持ちになりました。
有り難う御座いました。

宮崎県警の逮捕状に書かれてあった事が事実であれば、
それは刑法でいう詐欺罪にあたり、当然検察庁で起訴され初犯とはいえ実刑7・8年は確定していた事でしょうが、
真実にあった事実とはまったく違うのですから被疑者は当然否認します。
そうしている内に20日の拘留期間が切れ、即
また遣っても居ない別件での逮捕。
また20日の拘留です。
当然また否認。

終いには容疑否認のまま起訴するのだろうかとも考えましたが・・・・、


やっぱり神様はいました。

真実はひとつです。


皆様に感謝感謝でした。



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Unknown (耳庵)
2011-01-31 20:02:31
「詐欺容疑の男性

 不起訴処分に」

 『被害者の供述疑問』


宮崎地検延岡支部は28日、宮崎県警が詐欺容疑で逮捕した別府市の男性(59)を嫌疑不十分で不起訴処分にした。

宮崎地検の児玉陽介次席検事は、「(被害者の)供述は具体性や合理性に欠け、信用性に疑問がある。 公判での立証は困難と判断した」 と
している。
男性はいずれの容疑も否認していた。


平成22年12月29日の朝刊の記事でした。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-02-01 08:49:18
耳庵さま、コメントありがとうございました。

検察の発表を文字通り受け止めると、警察の勇み足的なニュアンスを出したい雰囲気が感じられますね。

それにしても、怖いですね。
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Unknown (耳庵)
2011-02-01 11:57:40
ueyamaさんのお言葉通り宮崎県警のまったくの

初歩的な勇み足ですね。


地検は宮崎県警に対しても警告に等しい言い方

であったようです。

知 見のココロ 「宮警さんよ、今 全国的にも検察も警察も国民からどういった目で見られているのかをチャンと自覚してくれてなくっちゃ困るよ キミ!」
「ましてこういった立件も出来ないようなクソ事件を持って来て、点数挙げようなんて十年早いよ!」
「検察も警察も国民から存在意味・存在価値まで問われている時代なんだから・・・たのむよホントに」

「またここで誤認逮捕だの 違法逮捕だのと一騒動でも起こされたらまた事だよ」


聞くところによると、以前この偽被害者3法人のオーナーの働いた盗っ人の罪での逮捕が決まった時、彼らの粛清を求め、宮崎市と延岡市に右翼の街宣車が数日間にわたって街宣活動をしていた事がありましたね。この街宣活動に頭を抱えた3法人オーナーらが又しても依頼したのがこの事件の被疑者本人にだったのですが、
結果的には、夜依頼した次の日の朝には街宣車はいなくなっており、その後この3法人を攻めた街宣活動は一切なかったとの事。

モノの道理は、街宣車を即座に止める事が出来るという事は、裏を返せば、街宣車も即座に動かすことが出来る ということなのですから。


耳庵の私見「被疑者はオトナなんだからそういった手は使わないでしょうよ」。
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コメントありがとうございました。 (ueyama)
2011-02-02 11:25:28
耳庵さま、コメントありがとございました。

隣県ながら宮崎の事情は分からないのですが、上記のUnknownさまのコメントも総合すると、「恩を仇で返す」話しではないかと思いますし、これで、逮捕勾留されてしまうというのは、恐ろしいと思います。
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Unknown (耳庵)
2011-02-02 14:42:49
先生の仰られて居ます様に、


これは「恩を仇で返す」という典型の話です

ね。

日本の国の道徳の教えで「日本昔ばなし」

というのがありましたが、そのおはなしでは

そういった人様から受けた恩を何とも思わず

まして仇にして返すような輩の最後はどうなっ

ているのかのう・・・。

ワシがここで言わぬとも分かっている事じゃで

のう。


最近では、人の恩 というよりも、それ以前の

「感謝」という事自体を知らぬ人間が多くて

嫌になる事が多いのう。

皆が、本当の人間の心に立ち返り、謙虚に

「感謝」を思って暮らして行けたらそれはそれ

は素晴らしい国になるのにのう。




ワシの知り合いで、東京の御方で警察庁に

詳しいのから聴いた話では、


鹿児島県警は一流とのこと。

同じ九州の隣県でも、宮崎県警は四流と言って

おったよ。

「鹿児島県警だと、こんな馬鹿げた逮捕は

ありえない」ことだそうじゃ。



宮崎県警の方々、日々の職務に一層に励み、

冤罪のないように頼みますよ。

四流を口惜しがる気力を持ち、一流を目指す事

を爺は祈念して居ります。

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